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Camera Raw 画像ファイルを開いて処理

ドキュメント内 title_PoD (ページ 108-119)

1. 編集ワークスペースで、ファイル/開くを選択します。

2. ファイルを参照して 1 つ以上の Camera Raw ファイルを選択し、「開く」をクリックします。

Camera Raw ダイアログボックス内のヒストグラムは、画像の現在の設定での色調範囲を示します。設定の調整を行うと、ヒストグラムが

自動的に更新されます。

3. (オプション)ズームツールなどのコントロールや、シャドウクリッピングやハイライトクリッピングなどの、プレビュー上でクリッピング 領域を確認できるオプションを使用して、画像表示を調整します(Camera Raw 制御を参照してください)。

「プレビュー」を選択すると、変更した設定で画像のプレビューが表示されます。「プレビュー」の選択を解除すると、非表示のタ ブの設定と組み合わされて、現在のタブの変更前の設定での Camera Raw 画像が表示されます。

4. 画像を反時計回りに 90°または時計回りに 90°回転させるには、画像を回転ボタン をクリックします。

5. 以前の Camera Raw 画像で使用した設定、またはカメラの初期設定を適用するには、設定メニューからオプションを選択します(設定/前

回と同じ設定)。類似した撮影効果の画像をすばやく処理する場合などには、同じオプションを使用すると便利です(カメラのカスタム設 定を参照してください)。

6. (オプション)オプションを設定して、ホワイトバランスを調整します(Camera Raw 用のホワイトバランスコントロールを参照してくだ さい)。

Camera Raw ダイアログボックスで調整しながら、画像内のピクセルの RGB 値をモニターできます。ズームツール、手のひらツール、

ホワイトバランスツール、切り抜きツールをプレビュー画像の上に置くと、ポインターの下の RGB 値が表示されます。

7. 露光量、明るさ、コントラスト、および彩度を調整する各スライダーを使用して色調の調整を行います(Camera Raw ファイルの色調補正 と画像修正を参照してください)。

手動の調整を元に戻し、自動的に調整を行うには、「自動補正」を選択します。すべてのオプションを初期設定に戻すには、Alt キー(Mac

OS の場合は Option キー)を押しながら「初期化」をクリックします。

8. 次のいずれかの操作を行います。

Photoshop Elements Camera Raw 画像ファイル(Camera Raw 設定が適用されたもの)のコピーを開くには、「画像を開く」をク

注意:

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ページの先頭へ リックします。Photoshop Elements で画像を編集し、Photoshop Elements がサポートする各種の形式で保存できます。元の Camera Raw ファイルは、まったく変更されません。

調整をキャンセルし、ダイアログボックスを閉じるには、「キャンセル」をクリックします。

DNG ファイル(Digital Negative)に色調補正も含めて保存するには、「画像を保存」をクリックします(Camera Raw 画像への変更の 保存を参照してください)。

Digital Negative(DNG)形式は、Camera Raw ファイル向けに Adobe が提案する標準形式です。DNG ファイルには、カメラセン サーの生データと画像の外観を指定するデータが含まれているので、Camera Raw 画像を保管するときに便利です。Camera Raw 画像の設 定は、サイドカー XMP ファイルや Camera Raw データベースの代わりに、DNG ファイルに保存することもできます。

Camera Raw ファイルのシャープさの調整

シャープスライダーを使用すると、画像のシャープさを調整して、意図したとおりの鮮明なエッジを得ることができます。シャープ調整

は、Adobe Photoshop アンシャープマスクフィルターのバリエーションです。この調整では、指定した基準に基づいて周囲のピクセルと異なるピ

クセルを検索し、そのピクセルのコントラストを指定した量だけ増やします。Camera Raw ファイルを開くと、Camera Raw プラグインで、カメ ラモデル、ISO、露光量補正を基にして使用するしきい値が計算されます。シャープをすべての画像に適用するか、またはプレビューだけに適用す るかを選択できます。

1. プレビュー画像に 100 %でズームします。

2. 「ディテール」タブをクリックします。

3. シャープスライダーを右に移動するとシャープが増加し、左に移動すると減少します。値を 0 にすると、シャープ調整がオフになります。一 般に、ノイズの少ない画像の場合、シャープスライダーは低めの値に設定します。

