ここでは、端末の画面上に表示されているコンテンツを複数のユーザー間で共 有するペアリング機能の2種類の方法のうち、シングルペアリングについて説 明します。
シングルペアリングの概要
シングルペアリングでは、1名の発表者の端末に表示される5桁のアクセス コードを利用してペアリングを行います。参加したいユーザーは、発表者と同 じ5桁のアクセスコードを入力すると、このペアリングに参加することができ ます。
シングルペアリングの場合、途中で発表者を交代することはできませ ん。
シングルペアリングでペンツールを使用する場合、通常のペンツール使用時と は動作と異なります。
発表者による手書き
シングルペアリングでは、発表者が手書きした内容は、編集中の手書きメ モ付きコンテンツとして、開いているコンテンツと同じフォルダーに自動 で保存されます。
参加者による手書き
参加者は、ペアリングを一時停止してから手書きすることができます。そ の際、参加者が手書きした内容は、発表者の手書きしたものとは別に、自 分用の編集中の手書きメモ付きコンテンツとして、開いているコンテンツ と同じフォルダーに自動で保存されます。
シングルペアリング中に、手書きした内容をアップロードすることはで きません。
ペアリングのネットワーク設定
ペアリングを開始する前に、端末のネットワークを設定します。
moreNOTEアプリでは、次の2種類の接続方法を選択することができます。
ペアリングで利用できるネットワーク
ペアリング(Bluetooth) ペアリング(Wi-Fi)
利用するネットワーク Bluetooth Wi-Fiまたは3G/LTE
端末間の距離 10メートル以内 ネットワーク環境によって異なる 参加者端末の台数 4台以下を推奨 ネットワーク環境によって異なる
ペアリング(Wi-Fi)を利用するには、追加の申し込みが必要です。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
ペアリングのネットワークは、次の手順で設定します。
1.
ホーム画面で[設定]アイコンをタップします。
「設定」アプリが表示されます。
2.
「機内モード」を[オフ]に設定します。
3.
利用したいペアリングの種類にあわせて、ネットワーク設定を有効にします。
ペアリング(Bluetooth)の場合は、「Bluetooth」を[オン]に設定
❶
します。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
ペアリング(Wi-Fi)の場合は、「Wi-Fi」または「モバイルデータ通
❷
信」を[オン]に設定します。
3Gデータ通信に対応していない端末の場合、「モバイルデー タ通信」の設定は表示されません。
Wi-Fi環境を利用してペアリ
ングをしたい場合は、
「Wi-Fi」を[オン]に設定し、
ネットワークを選択します。
3G環境を利用してペアリン グをしたい場合は、「一般」-
「モバイルデータ通信」画面 で、「モバイルデータ通信」を
[オン]に設定します。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
ペアリング発表者の操作
シングルペアリングの発表者はペアリングを開始し、コンテンツの表示やペン ツールなどの操作をします。
ここでは、ペアリングを発表してから終了するまでの、ペアリング発表者の操 作手順について説明します。
1.
メニューから、[発表(Bluetooth)]または[発表(Wi-Fi)]をタップ しますペアリングの発表は、ビューアーの[ペアリング]メニューか ら開始することもできます。
ビューアーのメニューの詳細については、『5-4 PDFを操作 する』の『■メニュー』を参照してください。
「ペアリング」画面とペアリングアイコンが表示されます。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
2.
表示されている5桁のアクセスコードを、ペアリング参加者に伝えます。
アクセスコードは、発表者がペアリング画面を起動したときに 自動的に作成されます。同じペアリングに参加するには、同じ アクセスコードを入力する必要があります。
なお、アクセスコードの左端の番号には、それぞれ以下の意味 があります。
0:ペアリング(Bluetooth)を利用 1:ペアリング(Wi-Fi)を利用
「ペアリング」画面の[閉じる]ボタンをタップするか、「ペ アリング」画面以外の部分をタップすると、「ペアリング」画 面が閉じます。ただし、ペアリング自体が終了したわけでは なく、ペアリングアイコンをタップすることで、「ペアリング」
画面を再表示することができます。
ペアリングアイコンは自由に移動することができます。
同じペアリングに参加する ためのアクセスコード ペアリングアイコン
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
3.
