・カリウム施肥 → 吸収抑制
窒素施肥 → 吸収促進 形態により異なる
・窒素施肥 → 吸収促進、形態により異なる
・根粒 → セシウム吸収への寄与 判然とせず
3 セシウム吸収メカニズムの検討
・吸収 →Cs の吸収は K の吸収と大いに関与
・吸収 →Cs の吸収は K の吸収と大いに関与
・地下から地上への移行 → 体内の移行は K と Cs 同一でない
・なぜダイズか?なぜダイズか?
ダイズという作物、モニタリング結果、研究の現状(チェルノブイリ時の研究状況)
・飯舘村での栽培結果飯舘村での栽培結果
吸収経過、各部位の蓄積(根粒)(、層位別)、品種間差 現地栽培の難しさ(土壌の不均一性、野生動物)
子房は脂質を貯めない?
・吸収特性 競合、栄養
子房は脂質を貯めない?
・体内での移動(上/下比、元素別)
Kとは独立??
ポイントは吸収ではなく(Kと一緒なので)、移行・転流?
・なぜ高いか?
イネとの比較(推測で考察)
・抑制対策
K施肥、N施肥
3日間 10日間 KとCsの地上部/地下部比
発芽 水耕
元素 濃度 基本溶液 元素 濃度
N 8mM
P 1mM
基本溶液
(1/2Hoagland)
K 3mM
Ca 2mM Mg 0.5mM
Cs 0.1mM
地上部
ICP 地下部
ICP
溶液と体内の K/Cs 比 ダイズ地上部の K/Cs 比 K=138mg/39=3.5
水耕
Cs=3.8mg/133=0.027
K/Cs=127
水耕
(1/2Hoagland+0.1mMCs) にて10日間生育
ダイズ地下部の K/Cs 比 /
溶液中の K/Cs 比
K/C 3 M/0 1 M 30
K=10mg/39=0.25mmol Cs=1.4mg/133=0.01mmol K/Cs=0 25/0 01=25
K/Cs=3mM/0.1mM=30 K/Cs=0.25/0.01=25
部位 K Cs K/Cs
地上 138mg/g
(3.5mmol/g)
3.8mg/g
(0.027mmol/g) 127
地下 10mg/g 1.4mg/g
地下 g/g 25 (0.25mmol/g)
g/g
(0.01mmol/g) 25 溶液 3mM 0.1mM 30
地下部から地上部への移行が K と Cs は同じでない
地上部での K の割合が高まる(選択的に地上部へ)
部位 K/Cs Ca/Cs Mg/Cs P/Cs 地上 127
(3 5/0 03)
34 (1 0/0 03)
12 (0 4/0 03)
105 (3 1/0 03) (3.5/0.03) (1.0/0.03) (0.4/0.03) (3.1/0.03) 地下 25
(0.25/0.01)
4
(0.04/0.01)
7
(0.08/0.01)
33 (0.3/0.01) 溶液 30
(3/0.1)
20 (2/0.1)
5 (0.5/0.1)
10 (1/0.1)
部位別の元素 /Cs 比
6 00 8.00
P/Cs
15 00 20.00
K/Cs
2.00 4.00 6.00
mg/100g
5 00 10.00 15.00
mg/100g
0.00 2.00
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
0.00 5.00
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
12.00 0.80
6.00 8.00 10.00
g/100g
Ca/Cs
0.40 0.60 0.80
/100g
Na/Cs
0.00 2.00 4.00
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
mg
0.00 0.20
mg/
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実 側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
K/C 側根に比べ 地上部で高い K/Cs 側根に比べ、地上部で高い
地上部間では大きな差はない
8 P 50 K
飯舘村小宮 9月15日
部位別の元素濃度
4 6
mg/100g
P
20 30 40
mg/100g
K
0 2
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
m
0 10 20
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
m
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
20 25 30
00g
Ca
1 2
0g
Na
5 10 15
mg/10
mg/100 1
0
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
0
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
300
400 Cs
最大繁茂期(9月15日) 成熟期
100 200 300
Bq/kg
最大繁茂期(9月15日) 成熟期
0
側根 主根 葉 葉柄 茎 子実
体内のCs移動
元素Aと同じ輸送→A/Cs 定 元素Aと同じ輸送→A/Cs一定 元素Aと異なる→A/Cs不均一
Csの輸送は、Kと完全に一致か?
移行・転流はどのように??
Kは関与??
溶液中K/Cs:根K/Cs比一定
確かめること→異なるK/Cs比でもそうか?
なぜダイズのCs分布は均一か?
→構造の違い??
←子実にKが多いで説明できるか?
確かめること→異なるK/Cs比でもそうか?
K濃度薄(溶液K/Cs低)→K/Cs下がる?←Cs積 極的?
←子実内 どんな形で蓄積?
なぜ、子実にK(ミネラル)が多いか?
←発芽後の成長速度の違い?
同じ?? ミネラルが多いからが Csも多い、は理由に なりそう。(どの元素と相関があるか?)
ダイズの側根に蓄積することは(他の作物と比較して)特別か?
より側根にため込む系統があれば利用大!
栄養条件によって地下に留めておくことは可能か?
体内はどのような形で移動 蓄積??
体内はどのような形で移動、蓄積??
体内のK濃度高い→子実Cs濃度低い 体内のK濃度低い→子実Cs濃度高い 体内のK濃度低い→子実Cs濃度高い
Kを輸送するタンパクが異なる(K低濃度→高親和性発現)
高親和性はCsを輸送 高親和性はCsを輸送
根で発現しているのは高親和性??
溶液:K 低 高 根:K輸送 高親和性
(Csも運ぶ)
低親和性
(Cs運ばない Kのみ) 42K/137Cs比でわかること
(Csも運ぶ) (Cs運ばない、Kのみ) がある 根 常時は高親和性発現?
→高親和性をと通して吸収 Kと一緒?
がある??
→高親和性をと通して吸収 Kと 緒?
K高濃度:低親和性発現→Kと異なる?
上/下 常時は低親和性 上/下 常時は低親和性
→低親和性は通さない?他の輸送で輸送?→Kと異なる 他の輸送:カチオンTPとか?
K低濃度:高親和性発現→Kと同じ?
硫安、硝安 硝酸Ca
+K
3.5 50.0
8.0
9.0 0.3
P K Ca Na
+K
1.0 1.5 2.0 2.5 3.0
mg/100g
20.0 30.0 40.0
mg/100g
2 0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0
mg/100g
0 1 0.1 0.2 0.2
mg/100g
地上部
0.0 0.5
0 200 400 600
0.0 10.0
0 200 400 600
0.0 1.0 2.0
0 200 400 600
0.0 0.1
0 200 400 600
3.5
35 0
40.0 4.5 8.0
地上部
1.0 1.5 2.0 2.5 3.0
mg/100g
10 0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
mg/100g
1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0
mg/100g
3.0 4.0 5.0 6.0 7.0
mg/100g
0.0 0.5 1.0
0 500 1000 1500 2000
0.0 5.0 10.0
0 500 1000 1500 2000 0.0 0.5 1.0
0 500 1000 1500 2000
0.0 1.0 2.0
0 500 1000 1500 2000
地下部
Cs((Bq/kg)q/ g)
グリコHP
(北大遺伝資源学研究室HP)
競合 競合
養分の 吸収経路
セシウム
競合 競合
ダイズ タンパク質、脂質が豊富
(北大遺伝資源学研究室HP)