• 検索結果がありません。

6 dbKona ( 非推奨 ) の使い方

ドキュメント内 jdbc.book (ページ 135-138)

dbKona

ク ラ スには、 Java アプ リ ケーシ ョ ンやアプレ ッ ト か らデータベースにア ク セ スでき る高度なデータベース接続 オブジ ェ ク ト のセ ッ ト が用意さ れていま す。 dbKona は JDBC API の最上位に配置さ れ、 WebLogic JDBC ド ラ イ バ、 ま た はその他の JDBC 対応の ド ラ イ バ と 連動し ます。

以下の節では、 dbKona ク ラ ス について説明し ます。

6-1 ページの 「dbKona の概要」

6-4 ページの 「dbKona API」

6-18 ページの 「エンテ ィ テ ィ の関係」

6-19 ページの 「dbKona の実装」

dbKona の概要

dbKona

ク ラ スには、 データ管理に関する低レベルの詳細を扱 う JDBC よ り も高

レベルな抽象化概念が備え ら れてい ます。 dbKona ク ラ ス か ら提供 さ れる オブ ジ ェ ク ト を使用する こ と で、 プ ロ グ ラ マは、 ベンダに依存し ない、 高レベルな方 法でデータベース データ を表示および変更で き る よ う にな り ます。 dbKona オブ ジ ェ ク ト を使用する Java アプ リ ケーシ ョ ンでは、 データベースに対し てデータ の検索、 挿入、 変更、 削除など を行 う にあたっ て、 DBMS のテーブル構造や フ ィ ール ド タ イ プに関するベンダ固有の知識は不要です。

多層コ ン フ ィ グレーシ ョ ンでの dbKona

ま た、 dbKona は、 WebLogic Server および多層 ド ラ イバで構成さ れる多層 JDBC 実装で も使用でき ます。 こ の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンでは、 ク ラ イ ア ン ト サ イ ド

ラ イ ブ ラ リ は不要です。 多層コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンでは、 WebLogic JDBC は、

WebLogic

多層フ レーム ワーク へのア ク セス メ ソ ッ ド と し て機能し ます。

WebLogic

では、 WebLogic jDriver for Oracle な どの単一の JDBC ド ラ イバを使用 し て、 WebLogic Server か ら DBMS への通信を行います。

dbKona

は、 多層環境でデータベース ア ク セ ス プロ グ ラ ムを作成する場合によ く

使用さ れます。 dbKona オブジ ェ ク ト を使用すれば、 ベンダにま った く 依存し な いデータベース アプ リ ケーシ ョ ンを作成で き る か ら です。 dbKona および

WebLogic

の多層フ レーム ワー ク は、 ユーザに意識さ せずに、 複数の異種データ

ベースか らデータ を取 り 出すよ う なアプ リ ケーシ ョ ンに特に適し ています。

WebLogic

と WebLogic JDBC サーバの詳細については、『WebLogic JDBC プロ グ ラ マーズ ガ イ ド』 を参照し て く だ さ い。

dbKona JDBC ド ラ イバの相互作用

dbKona

は、 DBMS への接続と その維持を JDBC ド ラ イ バに依存し ています。

dbKona を使用するには、 JDBC ド ラ イ バを イ ン ス ト ールする必要があ り ます。

WebLogic jDriver for Oracle

のネ イ テ ィ ブ JDBC ド ラ イ バを使用し てい る場 合は、 『WebLogic jDriver for Oracle のコ ン フ ィ グ レーシ ョ ン と 使い方』 にあ

る説明に従っ て、 使用し てい る オペレーテ ィ ング シ ス テムに適し た、

WebLogic 提供の .dll、 .sl、 ま たは .so フ ァ イルを イ ン ス ト ールし ます。

WebLogic JDBC

ド ラ イ バ以外の JDBC ド ラ イバを使用し てい る場合は、 そ の JDBC ド ラ イバのマニ ュ アルを参照し ます。

JavaSoft

の JDBC は、 BEA が jDriver JDBC ド ラ イバを作成する ために実装し た 一連の イ ン タ フ ェースです。 BEA の JDBC ド ラ イ バは、 Oracle および Microsoft

SQL Server

用のデータベース固有の ド ラ イバの JDBC 実装です。 dbKona でデー

タベース固有の ド ラ イ バを使用する と 、 パフ ォーマン スが向上する だけでな く 、 プ ロ グ ラ マは各データベースのすべての機能にア ク セ スで き ます。

dbKona

の概要

dbKona

の基礎部分ではデータベース ト ラ ンザ ク シ ョ ン用に JDBC が使用さ れて

いますが、 dbKona を使用する こ と によ って、 データベースへのよ り 高レベルで 便利なア ク セ スが可能にな り ます。

dbKona WebLogic Event の相互作用

dbKona

パ ッ ケージには、 ローカルま たは DBMS 内でデータ が更新さ れ る と き

に、 WebLogic Event を使用し て イベン ト を (WebLogic Server 内で ) 送受信する

「eventful」 ク ラ スが含まれています。

dbKona アーキテ ク チ ャ

dbKona

では、 データベースに存在するデータ の記述および操作に、 高レベルな

抽象化概念が使用さ れます。 dbKona の ク ラ スは、 データ を検索および変更する オブジ ェ ク ト の作成 と 管理を行います。 特定のベンダのデータ保存方法や処理方 法に関する知識がな く て も、 アプ リ ケーシ ョ ンでは一貫性のあ る方法で dbKona オブジ ェ ク ト を使用で き ます。

dbKona

アーキテ ク チャ の中心的な概念は、DataSetです。DataSetには、 ク エ リ の結果が含まれます。DataSet

を使用する と 、 ク ラ イ アン ト サ イ ド で ク エ リ 結

果を管理で き ます。 プ ロ グ ラ マはレ コー ド を 1 つずつ処理するのではな く 、 ク エ

リ 結果全体を制御でき ます。

DataSetには Recordオブジ ェ ク ト が含まれています。 さ ら に各 Recordオブ ジ ェ ク ト には 1 つま たは複数の Valueオブジ ェ ク ト が含まれています。Record は、 データベースの行に相当し、Value

はデータベースのセルに相当し ます。

Valueオブジ ェ ク ト は、 DBMS に格納さ れる場合の自身の内部データ型を

「知っ ています」。 し か し、 プ ロ グ ラ マはベンダ固有の内部データ型を気にせず に、 一貫性のあ る方法で Valueオブジ ェ ク ト を使用で き ます。

DataSet ク ラ ス ( およびそのサブ ク ラ ス TableDataSet と QueryDataSet

)

の メ ソ ッ ド を使用する と 、 高レベルで柔軟な方法で ク エ リ 結果を自在に操作でき ま す。TableDataSetの変更内容は、 DBMS に保存でき ます。 こ の場合、 dbKona

では変更し た レ コー ド についての情報が保持 さ れ、 選択的に保存さ れます。 こ れ に よ り 、 ネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク および DBMS のオーバーヘ ッ ド が減少し ま す。

ま た dbKona では、 プロ グ ラ マがベンダ固有の SQL を気にする必要のない、

SelectStmtや KeyDefな どのオブジ ェ ク ト も使用でき ます。 こ れ ら の ク ラ スの メ ソ ッ ド を使用する と 、 dbKona に よ って適切な SQL が作成 さ れます。 ベンダ固 有の SQL についての知識が不要な上、 構文エ ラーも減少し ます。 その一方で、

dbKona

では、プ ロ グ ラ マは必要に応じ て SQL を DBMS に渡す こ と がで き ます。

ドキュメント内 jdbc.book (ページ 135-138)