Photoshop Elements で画像を詳細に編集しない場合は、Camera Raw のシャープスライダーを使用します。Photoshop Elements で画像 を詳細に編集する場合は、Camera Raw のシャープ調整をオフにします。そして、他の編集やサイズ変更の作業をすべて完了した後、最 後の手順として Photoshop Elements のシャープフィルターを使用します。

Camera Raw 画像のノイズの軽減

Camera Raw ダイアログボックスの「ディテール」タブには、画像のノイズや画質を劣化させる斑点を軽減するためのコントロールがあります。

画像のノイズには、画像の粒子を粗く見せる輝度(グレースケール)ノイズと、通常は画像内にカラーの斑点として表示される彩度(カラー)ノ イズがあります。高めの ISO 感度またはあまり精巧ではないデジタルカメラで撮影した写真には、かなりのノイズが入ることがあります。

輝度スライダーを右に移動するとグレースケールノイズが低減し、カラースライダーを右に動かすと彩度ノイズが低減します。

輝度またはカラーを調整するときに、プレビュー画像を 100 %にしておくと画像が見やすくなります。

輝度をスムーズにスライダーを右に移動するとグレースケールノイズが低減します。

Camera Raw 画像への変更の保存

Camera Raw ファイルへの変更を保存できます。Camera Raw ダイアログボックスでは、変更した Camera Raw 画像を .dng ファイルに保存しま

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ズームツール

手のひらツール

ホワイトバランスツール

切り抜きツール

角度補正ツール

赤目修正

環境設定ダイアログを開く 回転ボタン

す。ファイルを保存しても、Photoshop Elements で自動的に開きません。(Camera Raw ファイルを開くには、他のファイルの場合と同じように

「開く」コマンドを使用します。その後、ファイルを編集し、他の画像と同じようにファイルを保存できます)。

1. Camera Raw ダイアログボックスで、1 つ以上の Camera Raw 画像に調整を適用します。

2. 「画像を保存」ボタンをクリックします。

3. 複数のファイルを保存する場合は、保存オプションダイアログボックスで、ファイルの保存場所と命名方法を指定します。

その他のオプション:

高速読み込みデータを埋め込み:DNG ファイルに Raw 画像のかなり小さなコピーを埋め込み、Raw 画像プレビューのスピードを上げ ます。

非可逆圧縮を使用:DNG ファイルのサイズを小さくして、画質の低下を招きます。アーカイブする目的で保存する Raw 画像に対しての み使用することをお勧めします。プリントや制作(その他の使用)には使用しないでください。

4. 「保存」をクリックします。

編集ワークスペースで Camera Raw 画像を開く

Camera Raw ダイアログボックスで Camera Raw 画像を処理すると、編集ワークスペースでその画像を開いて編集することができます。

1. Camera Raw ダイアログボックスで、1 つ以上の Camera Raw 画像に調整を適用します。

2. 「画像を開く」ボタンをクリックします。Camera Raw ダイアログボックスが閉じて、編集ワークスペースで写真が開きます。

設定とコントロール

Camera Raw 制御

プレビュー画像のどこかをクリックすると、既定のプレビュー倍率が 1 レベル大きくなります。Alt キー(Mac OS の場合は Option キー)を押しながらクリックするとズームアウトします。プレビュー画像でズームツールをドラッグすると、選択範囲にズームインします。ズー

ム倍率を 100 %に戻すには、ズームツールをダブルクリックします。

プレビューウィンドウに画像全体が表示されていない場合に、プレビューウィンドウ内の画像を移動します。別のツールから手の ひらツールに切り替えるには、スペースバーを押します。手のひらツールをダブルクリックすると、ウィンドウに合わせてプレビュー画像を調整 できます。

クリックした領域を中間調のグレーに設定して、不適切な色合いを取り除き、画像全体のカラーを調整します。「色温 度」と「色かぶり補正」の値は、カラー調整に伴い変化します。

画像の一部を切り抜きます。このツールを使用して、プレビュー画像で残しておきたい部分をドラッグして選択し、Enter キーを 押します。

角度補正ツールを使用すると、画像を垂直または水平方向に整列し直すことができます。また、角度補正を適用した画像に合わせ て、カンバスの切り抜きやサイズ変更を行うこともできます。

フラッシュにより赤く写った人の目や、白または緑に写った動物の目を修正します。

Camera Raw の環境設定ダイアログを開きます。

写真を反時計回りまたは時計回りに回転します。

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