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57シャフトの摩耗

ドキュメント内 ロータリーシール (ページ 57-61)

ターコン®自体は低摩擦材料ですが、バリリップ®シール はすべてシャフト面と接触した状態で使用するように設計 されており、事実、大部分の用途でシール接触面がありま す。シールの仕様と使用条件が正しければ、シャフトの摩 耗は軽い研摩程度に限られますが、過大な圧力、異物、偏 芯その他の理由で摩耗が大きくなる場合があります。シス テムの設計に際して所定の使用期間内に許容されるシャフ トの摩耗を考慮し、シャフトのコーティングなどの摩耗対 策の効果をコストと対照して検討することが必要です。 

  

■ 包 装

   

バリリップ®シールは数枚を重ねて包装した形で出荷され ます。バリリップ®PDR はシール リップ径がシャフトよ り小さい為、取り付けを容易にするため、シャフトより径 がやや小さいマンドレルに保持した形で出荷されます。こ れ以外にも、ブリスター包装、複数のシールを通した長い マンドレル、カンバン方式用の再使用可能なボックスへの 個別包装など、用途に合わせた包装についてもご相談に応 じます。 

また取り付け用工具付きのスリーブで納品することもでき ます。この場合は取り付け作業に別途工具を用意する必要 がなく、多数の遠隔地点で使用するための予備部品として 購入する際に特に便利です。 

  

■ 取り付け上の注意事項

   

早期の故障の調査から、その多くが不適切な取り付け方法 によって起こることが多く見受けられます。 

しかし、次のような点に注意を払うことにより、そのよう な故障を避けることができます。 

 

取り付け用のスリーブや工具に傷がないかどうかを定期 的にチェックしてください。 

購入時にマンドレルに通してあるシールは、取り付け直 前までマンドレルから外さないでください。  

 ボール紙製マンドレルからシールを外すときは、マンドレ ルに巻いてある紙がめくれないような方向に外してくだ さい。 

バリリップ®シールの初期トルクを最小にする必要があ る場合には予め使用される流体にて潤滑してから取り付 けてください。バリリップ®PDRシールはシールに溝 が切ってある部分にコンタミでかみ込ませないため、ド ライ状態でシャフトに取り付けてください。 

ゴム製カバー付きシールはハウジングに組み付けるとき、

シール流体を外径側に塗布し、潤滑剤としてご使用くだ さい。 

グリス塗布の際は固形添加物(硫化モリブデンや硫化亜 鉛添加物など)を含有しないグリスを使用してください。 

シールの外径面は、シール材コート、ゴム被覆、メタル ケースのいずれを問わず、傷つけないように注意する必 要があります。 

シールをハウジングに入れるときは、シール外径になる べく近い箇所に力を加えて真直ぐに押し込みます。 

シール リップにらせん溝が切ってあるときは、シャフト の回転方向に対して正しい向きに取り付けるよう注意し てください。 

シールは通常、シールしたい流体にリップを向けて取り 付けます(流体を保持するよりも排除することが重要な 場合に限って逆向きに取り付けます)。 

厳しい使用条件の場合、またはシールの保持のために、

専用のシーラントまたは接着剤をシール外径上に使用す ることができます。しかし  バリリップ®PDRシールの 外径がシーラントで予めコーティングされている場合は、

化学的適合性の問題があるためシーラントの使用は避け てください。 

バリリップ®シールの幅は ISO 6194/1および ISO  16589 に従い、ハウジングのボアにシールが密着する ように設計されています。しかし取り付け工具、軸方向ク ランプ、または保持用サークリップを使用したときは、

より狭い幅のシールを使用することもできます。 

 シール の取り付けに適当な工具をP58の図37、図38 に示します。 

バリリップ

®

図37:取り付け方法 

図38:取り付け方法  硬質プラスチック  製円錐形工具を使  用した取り付け方  法 

プラスチック製の  取り付け工具付き  スリーブ 

バリリップ

®

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■ 推奨取り付け 

概 要 

下記の図は圧力がかかる使用状況での推奨取付図です。 

 

塗装を行う場合、シールにマスキングしてください。シ ール リップやシール リップが通るシャフト部分に塗装 剤が付かないようにしてください。また通気口やドレイ ンが詰まらないようにしてください。運転開始前にマス キングを取ってください。 

もし、焼き付け塗装を行う場合や、熱の影響を受ける場 合、シール材料の熱許容を超えないようにしてください。 

洗浄やテスト中にシールの仕様の許容外の薬液や圧力下 で使用しないでください。 

図39:圧力 0 . 2 MPa 以下の場合の取り付け図 

図40:圧力 0 . 2 MPaから2MPaの場合の取り付け  図41:D タイプの取り付け  b

b1

1.2±0.2

20° 

R0.5

d1 h11 d2 H8

d4 d5

min.3

圧力  圧力  圧力 

バリリップ

®

■ 選定ガイド 

Yes

No

No

Yes

Yes

Yes

No

No Yes No

No

Yes

Yes No

No

No

Yes

No Yes

es Y

お客様のハウジングにシールを組み込んだ場合やカスタム設計でのシールシステムが求められる場合、EARに使用条件を  ご記入の上、最寄のトレルボルグ シーリングソリューションズへお送りください。標準品をご利用の場合、下記フローチ  ャートを選定の目安としてご活用ください。 

注意:このガイドは圧力と表面速度のみにフォーカスしております。実際の使用環境では、PV値も考慮する必要があります。(P52参照) 

シャフトは1方向のみ  の回転ですか? 

流体の粘性は 

高いですか?  らせん溝付きシール 

表面速度は30m/s  以上ですか? 

表面速度は15m/s  以上ですか? 

特殊設計リップを推奨 

最大圧力差は  どの位ですか? 

2.0MPa以上 

0.5〜2.0MPa

表面速度は15m/s  以上ですか? 

表面速度は15m/s  以上ですか? 

コンタミ除けの  リップは必要ですか? 

0.5MPa未満 

2 重リップは  必要ですか? 

コンタミ除けの  リップは必要ですか? 

コンタミ除けの  リップは必要ですか? 

バリリップ® タイプA 

 

バリリップ® タイプ F 

  バリリップ®

タイプ C

バリリップ®

バリリップ® タイプ B

バリリップ® タイプ E 特殊設計リップを推奨 

最大差圧は  どの位ですか? 

0.1MPa未満  ですか? 

0.1MPa以上  ですか? 

バリリップ®PDR 

バリリップ

®

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