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ACSSSI は ACS ロボットプロセスです。デフォルトでは、ACSSSI では、13741 で始まる 一意で連続するソケット名が待機されます。ACS ライブラリソフトウェアのホストごとにソケッ ト名を指定するには、vm.conf に構成エントリを追加します。

このエントリは、acsd と acsssi が実行されているホストで読み込まれ、解釈されます。エ ントリの形式は次のとおりです。

ACS_SSI_SOCKET = ASC_library_software_host socket_name For example: ACS_SSI_SOCKET = Einstein 13750

Media Manager ポートの追加情報

次の項では、他の特定の製品と組み合わせて NetBackup を使用する際に発生する可 能性のある、ファイアウォールに関する既知の問題について説明します。

ACS

ACS ドライブが構成されているメディアサーバーと ACS サーバー間には通信が必要で す。しかし、NetBackup はこれらのコンピュータ間の通信を制御できません。通信は、通 常のポートを使用しない RPC 機構によって制御されます。メディアサーバーと ACS サー バー間にファイアウォールが存在する場合に開く必要があるポートを定義することはでき ません。

第 3 章 ポートセキュリティ

Media Manager ポートの使用について 154

TLH

ロボット制御が実行されているメディアサーバーと IBM Library Manager が実行されて いるサーバー間には通信が必要です。この通信に使用されるネットワークポートは不明 であるため、NetBackup はそのポート番号を制御できません。メディアサーバーと IBM Library Manager サーバー間にファイアウォールが存在する場合に開く必要のあるポー トを定義することはできません。

LMF

ロボット制御が実行されているメディアサーバーと Fujitsu LMF サーバー間には通信が 必要です。この通信に使用されるネットワークポートは不明であるため、NetBackup はそ のポート番号を制御できません。メディアサーバーと Fujitsu LMF サーバー間にファイア ウォールが存在する場合に開く必要のあるポートを定義することはできません。

TLM

ロボット制御が実行されているメディアサーバーと ADIC DAS/SDLC サーバー間には通 信が必要です。NetBackup では通信機構を制御できません。また、メディアサーバーと ADIC DAS/SDLC サーバー間でどのポートが使用されるかも不明です。メディアサーバー と ADIC DAS/SDLC サーバー間にファイアウォールが存在する場合に開く必要のある ポートを定義することはできません。

GUI 以外でのポートの使用の構成について

次の項では、GUI を使用せずにポートの使用を構成する方法について概要を示します。

この付録には、設定を変更するコマンドの詳しい使用方法については記載されていませ ん。これらのコマンドまたはファイルについて詳しくは、次のマニュアルを参照してくださ い。

『NetBackup 管理者ガイド UNIX および Linux』 (Vol. 1 および Vol. 2)

『NetBackup 管理者ガイド Windows』 (Vol. 1 および Vol. 2)

『NetBackup コマンド』

重複排除ポートの使用について

次の表は NetBackup の重複排除に使われるポートを示したものです。ファイアウォール が各種の重複排除ホストの間にある場合は、その重複排除ホストで指定されているポー トを開きます。重複排除ホストは、自身のデータを重複排除する重複排除ストレージサー バー、負荷分散サーバー、およびクライアントです。

ストレージサーバーが 1 つのみで、自身のデータを重複排除する負荷分散サーバーま たはクライアントがない場合、ファイアウォールポートを開く必要はありません。

第 3 章 ポートセキュリティ 155 重複排除ポートの使用について

表 3-5 重複排除ポート 使用方法 (Usage) ポート

NetBackup Deduplication Engine (spoold)。データを重複排除するホス ト間でこのポートを開いてください。

10082

重複排除データベース (postgres)。ストレージサーバーへの内部的な接 続です (spad から spoold へ)。このポートを開く必要はありません。

10085

NetBackup Deduplication Manager (spad)。データを重複排除するホス ト間でこのポートを開いてください。

10102

NetBackup 構成でのポートの使用の設定 - bp.conf

この項では、ポートの使用に関連する NetBackup 構成の設定について説明します。

NetBackup 構成のすべての設定については、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』を参照してください。

UNIX または Linux システムでは、/usr/openv/netbackup/bp.conf ファイルを直接 編集し、ローカルコンピュータの NetBackup 構成に使用する複数のポートの設定を更新 することができます。通常、ファイルの読み取りおよび更新には vi(1) などのテキストエディ タを使用します。

bpgetconfig および bpsetconfig コマンドを UNIX、Linux または Windows NetBackup サーバーから使用して、NetBackup 構成の読み込みおよび更新を行うこと もできます。構成は、ローカルまたはリモートコンピュータに対して実行できます。

bpgetconfig(1M) および bpsetconfig(1M) コマンドについては、『Symantec NetBackup コマンド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。

bpgetconfig コマンドを使用して構成を読み込んで一時ファイルにコピーし、その一時 ファイルの構成を編集することができます。その後、bpsetconfig コマンドを使用して一 時ファイルから構成を更新することができます。

次のコマンドを発行すると、コンピュータ client1 の NetBackup 構成を更新できます。

bpgetconfig -M client1 > conf.txt vi conf.txt # UNIX または Linux の場合 notepad conf.txt # Windows の場合 bpsetconfig -h client1 conf.txt

ポートの使用に関連する NetBackup 構成の設定

この項では、ポートの使用に関連する NetBackup 構成の設定について説明します。

第 3 章 ポートセキュリティ

NetBackup 構成でのポートの使用の設定 - bp.conf 156

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