1. テスト
1.7 ADC
ADCにはテストに使用できる診断モードがあります。診断モードは、ADCが変換に通常使用されるたびに テストが実行されるように構成できます。診断基準電圧(期待される結果)は、ゼロ、ハーフスケール、フ ルスケールの間で自動的に回ります。
各RA MCUに内蔵されたADC(A/Dコンバータ)と診断基準電圧を以下に示します。
表 1.12 各RA MCU内蔵のADC
グループ RA6M4 RA4M3
内蔵ADC ADC12
ユニット数 2
診断基準電圧 ゼロ/ハーフスケール/フルスケール
診断SWは、診断基準電圧に対するAD変換を提供します。
なお、ADCは2ユニット(ユニット0とユニット1)あるため、ユニット1のテストを行う場合は「_u1」 の付いた関数を使用してください。
テストモジュールは、renesas.hヘッダファイルを使用してペリフェラルレジスタにアクセスします。
表 1.13 ADCソースファイル ファイル名 test_adc.h
test_adc.c
Syntax
void Test_ADC_Init(void) Description
ADCモジュールユニット0を初期化します。これは他のADC関数を使用する前に呼び出す必要がありま す。
Input Parameters
NONE N/A
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
NONE N/A
Syntax
void Test_ADC_Init_u1(void) Description
ADCモジュールユニット1を初期化します。これは他のADC関数を使用する前に呼び出す必要がありま す。
Input Parameters
NONE N/A
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
NONE N/A
Syntax
bool_t Test_ADC_Wait(void) Description
この関数は、ADCモジュールユニット0によってAD変換が行われている間待機します。このテストは ADC構成を保存しないため、実行時の定期的なテストとしてではなくパワーオンテストとして適してい ます。
Input Parameters
NONE N/A
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
bool_t True = テストパス、False = テストフェイル
Syntax
bool_t Test_ADC_Wait_u1(void) Description
この関数は、ADCモジュールユニット1によってAD変換が行われている間待機します。このテストは ADC構成を保存しないため、実行時の定期的なテストとしてではなくパワーオンテストとして適してい ます。
Input Parameters
NONE N/A
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
bool_t True = テストパス、False = テストフェイル
Syntax
void Test_ADC_Start(const ADC_ERROR_CALL_BACK Callback) Description
ADCが使用されるたびに診断テストが実行されるように、ADCモジュールユニット0をセットアップし ます。診断基準電圧は、ゼロ/ハーフスケール/フルスケールを自動的に回転します。
ユーザコードは定期的に、またはすべてのAD変換完了後にTest_ADC_CheckResult関数を呼び出し て、診断結果を確認する必要があります。
Input Parameters
const ADC_ERROR_CALL_BACK Callback
エラーが検出された場合に呼び出す関数。
注:この関数はパラメータbCallErrorHandlerがTrueに設定され てTest_ADC_CheckResultが呼び出された場合にのみ呼び出さ れます。
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
NONE N/A
Syntax
void Test_ADC_Start_u1(const ADC_ERROR_CALL_BACK Callback) Description
ADCが使用されるたびに診断テストが実行されるように、ADCモジュールユニット1をセットアップし ます。診断基準電圧は、ゼロ/ハーフスケール/フルスケールを自動的に回転します。
ユーザコードは定期的に、またはすべてのAD変換完了後にTest_ADC_CheckResult_u1関数を呼び出し て、診断結果を確認する必要があります。
Input Parameters
const ADC_ERROR_CALL_BACK Callback
エラーが検出された場合に呼び出す関数。
注:この関数はパラメータbCallErrorHandlerがTrueに設定され てTest_ADC_CheckResult_u1が呼び出された場合にのみ呼び 出されます。
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
NONE N/A
Syntax
bool_t Test_ADC_CheckResult(const bool_t bCallErrorHandler) Description
ADCモジュールユニット0の診断結果が期待どおりであることを確認します。
これは、Test_ADC_Startの後に呼び出し、次に定期的に、またはADC変換が完了するたびに呼び出す 必要があります。
注:実際の結果は、期待される結果の特定の許容範囲内であることが許されています。詳細については、
test_adc.cのADC_TOLERANCEを参照してください。
Input Parameters const bool_t bCallErrorHandler
Test_ADC_Start関数に提供されるエラーコールバック関数を呼び 出すにはTrueを設定し、そうでない場合はFalseを設定します。
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
bool_t True = テストパス、False = テストフェイル
Syntax
bool_t Test_ADC_CheckResult_u1(const bool_t bCallErrorHandler) Description
ADCモジュールユニット1のADC診断結果が期待どおりであることを確認します。
これは、Test_ADC_Start_u1の後に呼び出し、次に定期的に、またはADC変換が完了するたびに呼び 出す必要があります。
注:実際の結果は、期待される結果の特定の許容範囲内であることが許されています。詳細については、
test_adc.cのADC_TOLERANCEを参照してください。
Input Parameters const bool_t bCallErrorHandler
Test_ADC_Start_u1関数に提供されるエラーコールバック関数を 呼び出すにはTrueを設定し、そうでない場合はFalseを設定しま す。
Output Parameters
NONE N/A
Return Values
bool_t True = テストパス、False = テストフェイル