Winny における匿名性の実現
B から A へのファイル転送
1.B
がFile
を持っているという情報 が流れる(
①)
2.
A
は近くのマシンからFile
の検 索を行う( ② )
3.
C
によって, A
はFile
をB
が持っているとわかる
4.
C
はB
へ, File
を要求する5.
A
はC
へ, File
を要求するC ①
②
②
B
Winny
における通信の暗号化と完全性B A
C
File
z
通信の暗号化z
転送されるファイル
z
中継ノードに残るキャッ シュファイル
z
通信の完全性z
MD5 による破損 , 改竄検 出
z
一定ブロックごとにチェック
B から A へのファイル転送
File
Cache
* ファイル転送を中継したノード(C) は, 転送したファイルのタイトルや内 容を知ることはできない
暗号化
Winny の技術
z
検索範囲の拡大z 中継ノードが検索と広告を組合わせる
z
検索効率の向上z コンテンツの嗜好に応じたクラスタリング
z 中継ノードがコンテンツの複製を持つ
z
ファイル取得効率の上昇z 多重ダウンロードの採用
z
参加者の匿名性の保守z ファイルの暗号化
z 中継ノードを介したデータ受信
Unstructured P2P
の 欠点は減少させるが トラフィック量は増加著作件侵害に関連 する技術的トピック
Winny とネットワークトラフィック
z
2003 年 11 月 27 日に逮捕者が出た段階で日本中のトラフィッ クは 2 割減少した
http://www.mfeed.ad.jp/jpnap/fr-traffic.html
オーバーレイマルチキャスト
IP マルチキャスト技術の問題点
Source
10Mbps 10Mbps
10Mbps 10Mbps
マルチキャスト対応ルータに求められる機能
・マルチキャストグループ管理
・マルチキャストルーティング
IP
マルチキャストを利用するにはルータのマルチキャストサポートが必要不可欠オーバーレイマルチキャスト技術
Source
オーバーレイリンク
オーバーレイマルチキャストの特徴①
・マルチキャストルータ不要
・アプリケーション間で勝手にツリー構築
オーバーレイマルチキャスト技術
Source
オーバーレイリンク
20Mbps 10Mbps
10Mbps
オーバーレイマルチキャストの特徴②
・物理トポロジ依存しない配信であるため、ツリーの 構築基準次第でネットワーク負荷が高くなることがある
※例えばコンテンツの嗜好でクラスタリングするなど。。
30Mbps
20Mbps
オーバーレイマルチキャストの難しさ
z コンテンツのリアルタイム性の維持
z
伝送遅延を出来る限り抑えた効率的な配信が必要z
配信ツリーの構築基準の選択が重要!!z
不適当なメトリックに応じてツリーを構築すると…
不必要なネットワークトラフィックが増加してしまう
同じ内容のデータがネットワーク上を行ったり来たりする
z
構築基準の例
RTT
(Round Trip Time
) 計算機の処理能力
リンク帯域の大きさ
コンテンツへの嗜好 などなど
オーバーレイマルチキャスト実現の一手法
z Narada
の場合z
1.
コントロール・トポロジの作成z 各ノードがお互いの生存確認 を行い、トポロジの分離を回避
z メッシュと呼ばれる事が多い
z
2.
データ・トポロジの作成z コントロールトポロジを利用し て配信ツリーを構築する
z
DVMRPを利用
オーバーレイマルチキャストと符号化技術
z アプリケーション層でマルチキャストを実現
z
中継ノードは様々な処理をアプリケーション層で実現z
データ量の削減 (Layered Coding
)z
再エンコーディング (Network Coding
) などなどSource Relay Relay
P2P 技術と課金サービス
P2P 流通網への期待
z P2P
流通網への期待z 流通の中抜きによる価格引下げ
z 著作者からユーザーへの直接的な流通の可能性
z コスト問題から無視されてきたマイナー著作物の流通整備
z 参入コストの低さによる様々な著作物の流通市場の整備
z P2P
流通網の整備に必要とされる要素z セキュリティ対策
z コピープロテクト対策
z プライバシー保護対策
z 課金
/
コンテンツ配信モデルz ネットワークトラフィックの低減
P2P 時代のビジネスモデル
z
ビジネスモデルがしっかりしていれば、みんな買うz
iTunes Music Store
z
99
セントで、欲しい曲がすぐ、簡単に、正規に手に入るz
Skype
z
Skype
ユーザ同士の会話はただz 公衆電話網と接続したり、ボイスメールに課金
z
消費者の視点に立った既存の枠組みを超えた仕掛けP2P のこれから
P2P 技術と分散処理
z
ネットワークに繋がったコンピュータ群を一つのコン ピュータと見立てるz
→Grid
コンピューティングの発想z 電力網を意味する「
Power Grid
」に由来z 他人の余っている資源を拝借する
z 自分の余っている資源を提供する
z
資源z
CPU
z
HDD
z 回線帯域
z
CPU
を束ねて高速な処理を行うだけでなく、データストレージを 束ねて大規模なデータベースを構築するといったことも 。資源共有、分散データストア: OceanStore
z 世界中の計算機で共有される巨大ストレージ
z
地球規模を想定z 100
億台のコンピュータz 10
10テラバイト(1
億PB)
のデータz
ピュアP2P
モデルP2P
ネットワーク全体が一つの巨大なファイル置き場処理分散、巨大計算機: SETI@home
z
SETI
(Search for Extra-Terrestrial Intelligence:
地球外知性探査)
z 地球外からの電波を探査し、
知性の証拠を探る計画
z 膨大な資源が必要
z 電波望遠鏡での観測時間
z データ解析のCPU時間
z
SETI@home
z 世界中のマシンの空き時間 を用いてデータを解析
z
39
万のユーザ(2005
年8
月)
http://setiathome.ssl.berkeley.edu/
All IP Computing
z
各パーツ(CPU, Memory, DISK, Display, Keyboard, Mouse
等)
がそれぞれ内部バスによって接続されているz ネットワークが高速となった今、バスも
IP
化できないものか?z
利用例z 家から大学のコンピュータに、手元のキーボード、マウス、
Display
を使って操作(IP
ネットワークで計算機をグルーピング)z スーパコンピュータでは計算機の数が膨大になるため、共有で きるリソースは共有した方がコスト/スペース的に有利(キー ボード、ディスプレイ他)
All IP Computing
z いくつかのデバイスは既にトライされてきている
z
iSCSI(
ネットワーク型ストレージ)z
USB/IP Project (http://usbip.naist.jp/)
z
AnywhereUSB
(http://www.ibsjapan.com/ION/AnywhereUSB.htm)
z 現在、村井研究室では東京大学との共同研究で実証実験/研究 開発を行っている段階
z 超低遅延高速
(
光)
ネットワーク技術z
IP/UDP/TCP/AnyL4
のチューニングz
IP
の周辺技術(デバイスのバインド、デバイス探索他)z 興味がある人は是非コンタクトください