2016
年の報告数は983
人、定点当たりの報告数3.79
人であった。ここ10
年の定点当たりの報告数 の平均は4.69
人であり、2016
年はここ10
年では最も少ない報告数であった。週別定点当たりの報告数では季節変動は明確ではないが
23
週(6.6
~6.12
)から44
週(10.31
~11.6
) にかけておおむね0.10
人を超える緩やかな山がありピークは26
週(6.27
~7.3
)の0.14
人であった。保健所別定点当たりの報告数では町田市が
12.63
人と最多であった。年齢階級別報告数では1
歳代 が314
人(31.9%
)と最も多く、4
歳代以下で79.3%
を占めている。0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
2016年(東京都)2015年(東京都)
(人/定点)
不明発しん症報告数
週
0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5
東京都
(人/定点)
不明発しん症報告数 経年変化
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年
2016
年の報告数は208
人、定点当たりの報告数0.80
人であった。ここ10
年の定点当たりの報告数 の平均は0.72
人であり、2016
年は2013
年、2011
年に次いで3
番目に多い報告数であった。週別定点当たりの報告数では例数は少ないが季節に偏りなく通年で報告されている。
保健所別定点当たりの報告数では前年と同じく新宿区が
4.25
人と最多であった。年齢階級別報告数では
1
歳代が65
人(31.3%
)と最も多いのは前年と変わりはなく、4歳代以下で89.9%
を占めている。0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
2016年(東京都)2015年(東京都)
(人/定点)
川崎病報告数 週
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10
東京都
(人/定点)
川崎病報告数 経年変化
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年
70
(3) 眼科疾患 ア 急性出血性結膜炎
2016
年の報告数は11
人、定点当たり0.28
人であった。眼科定点数が増加した2007
年以降では最少 だった2014
年(0.34
人)より少ない報告だった。患者発生数の推移には
1
年を通じてあまり特徴がなく、12
週(3.21
~3.27
)と41
週(10.10
~10.16
) に2
人発生した以外は各週1
人以下で、年間43
週は発生がなかった。全国的にも低いレベルで分散し た発生が続いており、東京も同様だった。二次医療圏別では眼科定点のある
12
医療圏のうち、報告のあったのは6
医療圏で区西部圏、北多摩 南部圏、区西北部圏が多かった。報告年齢は分散していたが、20
歳以上の成人が8
人と全体の72.7%
を占めた。幼少児では
2
歳児、6
歳児に各1
人(9.1%
)みられた。0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
2016年(東京都)2015年(東京都)
2016年(全国)
(人/定点)
急性出血性結膜炎報告数
週
0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0
東京都 全 国
(人/定点)
急性出血性結膜炎報告数 経年変化
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年
2016
年の報告数は1,201
人、定点当たり31.03
人であった。過去10
年間では2007
年(定点当たり32.04
人)、2012
年(30.01
人)、2015
年(32.49
人)と同じ位多い報告数だった。患者発生数は第
9
週(2.29
~3.6
)のみ定点当たり0.18
人と少なく、その他は0.31
人~1.00
人とほぼ 平坦化していた。全国と比較しても同様であった。二次医療圏別では、定点当たり報告数では区東北部圏
60.25
人、区中央部圏55.50
人、区西北部圏45.47
人で多かった。報告年齢は20
歳から49
歳が638
人と53.1%
を占め、20
歳以上の成人が840
人(
69.9%
)であった。10
歳未満は290
人(24.1%
)で、各年齢層に分散していた。0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
東京都 全 国
(人/定点)
流行性角結膜炎報告数 経年変化
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年
0.0
1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
2016年(東京都)2015年(東京都)
2016年(全国)
(人/定点)
流行性角結膜炎報告数
週
72
(4) 基幹定点医療機関における週報告疾患 ア 細菌性髄膜炎
2016
年の報告数は33
人、定点当たりの報告数は1.32
人であった。ここ10
年の定点当たりの報告数 の平均は1.34
人であり、2016
年の報告数は例年並みであった。週別定点当たりの報告数では報告数が少ないため季節変動は明らかではないが通年で報告されてい る。保健所別定点当たりの報告数では墨田区が
8.00
人と最多であった。年齢階級別報告数では6
か月 未満が12
人(36.4%
)、60
歳代以上が7
人(21.2%
)報告された。0.00 0.05 0.10 0.15 0.20
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
2016年(東京都)2015年(東京都)
2016年(全国)
(人/定点)
細菌性髄膜炎報告数
週
0.00 0.05 0.10 0.15 0.20
東京都 全 国
細菌性髄膜炎報告数 経年変化
(人/定点)
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年
2016
年の報告数は77
人であり、定点当たりの報告数は3.08
人であった。ここ10
年の定点当たりの 報告数の平均は3.02
人であり、2016
年の報告数は例年並みであった。週別定点当たりの報告数では季節変動は明らかではないが、最多の報告は
41
週(10.10
~10.16
)の0.24
人であった。保健所別定点当たりの報告数では墨田区が24.00
人と最多であった。年齢階級別報 告数では6
か月未満が16
人(20.8%
)報告された。0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
2016年(東京都)2015年(東京都)
2016年(全国)
(人/定点)
無菌性髄膜炎報告数
週
0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0
東京都 全 国
無菌性髄膜炎報告数 経年変化
(人/定点)
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年