14. 解説
14.2 CISPR 24 Ed.2.0 からのデビエーションについて
CISPR 24 Ed.2.0からのデビエーションを表14-1に示す。
表14-1 CISPR 24 Ed.2.0からのデビエーション N
O
項目 記載 箇所
CISPR 24 Ed.2.0
本ガイドライン 理由 1 用 語 の
定義
第1部 3項
(3)情報技術装置 以 下 の よ う な 装 置:
a)データ、または 通信メッセージの 入力、蓄積、表示、
変換、伝送、処理、
スイッチング、ま たは制御のいずれ かの主機能を持つ もので、通常、情 報の転送を行わせ るために、一つ以 上の端末ポートを 持つこともある。
b)定格電源電圧が 600V を 超 え ない もの
(3)情報技術装置 CIAJが所掌してい る通信装置。但し、
電波法に該当する機 器で、電波法により 定められた基準があ る場合は、電波法に 従い本規格の適用範 囲外とする。
適用範囲を当協会の 所掌範囲として明確 化するため。
2 - (20)基準大地面
(21)擬似手 (22)音響カプラ (23)遮音箱
(20):第2部~8部で 使用されるため (21)~(23):第3部、
第 6 部で使用される ため追加。
3 サージ 第1部
表10-2 表10-3 表10-4
Tr/Th T1/T2 記号表記を JIS に合
わせるため。
4 フ ァ ス ト ト ラ ン ジ ェ ント・バ ースト
第1部 表10-2 表10-4
Tr/Th Tr/Td 記号表記を JIS に合
わせるため。
5 電 圧 デ ィップ
第1部 表10-4
25サイクル 25サイクル(50Hz)
30サイクル(60Hz)
国内の事情に合わせ るため。
6 短 時 間 停電
第1部 表10-4
250サイクル 250サイクル(50Hz)
300サイクル(60Hz)
国内の事情に合わせ るため。
7 xDSL
端 末 機 器 の フ ァ ス ト ト ラ ン ジ ェ ン ト・バー スト・イ ミ ュ ニ テ ィ 試 験
第1部 11.3.3 項
xDSL 通信ポート に本試験を適用の 際、100kHzの繰返 し速度(バースト
長0.75ms)を使用
すること。
xDSL 通信ポートに 本試験を適用の際、
100kHz の繰返し速
度 ( バ ー ス ト 長 0.75ms)を使用する こと。
試験時間は 1 分間以 上とする(1 分間と いう規定は試験時間 の短縮のため)が、
妨害信号があると自 動的にリトレインす る能力がある場合に 不都合が発生しない ように、試験時間は 1 分間の休止で区切 った5秒間の連続し たノイズを 12 回に 分 割 し て 印 加 す る 13 分間の試験に変 更 で き る こ と と す る。全体の試験時間
(13分間)の間、性 能判定基準Bを適用 する。
CIAJは、ITU-T勧告 K.48 “7.8.2.3.1 Special condition for burst test”に記載さ れた「通信速度可変サ ービスに関するバー スト雑音の個別試験 条件」の内容の追加を 主張したものの、
CISPR 24
Ed.2.0Annex.Hには 反映されなかった。
本書では、IEC 61000-4-4の8.2項の 内容を踏襲して、
ITU-T勧告K.48も合 わせて引用する。
8 温 湿 度 条件
第1部 12項
- JIS C60068-1:1993
から引用
試験環境の明確化の ため。
表14-1のNO4の補足
【ITU-T勧告K.48 “7.8.2.3.1 Special condition for burst test”より抜粋引用】
注)5秒間のノイズ印加を導入した理由は、DSLシステムの動作はITU-T勧告G.997.1に基 づき5秒間以上の範囲で監視されることを考慮している。1分間の休止は、1分間以上の連続し たデータエラーによりリトレインが発生することから、リトレインの発生を防ぐために必要で ある。
ITU-T勧告G.997.1によると、DSLの局側装置は5秒間以上回線状態を観測することになっ ている。もし、この間に観測された伝送エラー検出が定義されたレベルを超えると、局側装置 はリトレインを要求する。このリトレインは印加された電気的ファストランジェントノイズに 対する耐性に欠けることによる異常と解釈できる。1分間のノイズの休止はこれを避けるため
に設けた。
上記方法の選択は、IEC 61000-4-4の8.2項の下記の内容に由来する。
「1分間以上という試験時間(1分間という規定は試験時間の短縮のためであるが、同期上 の不都合が発生しないように、試験時間は10 秒間の休止で区切った10秒間の連続したノ イズを 6 回に分割して印加してもよい。実環境下では、バーストノイズは単独事象として ランダムに発生する。供試装置の信号にバーストノイズを同期させることは意図していな い。製品委員会は他の試験時間を選択することも可能である。)」
図14-1 可聴雑音に関する規制値
以上
通信装置におけるイミュニティ試験ガイドライン 第2.01版
第2部 静電気放電イミュニティ試験 目 次
1. 適用範囲... 1 2. 目的... 1 3. 用語の定義... 1 4. 試験仕様... 2 4.1 印加箇所... 2 4.2 印加回数... 2 4.3 試験レベル... 2 5. 静電気放電試験器... 2 5.1 静電気放電試験器の特性および性能... 3 5.2 静電気放電試験器の特性の確認... 5 5.3 静電気放電構成の検証... 6 6. 試験配置... 7 6.1 試験室で行う型式試験の試験配置... 7 6.1.1 卓上型供試装置... 8 6.1.2 床置型供試装置... 9 6.1.3 非接地供試装置... 10 6.2 設置後試験時の試験配置... 14 7. 試験手順... 15 7.1 試験室の環境条件... 15 7.2 試験の実施... 16 7.2.1 接触放電試験... 16 7.2.2 気中放電試験... 18 7.2.3 間接放電試験... 18 8. 試験結果の評価... 18 9. 解説... 19 9.1 試験の種類と放電チップ... 19 9.2 国際規格との相違点... 19
[図のリスト]
図5-1 静電気放電試験器の簡易ダイアグラム... 3 図5-2 静電気放電試験器の放電電極... 4 図5-3 4kVでの理想接触放電電流波形... 5 図5-4 静電気放電試験器の特性を校正するための典型的な構成... 6 図6-1 卓上型供試装置の試験構成例... 8 図6-2 床置型供試装置の試験構成例... 9 図6-3 非接地卓上型供試装置に対する試験構成例... 11 図6-4 非接地卓上型供試装置に対する試験構成例(除電ブラシによる除電).... 12 図6-5 非接地床置型供試装置に対する試験構成例... 13 図6-6 設置後試験の構成例... 15
図7-1 2極のみの給電線およびプラグを持つ供試装置の電源装置... 16
[表のリスト]
表5-1 波形パラメータ... 5 表7-1 コネクタへの静電気放電の印加ケース... 17