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・水道、下水道、電気通信、ガス等の埋設管工事の情報を、ICT の活用により埋設管事業者間で 一元的に共有化し、工事立会等の業務の効率化を図ることについて、NTT西日本及び大阪ガス との協議を開始しました。また、市民サービス向上のため、NTT西日本と堺市で締結した「ICT を活用したまちづくりに関する連携協定」を更新しました(令和2年1月)。

・給水装置工事申込や排水設備計画確認申請事務の電子申請を可能とするため、他都市(岡山市、

熊本市への視察)の事例などを調査しました。また工事受付窓口の委託化を検討するため、静 岡市と浜松市を視察しました。

・電子申請による窓口業務の効率化とお客さまサービスの向上に向け、より詳細な下水道台帳と して、堺市e-地図帳(Web公開)に「下水道参考情報(詳細)」を追加しました。

・局内にICT推進プロジェクトチームを設置し、局内横断的なICT推進の検討を進め、下記の取 組を民間事業者との連携により実施しました。

(取組内容)

スマートフォンの活用によるお客さまサービスの向上 / 泉北水再生センターの日常点検でのタブ レット利用 / マッピングシステムでの上下管路情報とハザード情報や現場情報の連携(トリプル IP) / ドローンによる水管橋調査 / ヘッドマウントディスプレイによる設備点検等の実証実験

・令和元年6月に、「水道ICT情報連絡会」に参画し、他の水道事業体と連携しながら、局のICT に関する課題を発信しました。令和2年度からは、発信した課題に対する民間事業者からの提 案を受け付けます。

・ICTに関する各種の実証実験の結果などを踏まえ、令和2年度にお客さま対応のチャットボッ ト、上下水道料金の統計業務へのRPA、スマホ利用によるお客さまサービス向上システム、会 議録作成支援システムなどを導入します。

・局職員のICT活用のリテラシー向上のため、上下水道局ICT通信の全局職員への配信、局内報 告会の開催、すいちゃんネル、局内情報共有ページなどにより、局内でのICTの情報共有に取 り組みました。

・水道に係る技術協力として、令和2年度からJICA海外研修員の受け入れ体制を構築しました。

<ドローンを利用した施設点検の実証実験>

施設点検の効率化を目的に、堺市内の水管橋の点検で、ドローンを使用した実証実験を行いました。

目視による点検と異なり、至近距離での画像の撮影が可能となるほか、足場が不要となるなど、維持 管理の向上とコスト削減にも繋がることが分かりました。

今後、目視での点検が困難な水管橋などにおいて、ドローンの活用を検討します。

(水管橋を点検するドローン) (ドローンのコントローラー)

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堺市ではICTを利活用した地方創生を推進しており、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)と「ICT を活用したまちづくりに関する包括連携協定」を締結しています(平成29年1月締結)。

これまで、地域課題への対応や市民サービスの向上、地域産業の振興などについて、NTT西日本と相互 に連携しながら取組を推進してきました。

令和2年1月に協定期間の満了を迎えたことから、NTT西日本と協働でICTを利活用したまちづくりと 住民サービスの向上の取組を推進するため、包括連携協定を更新しました。

今後は、NTT西日本の地域の抱える社会課題解決の取組実績やICTを始めとする技術力を活かし、「歴史 文化等、堺の都市魅力向上」「都市課題の解決」「行政事務のデジタルトランスフォーメーション推進」等の 実現に取り組みます。

~NTT 西日本との包括連携協定について~

<職員情報共有ページ(局内情報掲示板)の設置>

組織力の向上のため、局の方針や重要な情報の迅 速な共有と、職員からの業務提案などの受付けがい つでもできるシステムとして、イントラネットに職 員情報共有ページ(局内情報掲示板)を開設しました。

職員からの業務提案については、提案内容だけで なく、対応状況も掲載しています。また、局内でのICT の情報共有のため、これまで「上下水道局ICT通信」

を発行してきましたが、さらに情報共有を図るため、

職員情報共有ページに「ICT推進」の項目を追加しま した。

なお、「職員情報共有ページ」には、各自のデス クトップに「職員情報共有Topページ」のアイコ ンを表示することで、アクセスを容易にしていま す。

<局内情報掲示板のトップページ>

上下水道局の取組は、

特にこれに該当する

<ICT連携協定の取組イメージ>

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トリプルIPは、GISシステムのデータを重ね合わせて表示でき、気象庁等から発表されるハザードデー タや、位置情報を持った画像データを取り込むことができます。

令和元年度に、インフラ業界で使用されているトリプルIPのシステムについて、本市の水道や下水道の 業務で活用可能かどうかを検証しました。

今回の検証により、発災時等にトリプルIPの機能を活用することで、復旧計画の策定や被害予測、被災 した現場情報を、迅速に共有できる可能性があることが分かりました。

~トリプルIPについて~

●公共機関が提供するハザードデータ

●リアルタイムな気象情報の表示 キロポスト情報等

土砂災害特別地域

震度分析

河川情報

緊急輸送道路 地震情報

降雨情報

地震発生から即座に 設備抽出はオリジナル機能 業界初H29秋リリース

<トリプルIPで重ねて表示できるデータ(例)>

<災害時のトリプルIP活用例>

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