シ ュ ミ レ ー シ ョ ン ・ プ ロ グ ラ ム の 概 要
シュミレーション・プログラムは図 1に示すようなプロック・ダイヤグラムから構成されてい る。これは.最初のクイトルと変数の定義,および初期値の入力部分と,つぎに一次,二次,自 己回帰によるチャンネル荷重計算部分,そして最後にグルービングのための固有値,固有ベクト ルの計算と表示,およびファンクション・キーによって選択される種々の系列的結果の表示から なっている。
タイトル部:プログラムは図1‑1のクイトル画面から始まる。ソシオンの言葉の由来を説明す る形で
s o c i o
とneuron
の合成語であることが示された後, すでにファイルにあるデークか ら初期値を読み込むか否かが問われる(図1‑2)。その後,ソシオンの数を設定する。もし,すで にあるファイルから初期値を読み込んだ場合には,当然のことだが,初期値入力は行なわず,す ぐチャンネル荷重の計算にはいる。初期値入力部:まず,チャンネル荷重(各ソシオンが他のソシオンに対して持っている初期の 荷重)つまり作用は図
1 ‑ 3
のような画面で,カーソル移動によって一3
から十3
までの値として 入力する。次に,各ソシオンが一次階級学習のみか,二次階級学習まで行なうかの選択をする(図
1 ‑ 4 )
。 二次階級学習に関しては,表I [ ‑ 1
に明らかなように4
種類のルールが存在する。したがって,本 来なら各ソシオンごとに学習ルールを設定すべきかも知れないが,ここではシュミレーション結 果を見やすくするために,チャンネル荷重がゼロ以上では模倣学習Jレールを,ゼロ未満では連帯 学習ルールを採用した。その後,ステップごとにチャンネルが何人から何人に開かれるかを設定し(図
1 ‑ 5 ) ,
それがチ ャンネル荷重のどのような理由から開かれるのかをランダムや各ステップごとに設定することも 含めて決定する(図1 ‑ 6 ,
図1 ‑ 7 )
。チャンネルの選択に関して,今回は論及しなかったが,これ はソシオスや集団ソシオン,チャンネル荷重,自己荷重などによって決まるものと考えられる。チャンネル荷重のステップ当たりの変化率を彩で入力した後(図
1 . 8 ) ,
二次階級学習Jレールを 採用した場合には二次階級での変化率を関数の定数を入力する形でグラフ表示する(図1 ‑ 9 )
。荷重計算部:まず,どのソシオンが作用を及ぼそうとするかを決定し,その後.そのソシオン がどのソシオンに作用を及ぼすのか.つまり,開かれるチャンネルを入力された値にしたがって 決定する。チャンネルが開かれる順序はランダムであり,チャンネル荷重は一次階級荷重計算と 二次階級荷重計算に分かれて計算される。
荷重表示およびグルーピング部:各ステップの全体荷重を表示した後,それにもとづくグルー ビングのための固有値,固有ベクトルの計算を行ない,固有値が
0 . 3
以上の固有ベクトルを表示ソシオンの理論(2)(藤沢•雨宮・木村)
する(図
1 . 1 0 )
。系列値表示部:ファンクション・キーによって系列値を表示する。
fl
は主体荷重(図1 ‑ 1 1 ) , f2
は客体荷重(図1 ‑ 1 2 ) , f3
は2 ' .
ノシオン間(図1 ‑ 1 3 ) , f4
はグルービング(図1 ‑ 1 4 )
であ る。f5
はそのステップでの主体荷重によるグルービングと客体荷重によるグルービングを表示 する(図1 . 1 5 )
。シュミレーション・プログラムは前回と同じく,
MS‑DOS
上のN 8 8 b a s i c
で開発した。プロ グラム・リストを図1 ‑ 1 6
に示す。なお, このシュミレーション・ソフトは実費でおゆずりいた します。関西大学「社会学部紀要』第22巻第2号
タイトル部
三 亨
デークのウァイル入力
UNIT
数入力 変数の設定名前の入力 荷重の入力 初期値入力部
階級の入力 チャンネル数の入力
チャンネル属性の選択 伝達効率の設定
荷煎計算部 チャンネルの選択 一次階級の荷重 二次階級の荷重
荷重の表示 表示部
グルーピングの計算 データの保存
デーク 7ァイルの保存
外部記悩
ピ
外部記低
国>‑‑‑[
⑮ │
国>‑‑‑[
甲 圧 →
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R‑‑[主体・客体作用によるグルービング 主体作用の継時的表示 客体作用の継時的表示 主ー客作川の継時的表示 グルーピングの継時的表示
図
1
ソシオン・シュミレーション・プロック・ダイヤグラムソ シ オ ン の 理 論(2)(藤沢・雨宮・木村)