統合ファイル・システムのメニューおよび表示画面から実行できる操作はすべて、制御言語 (CL) コマンド を入力しても実行できます。 これらのコマンドは、統合ファイル・システム・インターフェースを介して アクセス可能なすべてのファイル・システムのファイルや他のオブジェクトに使用することができます。
CL コマンドを使用したアクセス
統合ファイル・システムのメニューおよび表示画面から実行できる操作はすべて、制御言語 (CL) コマンド を入力しても実行できます。 これらのコマンドは、統合ファイル・システム・インターフェースを介して アクセス可能なすべてのファイル・システムのファイルや他のオブジェクトに使用することができます。
表 1 は、統合ファイル・システム・コマンドの要約です。ユーザー定義のファイル・システム、ネットワ ーク・ファイル・システム、およびマウントされている一般的なファイル・システムに関連した CL コマ ンドについての詳細は、 36ページの『ユーザー定義ファイル・システム (UDFS)』および 70ページの
『ネットワーク・ファイル・システム (NFS)』を参照してください。あるコマンドがある DOS コマンドと 同じ操作を実行する場合は、DOS ユーザーの便宜のために別名 (代替コマンド名) が提供されます。
表7. 統合ファイル・システム・コマンド
コマンド 説明 別名
ADDLNK3 リンクの追加。ディレクトリーとオブジェクトの間にリンクを追加
する。
ADDMFS3 マウント・ファイル・システムの追加。エクスポートされたリモー
ト・サーバー・ファイル・システムを、ローカル・クライアント・
ディレクトリーに入れる。
MOUNT
表7. 統合ファイル・システム・コマンド (続き)
コマンド 説明 別名
APYJRNCHG2 3 ジャーナルされた変更の適用。ジャーナル項目を使用して、ジャー
ナル対象オブジェクトが保管された後の変更内容を適用したり、特 定の時点までの変更を適用する。
CHGATR3 属性の変更。単一のオブジェクト、およびオブジェクトのグループ
の属性を変更する。または、ディレクトリーとその内容、およびす べてのサブディレクトリーの内容の属性が変更されたディレクトリ ー・ツリーの属性を変更する。
CHGAUD3 監査値の変更。オブジェクトの監査をオンまたはオフに切り替え
る。
CHGAUT3 権限の変更。ユーザーまたはユーザー・グループにオブジェクトに
対する特定の権限を与える。
CHGCURDIR3 現行ディレクトリーの変更。現行ディレクトリーとして使用するデ
ィレクトリーを変更する。
CD、CHDIR
CHGJRNOBJ2 3 ジャーナル・オブジェクトの変更。オブジェクトに対するジャーナ
ル処理を終了および再始動せずに、 1 つのオブジェクトまたはオ ブジェクトのリストのジャーナル属性を変更する。
CHGNFSEXP ネットワーク・ファイル・システムのエクスポートの変更。 NFS
クライアントにエクスポートされたエクスポート表に対して、ディ レクトリー・ツリーの追加や除去を行う。
EXPORTFS
CHGOWN3 所有者の変更。オブジェクトの所有権を別のユーザーに移す。
CHGPGP3 1 次グループの変更。 1 次グループを別のユーザーに変更する。
CHKIN3 チェックイン。以前にチェックアウトされたオブジェクトをチェッ
クインする。
CHKOBJITG3 オブジェクト保全性の検査。オブジェクトの保全性の違反があるか
どうかを検査する。
CHKOUT3 チェックアウト。他のユーザーがオブジェクトを変更しないよう
に、オブジェクトをチェックアウトする。
CPY3 コピー。 1 つのオブジェクトまたはオブジェクトのグループをコ ピーする。
COPY
CPYFRMSTMF3 ストリーム・ファイルからのコピー。ストリーム・ファイルからデ
ータベース・ファイル・メンバーにデータをコピーする。
CPYTOSTMF3 ストリーム・ファイルへのコピー。データベース・ファイル・メン
バーからストリーム・ファイルにデータをコピーする。
CRTDIR3 ディレクトリーの作成。システムに新しいディレクトリーを追加す
る。
MD、MKDIR
CRTUDFS3 UDFS の作成。ユーザー定義ファイル・システムを作成する。
CVTDIR ディレクトリーの変換。 *TYPE1 フォーマットから *TYPE2 フォ
ーマットへの統合ファイル・システム・ディレクトリーの変換に関 する情報を提供する。
CVTRPCSRC RPC ソースの変換。入力ファイルから C コードをリモート・プロ
シージャー・コール (RPC) 言語で生成する。
RPCGEN
DLTUDFS3 UDFS の削除。ユーザー定義のファイルを削除する。
表7. 統合ファイル・システム・コマンド (続き)
コマンド 説明 別名
DSPATR 属性を表示します。 1 個のオブジェクトの属性、指定されたパタ
ーンと一致するすべてのオブジェクトの属性、または指定されたサ ブツリー内のすべてのオブジェクトの属性を表示します。
DSPAUT 権限の表示。オブジェクトの許可ユーザーおよびその所有している
オブジェクト権限のリストを表示する。
DSPCURDIR 現行ディレクトリーの表示。現行ディレクトリーの名前を表示す
る。
DSPJRN2 3 ジャーナルの表示。ジャーナル項目 (1 つまたは複数のレシーバー
に入っている) を外部表記に適切な形式に変換する。
DSPLNK オブジェクト・リンクの表示。ディレクトリー内のオブジェクトの
リストを表示して、オブジェクトの情報を表示するオプションを提 供する。
