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ACEP の記録及び ACEP データベースの構築(議題 4 関連)

(1)

BIC が ACEP データベースを作成して管理を行うとした提案(DSC 18/4:BIC)については、ド イツ、ロシア、スペイン、イタリア、フランス及びベルギーが当該提案内容に支持を表明した。

小委員会は、「BICにデータを提供することについては各国が判断すること」及び「必要な費用は BIC のメンバーが負担すること」を確認し、BIC がデータベースの構築を進めていくことに合意 した。また、事務局は、IMOがデータベースを構築し管理を行う事は困難であると述べた。

2.5 コンテナの損失防止策の策定(議題5関連)

(1)

収納済みコンテナの総重量の証明方法 ア.  プレナリーでの審議内容

(ア) 収納済みコンテナの総重量の証明方法に関するSOLAS条約第VI章第2規則の改正案につい て、貨物を収納したコンテナ自体の重量を計測する方法と収納された個々の貨物等の重量と 空コンテナの重量との合算により重量を算出する方法とを並記するとした CG 報告書

(DSC 18/5:米国)、及び、貨物を収納したコンテナ自体の重量を計測する方法のみにすべき とする提案(DSC 18/5/4:ITF)について一括審議を行ったところ、スペインは、二つの証明 方法を並記する CG 案は不十分であるとの意見を表明した。また、オーストラリアは、計量 装置に関し、島嶼国では整備に限界があるため実効的なものにすべきとの意見を述べ、オラ ンダは、貨物を収納したコンテナ自体の重量を計測する方法は、実際のところ困難であると の意見を述べた。日本をはじめ、WSC、オーストラリア、オランダ、ドイツ、ベルギー、シ

ンガポール、リベリア、中国、デンマーク、ナイジェリア、ロシア、バヌアツ等、多くの国 が CG案に支持を表明した。検討の結果、収納済みコンテナの総重量の証明方法は二つの方 法を並記するCG案が合意された。

(イ) コンテナ総重量の証明要件の実施に関する指針案(DSC 18/5:米国)について審議を行ったと ころ、スペインは、「指針案のパラグラフ 7.2.1(梱包材や冷却材等を含む総重量が輸送物に 明確に表示されている貨物はコンテナ収納時に重量計測を要しない)」、「RO/RO 船への適用 範囲」及び「パラグラフで使用されている should を shall へ改正」の三つの事項について、

WGで検討するよう要請をした。小委員会は、WGに対し、これらの事項をWGで検討する よう指示した。

(ウ) ベルギーが問題提起した「ブッキング時の申告重量と実際の重量との違い」について、小委 員会は、WGに対し、本件についてWGで検討するよう指示した。

(エ) バハマが問題提起した「同指針のパラグラフ21及び22「施行(Enforcement)」の対応」につ いて、小委員会は、WGに対し、本件についてWGで検討するよう指示した。

(オ) 小委員会は、WGに対し、SOLAS条約第VI章第2規則の改正案及びコンテナ総重量の証明 要件の実施に関する指針案を最終化するよう指示した。

イ.  WGでの審議内容

(ア) コンテナ総重量の証明方法に関する SOLAS 改正案(DSC 18/5:米国、Annex 1)については、

条文の改正に関する特段の意見は無かったが、IICL、ITF及びBIMCOは、脚注にある文書番 号「MSC.1/Circ.860」の題目を同脚注に追記することの提案をし、また、WSC は文書番号

「CSC.1/Circ.138/Rev.1」及びその題目を同脚注に追記することの提案を示した。検討の結果、

条文の改正は行わず脚注の修正のみを行うことが合意された。

(イ) コンテナ総重量の証明要件の実施に関する指針案(DSC 18/5:米国、Annex 2)について、WG 議長は、プレナリーでのスペイン、ベルギー及びバハマの意見に焦点を絞って検討するよう 要請をした。

