る
( Br uns don e t a l
,1998)
。自己回帰モデ、ノレやランダム係数モデルなどの多くの分析手法 が 取 り 上 げ ら れ て き た が ,GI S
の 発 展 と 共 に 開 発 さ れ た 地 理 的 重 み 付 け 回 帰( G eogr aphi cal l y W ei ght ed Regr essi on
,以下G WR )
はモデリングと共に簡便に空間影響 を把握できる点で優れている。特に,周囲を海に囲まれ南北に細長い国土を有する日本 は,長い歴史の中で限られた土地を有効かっ最大限に活用すべく,地域ごとに特有の土 地利用を形作ってきた経緯がある。したがって,地域の土地利用構造をモデルに組み込 むことのできる,G W R
は非常に有効なモデリング手法であると考えられる。以上の知見から,広域市町村圏の空間特性を利用して地域の土地利用構造を把握した 日本全国の土地利用モデルを構築することを本章の目的とする。
6. 2
広域圏データベースの構築広域市町村圏は,都市及び農村漁村地域が一体となって形成されている日常社会生活 圏を単位とする地域の総合的な振興整備を推進するため,
1969
年に大都市圏を除く全 国に設定された。当時は,高度経済成長政策が本格的に展開され,また過密・過疎開題 による地域の衰退現象が表面化し始めた頃で、あった。その対策として広域市町村圏は道 路網の整備など開発型のハード面中心の施策が展開されたため,バブル崩壊後の時代の 流れに必ずしもうまく対応しなかったが,市町村と都道府県の聞に位置する新しい生活 圏単位として認識された。また,全国をほぼ網羅した広域市町村圏のシステムを完成さ せたことは,その実体が不十分で、はあっても,その後の広域行政を展開する重要な橋頭 筆を手に入れたという意味で、画期的で、あったといえる。本研究では,土地利用データに国土数値情報のメッシュデータを使用した。データ年 次は,
1987
年である。土地利用を規定すると考えられる様々な社会経済データ,自然 条件データはこれらの年次に合わせる形で国勢調査,工業統計,商業統計など極めて多 岐にわたる統計資料を集計し,広域市町村圏データベースを構築した( 表6 .
1) 0 また,日本全域をカバーするように研究対象地域は,広域市町村圏
( 330
圏域5) と大都市周辺 広域行政圏( 24
圏域) ,および人口規模を考慮して独自に設定した罷域( 23
圏域) を合 わせたものとした( 図6 .
1) 0本稿ではこれらの圏域を総称して広域圏と呼ぶこととする。5
1987
年時点での広域市町村圏の数は336
圏域であるが,鹿児島県の奄美群島,沖縄県 の宮古,北部,八重山,中部,南部の 6 圏域は地理的な位置を考慮、して分析対象から外した。
国
89
闘表6. 1 広域圏データベースの概要
データ項目 指標 出典
年齢分類別人口 人口密度
国勢調査 DID 人口密度
若年齢人口率 生産年齢人口率 高齢者人口率 第一次産業就業者比 第二次産業就業者比 第三次産業就業者比 昼間人口比
農業関連指標 農 家 率
世界農林業センサス 専業農家率
第一種兼業農家率 第二種兼業農家率 農業粗生産額 製造業・サービス関連指標
製造品出荷額
高業統計 高感数
事 業 所 数
工業統計 小売販売額
自然条件関連指標 傾 斜 0‑ 3 度 の 面 積 比
土地分類関付属資料 傾 斜 3‑ 8 度の面積比
傾 斜 品 目 度 の 面 積 比
傾 斜15 度以上の面積比
標 高 0‑ 100mの面積比 標 高100‑ 200mの面積比 標 高 200‑ 400mの面積比 標高 4 0 0 m以上の面積比 山地の面積比
丘陵地の面積比 低地の面積比
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