DSPF ストリーム・ファイルの表示。ストリーム・ファイルまたはデータ ベース・ファイルを表示する。
DSPMFSINF マウント・ファイル・システムの情報の表示。マウントされている
ファイル・システムに関する情報を表示する。
STATFS
DSPUDFS UDFS の表示。ユーザー定義のファイル・システムを表示する。
EDTF ストリーム・ファイルの編集。ストリーム・ファイルまたはデータ ベース・ファイルを編集する。
ENDJRN2 3 ジャーナルの終了。オブジェクトまたはオブジェクトのリストの変
更に関するジャーナル処理を終了する。
ENDNFSSVR ネットワーク・ファイル・システム・サーバーの終了。サーバーお
よびクライアント上の 1 つまたはすべての NFS デーモンを終了 する。
ENDRPCBIND RPC バインド・プログラム・デーモンの終了。リモート・プロシ
ージャー・コール (RPC) RPCBind デーモンを終了する。
MOV3 移動。オブジェクトを別のディレクトリーに移動させる。 MOVE
PRTDIRINF ディレクトリー情報の出力。ディレクトリー情報の検索
(RTVDIRINF) コマンドによって収集された、統合ファイル・シス
テム内のオブジェクトに関するディレクトリー情報を出力する。
RCLLNK3 オブジェクト・リンクの再利用 使用中のマウントされたファイ
ル・システムの問題を識別して、可能な場合は、それを訂正する。
RCVJRNE2 3 ジャーナル項目の受信。 指定されたユーザー出口プログラムがジ
ャーナル項目を継続して受信できるようにする。
RLSIFSLCK3 統合ファイル・システムのロック解除。 NFS クライアントによっ
て保持された、またはオブジェクトに対して保持されたすべてのバ イト範囲ロックを解除する。
RMVDIR3 ディレクトリーの除去。システムからディレクトリーを除去する。 RD、RMDIR
RMVLNK3 リンクの除去。オブジェクトへのリンクを除去する。 DEL、ERASE
RMVMFS3 マウント・ファイル・システムの除去。エクスポートされたリモー
ト・サーバー・ファイル・システムを、ローカル・クライアント・
ディレクトリーから除去する。
UNMOUNT
RNM3 名前変更。ディレクトリー内のオブジェクトの名前を変更する。 REN
||
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表7. 統合ファイル・システム・コマンド (続き)
コマンド 説明 別名
RPCBIND RPC バインド・プログラム・デーモンの開始。リモート・プロシ
ージャー・コール (RPC) RPCBind デーモンを開始する。
RST3 復元。オブジェクトまたはオブジェクトのグループを、バックアッ プ装置からシステムにコピーする。
RTVCURDIR 現行ディレクトリーの検索。現行ディレクトリーの名前を検索し、
指定された変数に入れる (この変数は CL プログラムで使用され る)。
RTVDIRINF ディレクトリー情報の検索。統合ファイル・システム内のオブジェ
クトの属性を収集する。
RTVJRNE2 3 ジャーナル項目の検索。 特定のジャーナル項目を取得して、その
結果を CL 変数中に入れる。
SAV3 保管。オブジェクトまたはオブジェクトのグループを、システムか らバックアップ装置にコピーする。
SNDJRNE2 3 ジャーナル項目の送信。ユーザー・ジャーナル項目を、オプション
でジャーナル・オブジェクトと関連付けて、ジャーナル・レシーバ ーに追加する。
STRJRN2 3 ジャーナルの開始。特定のジャーナルへの (オブジェクトまたはオ
ブジェクトのリストに加えた) ジャーナル処理の変更を開始する。
STRNFSSVR ネットワーク・ファイル・システム・サーバーの開始。サーバーお
よびクライアント上の 1 つまたはすべての NFS デーモンを開始 する。
WRKAUT 権限の処理。ユーザーとその権限のリストを表示し、ユーザーの追
加、ユーザー権限の変更、ユーザーの削除などのオプションを提供 する。
WRKLNK オブジェクト・リンクの処理。ディレクトリー内のオブジェクトの
リストを表示して、オブジェクトを処理するオプションを提供す る。
WRKOBJOWN1 所有者によるオブジェクトの処理。ユーザー・プロファイルが所有
するオブジェクトのリストを表示し、オブジェクトを処理するオプ ションを提供する。
WRKOBJPGP1 1 次グループによるオブジェクトの処理。 1 次グループが制御す
るオブジェクトのリストを表示し、オブジェクトを処理するオプシ ョンを提供する。
注:
1. WRKOBJOWN コマンドおよび WRKOBJPGP コマンドは、すべてのオブジェクト・タイプを表示しますが、す
べてのファイル・システムで機能するわけではありません。
2. 詳細については、IBM i Information Center の『ジャーナル管理』を参照してください。
3. これらのコマンドは Unicode に対応しています。詳細については、IBM i Information Center の『制御 言語でのユニコード対応 (Unicode support in control language)』を参照してください。
関連概念:
25ページの『ファイル・システム』
ファイル・システムは、論理単位として編成された記憶域の特定のセグメントへのアクセスを提供します。
システムの論理単位とは、ファイル、ディレクトリー、ライブラリー、およびオブジェクトです。