必要に応じて「オープンミーティング」を[オン]に設定します。「オープンミーティング」を[オン]に設定すると、発表者の開 いたコンテンツに参加者の閲覧権限がない場合でも、一時的に 閲覧することができるようになります。
オープンミーティングは、ペアリングを開始する前にのみ設定 することができます。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル 4.
[開始]をタップします。
ペアリング開始の準備が整い、「ペアリング」画面が閉じます。
章 6
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ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
5.
画面を共有したいコンテンツを開いて、ペンツールによる手書きなどの操作をします。
ペアリング中は、ここで発表者が操作している画面が、ペアリング参加 者の画面に表示されます。
ペアリング中は、発表者と参加者間でペンとポインターが同期 されますが、画面の拡大/縮小は同期されません。
6.
ペアリングの状態に応じて、停止/再開することができます。ペアリングを停止するには、「ペアリング」画面で[停止]をタッ
❶
プします。
ペアリングが一時停止の状態になり、「ペアリング」画面が閉じます。
また、ペアリングアイコンが黄色に変わります。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
停止状態のペアリングを再開するには、「ペアリング」画面で[再
❷
開]をタップします。
ペアリングが再開され、「ペアリング」画面が閉じます。
また、ペアリングアイコンは緑色に戻ります。
7.
ペアリングを終了します。「ペアリング」画面で[終了]をタップします。
❶
終了を確認するアラート画面が表示されます。
[終了]をタップします。
❷
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
ペアリング参加者の操作
シングルペアリングの参加者は、発表者から伝えられたアクセスコードを設定 して、ペアリングに参加します。
1.
メニューから、[参加]をタップします
「ペアリング」画面とペアリングアイコンが表示されます。
2.
ペアリング発表者から伝えられた5桁のアクセスコードを入力して、[開始]をタップします。
「ペアリング」画面の[閉じる]ボタンをタップするか、「ペア リング」画面以外の部分をタップすると、「ペアリング」画面が 閉じます。ただし、ペアリング自体が終了したわけではなく、
ペアリングアイコンをタップすることで、「ペアリング」画面を 再表示することができます。
ペアリングが開始され、「ペアリング」画面が閉じます。
また、ペアリングアイコンが緑色に変わります。
ペアリングアイコン
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
3.
発表者が表示/操作しているコンテンツが画面上に表示されます。 シングルペアリングの場合、途中で発表者を交代することは できません。
参加者は、ペアリング中にメニューを表示したりページをめ くったりすることはできません。
ペアリング中は、発表者と参加者間でペンとポインターが同 期されますが、画面の拡大/縮小は同期されません。参加者 は自由に画面を拡大/縮小することができます。ただし、発 表者がページをめくると、参加者の画面の拡大/縮小はリ セットされ、標準の状態に戻ります。
発表者がコンテンツを開くまで、「ペアリング中」という待機画 面が表示されます。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル
4.
ペアリングは停止/再開することができます。ペアリングを停止するには、「ペアリング」画面で[停止]をタッ
❶
プします。
ペアリングが一時停止の状態になり、「ペアリング」画面が閉じます。
また、ペアリングアイコンが黄色に変わります。
停止状態のペアリングを再開するには、「ペアリング」画面で[再
❷
開]をタップします。
ペアリングが再開され、「ペアリング」画面が閉じます。
また、ペアリングアイコンは緑色に戻ります。
章 6
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の活 用
ア プ リ 操 作 マ ニ ュ ア ル 5.
ペアリングを終了します。「ペアリング」画面で[終了]をタップします。
❶
終了を確認するアラート画面が表示されます。
[はい]をタップします。
❷
ペアリングが終了します。
発表者がペアリングを終了した場合は、参加者のペアリングも 自動的に終了します。
章 6
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の活 用