(ウ) スペインが検討を要請した三つの事項は、次の通り検討が行われた。

a.  指針案のパラグラフ7.2.1についてWG議長が意見を求めたところ、同パラグラフについて は特段の意見はなく、同パラグラフの改正は要しないことが合意された。

b.  パラグラフ4「適用範囲(Scope of applicability)」について、スペインは、同パラグラフの 記述は矛盾が生じていること、また、同記述にある「master」は「master of the ship」と改 正すべきであることの指摘をした。これに対し、WSC及びドイツは、原案に矛盾は生じて いないこと、また、「master」の改正は既に合意した SOLAS 改正案でも使用している文言 であり改正は不要であることを述べた。検討の結果、同パラグラフの改正は行わないこと が合意された。尚、RO/RO 船への適用については、スペインから検討の要請は無く、WG では審議されなかった。

c.  「パラグラフで使用されているshouldをshallへ改正すること」については、事務局より、

SOLAS条約は義務要件であるためshallは使用できないとの指摘があり、WSCは事務局を

支持した。検討の結果、当該提案は合意されなかった。

(エ) ベルギーが問題提起した「ブッキング時の申告重量と実際の重量との違い」については、WSC は、運送人やターミナルオペレーターに重量計測を求めることは困難であり、船積み書類の 重量申告について審議を行うことが重要であるとの意見を示し、また、イギリスは、荷送人

はブッキング後に梱包するにも拘らず、ブッキング時に貨物の重量を含む貨物情報を運送人 に提供するという商業上の慣行があるとの意見を示し、これらの意見はノートされた。

(オ) バハマが問題提起した「パラグラフ21及び22「施行(Enforcement)」の対応」については、

ドイツは、SOLAS条約では寄港国検査は義務ではないことから、寄港国と旗国は「努力すべ き」とするとの提案を示した。これに対し、ICS は、ドイツ提案には反対であり、「may」を

「should」に改正すべきとの提案を示し、ITF及びスペインはICSの提案に支持を示した。検 討の結果、ICSの提案が合意された。

(カ) WG議長は、パラグラフ23「コンテナ重量証明に関するSOLAS条約要件の発効日」に関し、

MSC 93でSOLAS改正案の承認を受けることの説明を行った。イギリスは、指針案を速やか

に使用したいと発言をし、また、ドイツはイギリスの発言に支持を示しつつ、手続き上の問 題があれば事務局に一任したいと発言をした。ICHCA及びWSCは、指針案がMSC 93で承 認された後の発効日について質問をしたところ、WG議長より、MSC 93で承認された場合、

早ければ2016年7月に発効の見通しであるとの回答があった。

(キ) 指針案(DSC 18/5、Annex 2)は、編集上の修正が行われた上で最終化された。

ウ.  プレナリーでの審議内容

(ア) WG議長よりWGの審議結果について報告があった後、スペインより、コンテナの重量証明 に関し、短国際航海に従事するRO/RO船についての免除規定は、安全上の観点から問題があ り、指針案に取り入れるべきではないとの意見が示された。これに対し、ドイツは、免除規 定は、指針案で承知済みであると指摘し、ベルギーは、SOLAS改正案に免除規定は含まれて いないと指摘した。検討の結果、MSC 93での更なる検討のためにSOLAS改正案のパラグラ フ4に、RO/RO船の免除規定に関する記述を括弧付きで追記することが合意された。

(イ) バハマは、パラグラフ21及び22「施行(Enforcement)」について、「旗国(flag States)」を削 除することを提案した。ベルギーが反対を表明したものの、オーストラリア、オランダ、ス ペイン、ギリシャ、イラン、クック諸島等はバハマの提案に支持を示した。その後、ドイツ より、「旗国」を削除し「寄港国」を残すこと、及び、文中の「with the SOLAS requirements」

を「with these SOLAS requirements」に改正することが提案された。検討の結果、ドイツの提 案が合意された。

(2)

偽装冷媒使用の防止 ア.  プレナリーでの審議内容

(ア) 偽装冷媒使用の防止に関する非公式CGによる報告書(DSC 18/5/1:IICL)、及び、冷媒を充 填する際の対応としてE&T 19で合意されたIMDGコード7.3.7.2.4の改正案(冷媒供給者か ら冷媒の分析証明書を取り付け且つ冷媒を充填する前に冷媒を実際に確認すること)に対し、

