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ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 73-98)

Group D i s c u s s i o n  from t h e  Keynote A d r e s s  and t h e  Symposium 

R i t s u k o  Yamazaki 

1 .はじめに

この特別セッションは、東日本大震災発生から 2年8ヵ月経過した現在 (20l3年11月9日)、被 災者と本学会および全国の本学会員との緋がどの ようになっているかを検討することが主なねらい であった。この意図を達成するために 本学会大 会における基調講演ならぴにシンポジウムを通し て感じたことを述べ合う"機会をつくり、小グ、ルー プに分かれての話し合いを実施した。以下、その 概要を報告したい。

2 .

実施日時・参加者および人数・方法 (1)  日時

2013年(H25)11月9日(土)16 : 10 ~ 17 : 10  (予定は 15: 50 ~ 17 : 00であったが、遅れて 始まった)

(2 )参加者

①田中伸彦、吉原さちえ、坂口正次、鈴木秀 雄、二重作昌満、

② 嵯 峨 寿 、 沼 津 秀 雄 、 上 野 直 紀 、 青 木 康 太 朗、下嶋聖、

③麻生 恵、師岡文男、南条正人、島崎百恵、

清宮啓太、町田怜子、

③ 浮 田 千 恵 子 、 前 橋 明 、 金 賢 植 、 粥 川 道

l 余暇問題研究所代表取締役・震災対応委員会委員長

子、上野幸、石井浩子、

④ 迫 俊 直 、 堀 江 久 樹 、 土 屋 薫 、 贋 凹 治 久 、 高崎義輝、渡遁真也

山崎律子(敬称略、順不同、

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はグループ) (3 )参加人数…29名

(ゲストおよび大会出席学会員) (4 )方法

1)コーデイネーターのオリエンテーションに続 き、同所から複数出席の場合は分散して、

5

グループに分かれ (1グループ5・6名)、そ れぞれ司会、記録、発表者を決め、自己紹介 から始めた。

2)討議・発表・まとめの実質時間は、約40分 であった。

3)発表者(発表)11貢)第lグループから順に各発 表は5分で行われた。

①田中伸彦・・・東海大学

② 嵯 峨 寿 … 筑 波 大 学

③島崎百恵・・・東海大学

④石井浩子…京都ノートルダム女子大学、

金 賢 植 … 早 稲 田 大 学

⑤贋田治久・・・余暇問題研究所 4)まとめ…コーディネータ一 山崎律子

President CEO, Japan Institute ofLeisure Services and Education, Co  Chaire: Coping Committee with the East Japan Disasters 

74  レジャー・レクリエーション研究732014 

( 5 )討議・発表要旨

1)このままであると、震災が風化していく恐れ があるO それはバランスのとれた学会として 立ち位置を考え、個々がバラバラでなく、学 会員も被災している事実を踏まえ、本学会と しても個人の生きる喜びを考えていく必要が ある。

2)どのステージで行われた支援活動の良し悪し を整理していくことが大切である。できれば 本学会とレクリエーション協会との連携も視 野に入れたい。

3)本学会は、さまざまな分野があることを踏ま え、各分野の位置づけや全体像がわかる チャートをつくることが必要で、あるO それに よって被災者のニ}ズ、を把握・整理したり、

新しい研究テーマを見出したり、学会ならで はの提言をすることができるO

4)良い都市計画は、安全に住みやすい環境空間 が必要であるO したがってソフト面とともに ハード面も考えていくことが本学会に求めら れる。

5)被災者は、個人的にも集団的にもどのような ニーズがあるかを把握し、受動から主動・自 立に向けて中長期への提言(たとえば公園を 多くするなど)を行い、本学会の持つ力や役 割を明確化するO

6)シンポジウムでは、男性ボランテイアが少な

くなっているという。その理由の解明(ニー ズの把握、実践と客観的データなど)が必要 である。

7)レクリエーションが現場で、今求められてい るものは何かを把握し、継続していくことが 必要である。それとともに方法論の明確化(経 済的なパックアップが必要)。今こそレクリ エーションがどのように社会的に認められて いるのか取り組む時期であろうO

( 6)コーディネーターのまとめ要旨

参加者全員(会長、副会長も出席)が活発に自 分の考えを披露したことに感謝。加えて今本学会 として実現可能な提案等があり、今後の学会大会 でも、なんらかの形で、震災後の状況を報告する 場を設けていきたい。

3 .

まとめ

以上がグループ討議の要旨である。震災対応委 員会として本企画当初に狙ったことは、現在本学 会員がこの大震災をどのように感じているのかを 検証したいことであった。もちろん幾多の提案・

ご意見があり、当初の目的を遂行できたと感じて いるO それに加え、少なくても全国的に散らばっ ている学会員同士が小グループで話し合った機会 を得たことは、望外の喜びであった。参加してく ださった方々に深く感謝したい。

レジャー・レクリエーション研究第73号:75 ‑80, 2014  Journal ofLeisure and Recreation Studies No.73 

<日本レジャー・レクリ工ーション学会第 43 回学会大会

ワークショップ於:東北福祉大学>

幼児・児童の活動性を高めるための仕かけづくり

前 橋 明

1

C o n d i t i o n  N e c e s s a r y  f o r  C h i l d r e n  t o  A c t i v e  E n e r g e t i c a l l y   and t o  Make a  S i g n i f i c a n t  C o n t r i b u t i o n  

