休憩( 2 日目)
森林浴が有意に尿中ストレスホルモンを減少させる が、
旅行は尿中ストレスホルモンに影響しない
*
*: p<0.05 〈森林浴前との比較)
一般旅行
0 1 2 3 4 5 6
旅行前 1日目 2日目
森林浴
0 1 2 3 4 5 6
森林浴前 1日目 2日目
ug/ gC r
*
Li Q et al. Int J Immunopathol Pharmacol. 2008;21(1):117-27.
森林浴がストレスホルモンを減少させる ( 女性)
**:p<0.01
Li Q. et al. J Biol Regul Homeost Agents 2008;22(1):45-55.
尿中アドレナリン濃度
0 2 4 6 8 10
森林浴前 森林浴1日 2日
u g/ g Cr e at in in e
** **
68%低下
↓
森林浴がストレスホルモンを減少させる ( 女性)
50 55 60 65 70 75 80 85
森林浴前 森林浴1日 2日
ug/g Creatinine
尿中ノルアドレナリン濃度
**
**:p<0.01 森林浴前との比較
Li Q. et al. J Biol Regul Homeost Agents 2008;22(1):45-55.
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0
コルチゾール
**
Before After
Serum cortisol concentration (μg/dℓ)
森林セラピーが中高年男性の尿中アドレナ リン及び血清中コルチゾールを減少させる
0 2 4 6 8 10 12 14
16
*
Before After Urinary adrenaline concentration (μg/g creatinine)
Figure 1. Effect of forest therapy on urinary adrenaline. N = 9, mean
± SE. *P < 0.05, paired t-test
Ochiai H, Ikei H, Song C, Kobayashi M, Takamatsu A, Miura T, Kagawa T, Li Q, Kumeda S, Imai M, Miyazaki Y.
Physiological and psychological effects of forest therapy on middle-aged males with high-normal blood pressure. Int J Environ Res Public Health. 2015 Feb 25;12(3):2532-42.
Figure 2. Effect of forest therapy on serum cortisol. N = 9, mean ±
SE. **P < 0.01, paired t-test
尿中アドレナリン 血清中コルチゾール
森林セラピーが中高年男性血清中 コルチゾールを減少させる
N=16, mean ± SE.
**: p<0.01, #: p=0.053
Li Q, et al. A day trip to a forest park increases human natural killer activity and the expression of anti-cancer proteins in male subjects.
J Biol Regul Homeost Agents. 2010 Apr-Jun;24(2):157-65.
日帰り森林浴が血中 adiponectin の濃度を有意に 増加させることも判明した
*: p<0.05 散策前との比較
都市 森林
アデイポネクチンは 脂肪から分泌されたホ ルモンで、動脈硬化予 防効果やアンチエージ ング効果があると報告
されている。
Li et al: Eur J Appl Physiol.
2011;111(11):2845-53.
森林セラピーによる高血圧症の予防機序
森林セラピー
(森林環境)
アドレナリン↓
ノルアドレナリン↓
コルチゾール↓
交感神経 ↓ 副交感神経 ↑
レニン・アンジ オテンシン系 ↓
血圧降下
ストレス ↓
森林の力でココロを癒す
森林セラピーによるうつ病の予防効果
①森林浴が緊張・不安、憂うつ・落ち込み、
怒り・敵意、疲労、混乱を低下させ、活気 を高める。
②森林浴が有意に自覚症状を減少させる。
③森林浴が有意にストレスホルモンを減少
させる。
森林浴が緊張・不安、憂うつ・落ち込み、怒り・敵意、疲 労、混乱を低下させ、活気を高める
(2007智頭町実験結果)
POMS 平均値+SE (n=53)
0 10 20 30 40 50 60
緊張・不安 抑うつ・落ち 込み 怒り・敵意 活気 疲労 混乱
T得点
森林浴前 森林浴後
**
** **
**
** **
**:p<0.01
森林浴による感情、気分などへの影響(男性)
POMS T得点の変化
30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50
斑尾到着 湿原
散策後
朝 ブナ
散策後
昼食 スギ
散策後
T得点
緊張・不安 抑うつ・落込み
怒り・敵意 活気
疲労 混乱
Li Q. et al., Int J Immunopathol Pharmacol. 2007;20(S2):3-8.
森林浴が活気を高め、緊張・不安、抑うつ・落ち込 み、敵意・怒り、混乱、疲労を改善する(女性)
30 35 40 45 50 55 60 65
電車内 散策前 散策後 散策前 散策後 散策前 散策後
得点
POMS平均値(女性)
緊張 抑うつ 怒り 活気 疲労 混乱
森林浴が自覚症状を減少させる
( 2006 智頭町実験結果)
自覚症状アンケート(Mean+SE, n=49)
0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5
Ⅰ群 Ⅱ群 Ⅲ群
自覚症状分類
得点
森林浴前 森林浴後
**
** **
Ⅰ群:ねむけとだるさ(活力の低下)
Ⅱ群:注意集中の困難(気力の低下)
Ⅲ群:身体違和感
(ⅠとⅢは身体症状、Ⅱは精神症状)
**:p<0.01
森林浴が自覚症状を減少させる
( 2007 智頭町実験結果)
自覚症状アンケート(Mean+SE, n=60)
0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4
Ⅰ群 Ⅱ群 Ⅲ群
自覚症状分類
得点
森林浴前 森林浴後
**
** **
Ⅰ群:ねむけとだるさ(活力の低下)
Ⅱ群:注意集中の困難(気力の低下)
Ⅲ群:身体違和感
(ⅠとⅢは身体症状、Ⅱは精神症状)
**:p<0.01
高頻度の森林散策が日常のメンタルヘルスに及ぼす影響:大規模疫学調査J-MICC Study静岡地区より
*森田 えみ,川合 紗世, 内藤 真理子
【方法】
日本多施設共同コーホート研究 (J-MICC
Study) 静岡地区(人間ドック受診者)のベー
スライン調査 (BL) 、及び、約 5 年後の 2 次調 査 (2 次 ) に参加し、有効回答をした 3,395 人 ( 男性 2,325 人 , 女性 1,070 人 ,BL 時の平均年 齢 52.3 ± 8.5 歳 ) を解析対象とした。日常で のメンタルヘルス不良は、 GHQ-12 > 4 点と 定義した。
【結果と考察】
BL,2 次ともに月 1 回以上森林散策を行って いた群 (n=293) は、約 5 年後にメンタルヘル ス不良を発症していた人の割合は 10.9% 、 一方、 BL,2 次ともに年数回以下の群
(n=1824) では 19.4% で、有意な差が認めら れた (p<0.001) 。高頻度での森林散策はメ ンタルヘルス不良の予防に寄与することが 示唆された。
0 5 10 15 20 25
月1回以上 年数回以下
%
メンタルヘルス不良率(%)
第128回日本森林学会大会 2017/03/26 - 2017/03/29