第 7 章 よくある間違い・注意点 38
B.2 AUCTeX の使い方
Emacsで拡張子.texのファイルを読み込むと自動的にAUCTeXモードになります。
なお、Emacsで.texファイルを新規作成すると、AUCTeXが次のような行を勝手にファイルに挿入 しますが、これは削除せずにファイルの末尾に残しておいてください。
%%% Local Variables:
%%% mode: japanese-latex
%%% TeX-master: t
%%% End:
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; coding: utf-8-unix
-*-;; FSF Emacs 23 用 vine-default 設定ファイル
;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; Vine Linux のデフォルト設定を無効にしたい場合は、
;; 以下を有効にしてください。
;; (setq vine-default nil)
;; 環境変数 EMACS_IME と異なる IME を使いたい場合は、
;; 以下を有効にして設定することができます。
;; (setq emacs-ime "atokx3");; anthy-el atokx3 ibus-el mozc tamago scim scim-bridge skk wnn7egg
;; マクロサーチパスの追加
;; 例えば、~/.emacs.d/local 以下にユーザ用の *.el, *.elc を置けます。
;; (add-to-list ’load-path "~/.emacs.d/local")
;; (add-to-list ’load-path "~/lib/emacs")
;; (add-to-list ’load-path "~/.emacs.d/auto-install")
;;;;; AUCTeX ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
(setq vine-default-auctex t
vine-default-preview-latex t)
(setq TeX-default-mode ’japanese-latex-mode) (setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX") (setq TeX-view-program-list
’(("pxdvi"
"pxdvi -nofork -watchfile 1 -editor \"emacsclient +%%l %%f\" %d -sourceposition %n:%b") ("acroread" "acroread %o")
))
(setq TeX-view-program-selection ’((output-dvi "pxdvi") (output-pdf "acroread"))) (add-hook ’LaTeX-mode-hook ’TeX-PDF-mode)
(add-hook ’LaTeX-mode-hook ’LaTeX-math-mode) (add-hook ’LaTeX-mode-hook
(function (lambda ()
(TeX-source-correlate-mode 1)
(setq TeX-source-correlate-start-server t) (add-to-list ’TeX-command-list
’("pLaTeX" "platex -src-specials %t"
TeX-run-TeX nil (latex-mode) :help "Run e-pLaTeX")) (add-to-list ’TeX-command-list
’("dviView"
"pxdvi -nofork -watchfile 1 -editor \"emacsclient +%%l %%f\" %d -sourceposition %n:%b"
TeX-run-discard-or-function t t :help "Run DVI Viewer")) )))
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; Local Variables:
;; mode: emacs-lisp
;; End:
図B.1: Emacsの設定
基本的に全ての操作はEmacsのメニューバーに表示されるプルダウンメニュー「LaTeX」(LATEXファ イルの編集)、「Command」(スクリプトのコンパイルとプレビュー)からマウスで選択可能ですが、対 応するキーボード操作を覚えるともっと快適に素早く編集を行うことができます。
以下に重要なキーボード操作を列挙しておきます。
LATEXファイルの編集
C-c C-s \section, \subsectionなどを挿入します。
C-c C-e 指定した環境名で\begin{環境名},\end{環境名}の組を挿入します。
C-c ] カーソル位置から見て一番近い\begin{環境名}に対応する\end{環境名}を挿入
して環境を閉じます。
C-u C-c C-e 現在のカーソル位置を囲む最も内側の環境名を変更します。
C-c C-j itemize,enumerate,description環境内で\itemを挿入します。
C-c C-m 指定した名前でコマンド\指定した名前{}を挿入します。
C-c C-fKey \textbf{...}(数式モードの場合\mathbf{...})のような文字装飾のコマンドを 挿入します。どの装飾を行うかはKeyで指定します。
例えば、C-c C-f C-iは\textit{}, C-c C-f C-bは\textbf{}など。どのKeyがど の装飾に対応するかは C-c C-f ? で表示される。
C-{ {と }の組を挿入します。
C-} 現在のカーソル位置を囲む最も内側の} の右隣にカーソルを移動します。
• 環境やマクロの正確な名前が思い出せないときは、最初の何文字かだけ入力してTABキーを叩く と、名前を補完あるいは候補のリストを表示してくれます。
• AUCTeXが知っている環境やマクロについては、引数を順に入力するよう世話を焼いてくれます。
よくわからないときはとりあえずEnter(Return)キーを叩いておけばよいでしょう。
• スクリプトをいちから作る場合は、まずC-c C-eでdocument環境の挿入を選択します。そうする と、\documentclass{...}も自動的に挿入してくれます。
コンパイルとプレビュー
C-c C-c コンパイルやプレビューなどの作業を選択します。
選択可能な主な作業:
pLaTeX スクリプトのコンパイル
View コンパイル結果のプレビュー
Print コンパイル結果の印刷
C-c C-k 現在実行中の作業を強制的に中止します。
C-c C-l コンパイル等の作業時に出力されたメッセージを表示します。LATEXのコンパイル
時のメッセージを確認する等のために使います。
C-c ` コンパイル時のエラーを解析し、エラーの場所と予想されるエラーの原因を表示2
します。(` はbackquote記号)
22.3節でも書いたように、LATEXが指摘するエラー箇所が必ずしもエラーの原因となった場所とは限りません。また、ここで