冷媒の確認は「偽装冷媒の使用が疑われる場合にのみ(where contamination is suspected)」と の記述を追記する提案(DSC 18/5/5:ICS及びWSCの共同提案)については、日本、イギリ ス及びオーストラリアは、ICS及び WSCの共同提案は現実的であるとして支持を表明した。

検討の結果、小委員会は、WGに対し、当該提案について検討することを指示した。

イ.  WGでの審議内容

(ア) 前述のICS及びWSCの共同提案(DSC 18/5/5)については、ドイツは、IMDGコード7.3.7.2.4 の改正提案には賛成するが追記する記述「where contamination is suspected」は個々のケースに 及んでおらずどのような想定か理解が難しいとの意見を表明した。これに対し、WSCより当

該記述を「if concerns about the integrity of the supplier and/or the refrigerant gas supply chain give rise to suspicion to contamination of the gas」に修正する提案が示され、検討の結果、WSC の修正案が合意された。重ねてIMDGコード7.3.7.2.4及び7.3.7.2.5の編集上の修正が行われ、

その内容が合意された。

(イ) イギリスよりコンテナオーナーの責任について意見が示された後、WSC より IMDG コード

7.3.2.2の改正提案が示された。検討の結果、7.3.2.2の冒頭に、「コンテナオーナーは安全なコ

ンテナの整備に責任を有する」内容の記述を草案として追記し、今後、IMDG コードの他の 部分の編集の必要性を含め、E&T20にて更なる検討をすることが合意された。

ウ.  プレナリーでの審議内容

(ア) 審議の結果、WGからの報告は特段の異議なく承認された。

2.6 国際海上固体ばら積み貨物規則(IMSBCコード)の改正および付録の見直し(議題6関連)

(1)

WGでの審議内容(プレナリーによる審議前)

ア.  小委員会は,本議題に関するプレナリーでの審議に先立って,日本の太田氏を議長とする WG を設置し,IMSBCコードに記載されていない貨物に係る個別スケジュールに関する以下の提案 文書について審議することに合意した。

(ア) DSC 18/6/5,DSC 18/6/8,DSC 18/6/11,DSC 18/6/12,DSC 18/6/15 から 20,DSC 18/6/22,

DSC 18/6/23 か ら 26,DSC 18/INF.2,DSC 18/INF.6,DSC 18/INF.14,DSC 18/INF.16,

DSC 18/INF.17から19について予備的な検討を開始することについて合意した。

イ.  WG 議長は,今次会合では,これらの個別スケジュール案を作成する必要はなく,基本的な合 意が得られればE&T 21で作成すれば良い旨を説明し,WGは審議を開始した。

ウ.  固定式ガス消火設備を免除出来る固体ばら積み貨物リストへの追加及び「木材ペレット」の個別 スケジュールの改正(DSC 18/6/5,DSC 18/INF.2)カナダ

(ア) WG は,提案文書に基づき,「木材ペレット」の個別スケジュールの改正案及び固定式ガス消 火設備が免除出来るあるいは有効でない貨物リスト(MSC.1/Circ.1395/Rev.1)の改正案につ いて検討した。

(イ) オーストラリアは,基本的にカナダの提案を支持した上で,可燃性に関する通常の注意が必 要だと述べた。

(ウ) WG は,現行の個別スケジュール案を,接着剤を含むものと含まないものの,2 つの個別ス ケジュールに分けることに合意し,これら個別スケジュール案の作成及び固定式ガス消火設 備が免除出来るあるいは有効でない貨物リスト(MSC.1/Circ.1395/Rev.1)の改正案の検討を E&T 21に指示することに合意した。

エ.  「ガラスカレット」の輸送(DSC 18/6/8)スウェーデン

(ア) WGは,提案文書に基づき,「ガラスカレット」の新規個別スケジュール案について検討した。

(イ) フィンランドは,スウェーデンの提案を支持した。

(ウ) オーストラリアは,スウェーデンの提案を支持しつつ,グループAの可能性を指摘した。

(エ) ICSは,ダストに対する健康に関する危険性を確認すべきとの意見を述べた。

(オ) スウェーデンは,産業界から液状化するとは聞いておらず,健康に関する危険性はないとの 意見を述べた。

(カ) 日本は,個別スケジュール案の「各種の要件(Precaution)」に鋭利な破片に対する注意を追加

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