53
54
神仏・霊場巡りは2年続けて割合が増加(表 6-1)しており、平均消費額、旅行日数とも に全体平均を大きく上回っている。また、季節を問わず平均的に旅行者が訪れている(図 13-5)ことを考えると重要な観光資源となっている。そこで、霊場巡り以外の目的で再度 来県してもらうためにも、訪れた旅行者に満足してもらうための取り組み、環境整備が重 要となる。
アウトドア目的の旅行者は春と夏に集中しており(図 13-5) 、四万十川や仁淀川周辺での カヌーや川遊びなどが目立っていた。旅行日数が 2.7 日と最も長いため、滞在型観光のモ デルケースになると思われる。アウトドア目的のニーズを掘り起こすために、気軽に参加・
体験できるメニュー作りや、リピーターを増やすための満足度を上げる取り組みなどが考 えられる。
食べ物が目的の旅行者は、カツオのシーズンの春と秋に割合が多くなっている(図 13-5) 。 全体で 7.1%を占める旅行目的になっているが、平均消費額は 20,188 円、旅行日数が 1.6 日と全体平均を下回っている。その大きな要因は、54.1%と半数を超えている日帰り客の 割合にある(図 13-6) 。そのため、宿泊客の割合を増加させることが平均消費額の増加に効 果的と考えられる。居酒屋巡りや屋台ツアーなど、宿泊が前提になる夜型の食イベントの 企画に取り組むことも必要と考えられる。
旅行目的割合が合わせて 58.6%と高知県観光の大きな役割を担っている自然見物や名所 旧跡は、旅行日数が 1.9 日となっている。日帰り客の割合はどちらも 35%程度であるため、
1 泊してもらう取り組みが有効となると考えられる。
(図 13-4) 旅行目的別県内平均消費額(円)、県内旅行日数(日) [ 23 年 ]
23,801 26,459 21,554
28,875
19,135 20,188 31,207
12,506 25,252
14,450
33,347 31,747
1.9 2.0 1.9
2.7
1.8 1.6
2.6
1.1 1.9
1.4 3.4
2.4
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000
自然見物・町歩き 休養・慰安 イベント アウトドア スポーツ 食べ物 神仏・霊場巡り 買い物 名所旧跡・観光施設 なんとなく 帰省・仕事 その他
平均消費額 県内旅行日数
55
(図 13-5) 旅行目的別調査時期割合(%) [ 23 年 ]
(図 13-6) 旅行目的別日帰り客・宿泊客割合(%) [ 23 年 ]
17.1 28.8 1.1
3.1
31.2 14.0
17.3 14.3
33.8 29.7 25.3 25.6
44.0
51.7 3.3
32.3
6.3 32.9 18.2 7.2
20.4 29.7 16.2
2.3
19.3
5.9 82.4
56.9 0.0
19.3 28.1 32.1
25.5 19.7 28.9
27.9
19.6 13.6 13.2 7.7 62.5
33.8 36.4 46.4
20.3 20.9 29.6 44.2
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
自然見物・町歩き
(n=805)休養・慰安(n=118) イベント
(n=91)アウトドア
(n=65)スポーツ(n=16) 食べ物
(n=207)神仏・霊場巡り
(n=121)買い物
(n=28)名所旧跡・観光施設
(n=912)なんとなく
(n=239)帰省・仕事(n=284) その他
(n=43)冬 春 夏 秋
37.1 25.4
34.1 15.4
43.7 54.1 27.3
89.3 34.9
72.0 12.3
27.9
62.9 74.6
65.9 84.6
56.3 45.9 72.7
10.7 65.1
28.0 87.7
72.1
0% 20% 40% 60% 80% 100%
自然見物・町歩き(n=805) 休養・慰安(n=118) イベント(n=91) アウトドア(n=65) スポーツ(n=16) 食べ物(n=207) 神仏・霊場巡り(n=121) 買い物(n=28) 名所旧跡・観光施設(n=912) なんとなく(n=239) 帰省・仕事(n=284) その他(n=43)
日帰り客 宿泊客