△△川
魚類調査における調査地区は表 5- 6、表 5- 7 を参考に、ダム湖(流入部、湖岸部)、
流入河川、下流河川、その他(環境創出箇所)に設定する。調査地区の配置例を図
5- 5に示す。
また、調査地区の設定にあたっては、底生動物調査の調査地区との関連性について も考慮する。
表
5- 6 調査地区の考え方(魚類)区分 調査 地区 調査 地区 の設 定場 所
ダム湖 流入部 ・ダム湖環境エリア区分として設定した流入河川が流入するダム 湖内の浅場に設定する。
湖岸部 ・流入部以外の浅場に設定する。
・緩傾斜地や抽水植物・沈水植物等が生育している場所等、魚類 が生息している可能性がある場所に 1 地区設定する。必要に応 じて複数設定してもよい。
流入河川 ・基本的にダム湖環境エリア区分を設定した 1 流入河川につき、1 地区設定する。
・湛水の影響を受けず、流入河川を代表する場所に設定する。
下流河川 ・ダム下流における無水区間・減水区間の有無や、支川の流入状 況等により魚類相が変わることを考慮し、ダム下流河川におけ る代表的な河川環境を適切に把握できる場所に設定する。代表 的な河川環境が複数存在する場合には、必要に応じて複数設定 してもよい。
その他 環境創出箇所 ・代表的な環境創出箇所を対象に 1 地区設定する。必要に応じて 複数設定してもよい。
・水辺環境がない場合は、特に設定しなくてよい。
表
5- 7 調査地区の大きさの目安(魚類)区分 調査 地区 河川 形態 調査 地区 の目 安 ダム湖 流入部 - 上下流方向に 30~100m 程度の範囲とする。
湖岸部 - 湖岸沿いに 30~100m 程度の範囲とする。
流入河川 下流河川
Aa 型 4~6 単位形態以上を 1 地区とする。
Bb 型 1~3 単位形態を 1 地区とする。
Bc 型 1~2 単位形態を 1 地区とする。
瀬淵の区分 が不明瞭
水面幅の 5 倍程度を目安に 1 地区とする。
その他 環境創出 箇所
- 環境創出箇所 1 箇所のうち、水域部分を 1 地区とする。
注)1 単位形態とは、1 組の瀬・淵が連なる区間
図
5- 5 調査地区の配置例(魚類)その他 (環境創出箇所)
ダム湖(流入部)
ダム湖(流入部)
流入河川の影響を 受けない浅場
ダム湖(湖岸部)
:調査地区 その他 (改変箇所)
湛水域
発電バイパス等 浅 場
湛水の影響を受け ない場所に設定
流入河川
ダム湖環境エリア区分
:ダム湖
:流入河川
:下流河川
:その他
△△ダム 下流河川
支川の合流
本川
56
2)
底生動物
底生動物調査における調査地区は表
5- 8、表 5- 9を参考に、ダム湖(流入部、湖岸 部、湖心部)、流入河川、下流河川、その他
(環境創出箇所)に設定する。調査地区の配置例を図
5- 6に示す。
また、調査地区の設定にあたっては、魚類調査の調査地区との関連等も考慮する。
表
5- 8 調査地区の考え方(底生動物)区分 調査 地区 調査 地区 の設 定場 所
ダム湖 流入部 ・ダム湖環境エリア区分として設定した流入河川が流入するダム 湖内の浅場に設定する。
湖岸部 ・流入部以外の浅場に設定する。
・緩傾斜地や抽水植物・沈水植物等が生育している場所等、底生 動物が生息している可能性がある場所に 1 地区設定する。必要 に応じて複数設定してもよい。
湖心部 ・ダム湖最深部の湖底に設定する。
流入河川 ・基本的にダム湖環境エリア区分を設定した 1 流入河川につき、1 地区設定する。
・湛水の影響を受けず、流入河川を代表する場所に設定する。
下流河川 ・ダム下流における無水区間・減水区間の有無や、支川の流入状 況等により底生動物相が変わることを考慮し、ダム下流河川に おける代表的な河川環境を適切に把握できる場所に設定する。
代表的な河川環境が複数存在する場合には、必要に応じ て複数設定してもよい。
その他 環境創出箇所 ・代表的な環境創出箇所を対象に 1 地区設定する。必要に応じて 複数設定してもよい。
・水辺環境がない場合は、特に設定しなくてよい。
表
5- 9 調査地区の大きさの目安(底生動物)区分 調査 地区 河川 形態 調査 地区 の目 安 ダム湖 流入部 - 上下流方向に 30~100m 程度の範囲とする。
湖岸部 - 湖岸沿いに 30~100m 程度の範囲とする。
流入河川 下流河川
Aa 型 4~6 単位形態以上を 1 地区とする。
Bb 型 1~3 単位形態を 1 地区とする。
Bc 型 1~2 単位形態を 1 地区とする。
瀬淵の区分 が不明瞭
水面幅の 5 倍程度を目安に 1 地区とする。
その他 環境創出 箇所
- 環境創出箇所 1 箇所のうち、水域部分を 1 地区とする。
※ 1単位形態とは、1組の瀬・淵が連なる区間。
図
5- 6 調査地区の配置例(底生動物)※ ダム湖(湖心部)以外は、基本的に魚類と同じ調査地区を設定する。
その他 (環境創出箇所)
ダム湖(流入部)
ダム湖(流入部)
流入河川の影響を 受けない浅場
ダム湖(湖岸部)
:調査地区 その他 (改変箇所)
湛水域
発電バイパス等 浅 場
湛水の影響を受け ない場所に設定
流入河川
ダム湖環境エリア区分
:ダム湖
:流入河川
:下流河川
:その他
△△ダム 下流河川
支川の合流
本川 ダム湖(湖心部)
58
:調査地区 その他 (改変箇所)
ダム湖環境エリア区分
:ダム湖
△△ダム ダム湖(基準地点)
ダム湖(副基準地点)
ダム湖(沿岸域)
動物プランクトンのみ
3)
動植物プランクトン
動植物プランクトン調査における調査地区は、水質データとの比較解析が可能なよ うに「改訂・ダム貯水池水質調査要領 平成8年1月 (財)ダム水源地環境整備セ ンター(以下、ダム水質調査要領と呼ぶ)」に基づき設定された貯水池内基準地点(副 基準地点を含む)とする。
また、貯水池内基準地点の他に、既往の調査結果、事前調査結果や湖岸の状況等に より、湖岸部に特徴的な動物プランクトンが出現しそうな場合は、必要に応じて沿岸 部においてネット法による動物プランクトン調査を実施する。なお、流入河川及び下 流河川については、動植物プランクトンの主な生息・生育環境ではないため、基本的 に調査地区を設定しないものとする。
図
5- 7調査地区の配置例
(動植物プラントン
)4)