0.1
0.05
o
常 温 30居E
2
水 準
50居室 3
70居芝 4
Fig. 3‑10 Influence of warming exerted on carotenoid content
0.25 0.2
E 0.15
、
、
国
主~ 0.1
0.05
。
1回 2回
2 水準
3回 3
0.'2.'2.0
Fig. 3‑11 Influence of times of cell crushing exerted on carotenoid content
3‑3‑5 考察
各要因を合わせ、まとめた結果を以下に示した(Fig. 3‑12)。
0.25 0.2
E 0.15
¥、
凶
ミ 0.1
0.05
。
‑・‑加温温度
‑・‑加温時間
‑・‑破砕回数
‑・‑凍結・解凍繰り返し
2 3 4
水準
Fig. 3‑12 A comprehensive result
因子Aの温度では、大きな違いが見られなかったものの、高温の 70度での 処理で効果があると思われることから、効果的な組み合わせを検証する必要が ある。
因子Dの凍結解凍の繰り返しの効果だが、凍結解凍の繰り返しを行なわない 方がより効果的な結果となった。これまでの研究では、凍結解凍は繰り返した ほうが、細胞内の水分が凍ることで膨張し細胞膜を傷つけることで、破砕の際 抽出が容易になると考えられていた。しかし、加温処理を行なう場合、凍結解 凍の繰り返しでカロテノイドが溶出しやすい状態での加温がカロテノイドを 壊してしまい抽出効率を下げる結果に繋がったと考えられる。
また、因子 Bの加温処理の時間も長時間になるほど抽出効率は低下する。こ れは、長時間の処理は細胞内タンパクの変性をひき起こし菌体がベースト状に 闇めてしまったことによるものと考えられる。
今回の検証で、加温温度は 70度、加温時間は 10分、凍結解凍の繰り返しは 行わず、破砕機で3回の処理を行なうことが最も効果的な抽出方法であると考
えられた。
3‑4まとめ
2章において、カロテノイドを生産していると思われる有色菌株を沖縄やフ ィリピンの海水や近畿圏の海洋性小動物から 334株得ることができた。そこで、
個々の菌株を純粋培養し、得られた色素をλ‑max、TLC、PDAを用いて分析を行 なった。
その結果、沖縄の海水からは84株、フィリピンの海水からは24株、生物か らは 65株と全体で 173株のカロテノイド生産菌を得ることができた。得られ たカロテノイドを分析したところ、ZeaxanthinやAstaxanthin生産株が多い結 果となった。
また、今回カロテノイドの抽出の際、菌体に色素が残ってしまい、完全に抽 出が行えない株が一部に見られ、抽出工程に改善の必要性が考えられた。そこ で、温度や破砕回数などの条件を統計学的手法のひとつである実験計画法を用 いて検証を行なった。
その結果、加温温度は70度、加温時間は 10分、凍結解凍の繰り返しは行わ ず、破砕機で3回の処理を行なうことが最も効果的な抽出方法であると考えら れた。