7 普及のための阻害要因とその対策
8.1 CoBRIX ツール概要
8 CoBRAツールの評価・改善点
図 12 見積り機能のみの場合の初期画面
(2) サポートするプロセス
CoBRIXツールがサポートするプロセスは次のとおりである。
(a) 変動要因の抽出とモデル作成
当該組織における変動要因を熟練者に対するアンケートとブレーンストーミングに より抽出し決定するが、その過程の記録と分析をサポートする。
図 11では、「コスト要素のインポート」「関連コスト要因の確定」「エキスパートによ るランキング」「重要項目の選択」及び「要因関係モデルの構築」が対応する。
(b) 変動要因の定量化
熟練者から各変動要因の影響度合いについて 3 点で確認するが、その記録を行う機 能である(図 13参照)。図 11では、「要因関係モデルの定量化」「乗数の収集」(7)及び
「乗数の確定」が対応する。
図 13 変動要因の定量化記録画面
7 乗数とは、コスト増加分のパーセンテージを指す。
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(c) 過去プロジェクトの登録
過去のプロジェクトについて、規模、工数及び各変動要因に対するレベルを記録す る機能である。図 11では、「過去プロジェクトのタイプ」及び「過去プロジェクトの 分析」が対応する。
(d) モデル評価
構築したモデルの精度をはじめとして、その妥当性の検証をサポートする機能であ る。図 11では、「モデル評価」が対応する。
この機能では、図 14に示すような過去プロジェクトを使ったモデルの精度の評価結 果を示すことや、図 15に示すような過去プロジェクトデータの傾向を確認するための グラフ表示機能等が用意されている。
仮にモデルの精度が満足いくものでなかった場合は、図 11の「要因関係モデルの構 築」まで戻って改善のサイクルを実施する。
図 14 構築モデルの検証画面
図 15 過去プロジェクトデータの確認画面
(e) 新規プロジェクトの見積り
構築したモデルを使って新規にプロジェクトの見積りを行う機能である。図 11では、
「新規プロジェクト」「シミュレーション」及び「コスト推定」が対応する。
新規プロジェクトは、図 16に示す画面でプロジェクトの規模、プロジェクトのコス ト及び各要因のレベルを設定する。
「シミュレーション」の機能を実行すると、図 17の結果が示され、コストの分布及 びその平均値(見積り値)が分かる。また、さらに、プロジェクトによっては制約に よりコストが決まってしまう場合があるが、その値を指定することによって、どの程 度のリスクがあるかを、図 18に示す画面で確認することができる。
図 16 新規プロジェクト入力画面
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図 17 見積り結果表示画面
図 18 リスクアセスメント画面