A k i r a  Maehashi 

1 .近年の子どもたちが.抱える問題の流れ 睡眠リズムが乱れたり、運動不足になったり、

食事が不規則になったりすると、メラトニンとい う脳内ホルモンの分泌の時間帯がずれてきます。

また、朝、起こしてくれるホルモンが出なくな り、起きられません。つまり、寝ているわけです から、日中、家に引きこもって、学校に行けない 状態になるわけです。

また、脳温を高め、意欲や元気を出させてくれ るホルモンが、ずれて夕方くらいから分泌される ようになると、夜に活動のピークがくるというよ うな変なリズムになってしまうのです。言い換え れば、朝、起床できず、日中に活動できない、夜 はぐっすり眠れない、という生活になっていきま す。

要は、睡眠のリズムが乱れてくると、朝ご飯が 食べられない、摂食のリズムが崩れていきます。

エネルギーをとらないと、午前中の活動力が低下 し、運動不足になってきます。そして、自律神経 の働きも弱まってきて、体温リズムの乱れを生 じ、やがて、ホルモンの分泌のリズムも崩れてき ます。

こういう状態になってくると、子どもたちは、

体調の不調を起こして、精神不安定にも陥りやす くなって、勉強どころではありません。学力低下 や体力低下、心の問題を引き起こすようになって いきます。

早稲田大学 Waseda University 

つまり、睡眠、食事、運動の機会が子どもたち の生活に保障されないと、自律神経の働きが悪く なって、オートマチィックにからだを守ることが できなくなるのです。意欲もわかず、自発的に、

自主的に行動できなくなっていくのです。教育の 世界で言う「生きる力」は、医学・生理学で言う と「自律神経の機能」なのです。ぜひ、子どもた ちの「睡眠」、「食事」、「運動」というものを、大 切に考える大人たちが必要です。もし、自律神経 の機能低下を生じたならば、運動療法をお勧めし ます。イ可も、スポーツをしろというのではないの です。スポーツができるくらいだ、ったら、問題は ありません。自律神経の機能低下を生じると、動 こうという意欲すらもてなくなるのです。散歩ゃ からだ動かしに誘いながら、おなかがすき、そし て、眠れるように、ゆっくり導くのです。

子どもたちの活動力や体力の低下を防ぐため に、睡眠と食事に家庭の協力がいるし、活動力が 低下している子どもたちをどういうふうに受け入 れて、どういうふうに保育や教育実践の中で、よ

り良い状況にしていくか、より良い学習効果が得 られるようにするにはどうしたらよいか等、園や 学校現場での模索や研究が大いに必要になってい ます。

その結果、生み出した国民運動は、「早寝、早 起き、朝ごはん」運動なのです。ここで、図

1

を 提示します。ご覧ください。わが国の子どもたち

76  レジャー・レクリエーション研究732014  睡眠リズムが乱れると

↓ 

摂食リズムが崩れる(朝食の欠食)

午前中の活動力の低下・ 1日の運動量の減少(運動不足・体力低下)

↓ 

オートマチックに体を守る自律神経の機能低下

(昼夜の体温リズムが乱れ、自発的に自主的に行動ができなくなる) ホルモンの分泌リズムの乱れ

(朝、起床できず、日中に活動できない、夜はぐっすり眠れなくなる) 体調不良・精神不安定に陥りやすくなる

学力低下・体力低下旬不登校・暴力行為

図1 日本の子どもたちの抱える問題発現とその流れ の問題が、どうやって進んできたかを示した流れ

ですが、学力低下を食い止めるためには、まずは

「睡眠」ですね。だから、「早寝・早起き」なので す。

そして、続いて、睡眠が崩れると「食」の崩れ を生じますから、「朝ごはん」なのです。この国 民運動は、 2行日までしか、ケアーできていない のです。意欲をもって、自発的に、自主的に動け る子ども・考える子どもを期待するならば、 3行 目の「運動」刺激が生活の中になくてはなりませ ん。運動や運動あそびは、自律神経機能の発達に 不可欠なのです。つまり、自律神経機能を高めな いと、意欲をもって自発的に勉強に取り組むなん でできません。そのためには、「早寝・早起き・

朝ごはん」という国民運動に、「運動

J

を入れな ければいけません。

つまり、「食べて

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動いて

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よく寝ょう」な

のです。是非とも、動きの大切さを導入したキャ ンベーンを打ち出して、実行に移してもらいたい のです。こうして、将来を担う子どもたちが、健 康的な生活を築き、いきいきと活躍してもらいた いと願っています。

2 .

子 ど も た ち の 活 動 性 を 高 め る た め の 条 件 子どもたちが生き生きと活動でき、もっている 力を十分に発揮できる条件、あるいは、運動やス

ボーツ、レクリエーションへ、より意欲的に参加 できるようになるためのきっかけづくりを考えて みますと、まずは環境条件(生活環境と運動環境)

と人的条件(人の関わり)を整備・提供すること でしょうO

そして、子どもたちに指導したことが、感動体 験として、心の中に残るということが大切に感じ

ます。

(1)安心できる生活環境(生活環境条件) 1)健康的な生活リズム(図2)

曾鵡忠勤喜理主事廷報通民寺子

予告ご範的意選付議ゐ階上大枠戦

阜稲回大学 前 橋 劇 研 究 室

図2 生活リズム

ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 73-98)

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