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5 先天性心疾患術後遠隔期における橈骨動脈脈波増大指数 (AIc)の検討。 Radial augmentation index (AIc) of congenital heart defects after surgical repair

ドキュメント内 Microsoft Word - Proceedings.doc (ページ 33-53)

京都府立医科大学大学院医学研究科小児循環器・腎臓学 糸井利幸、小澤誠一郎、問山健太郎、

濵岡建城

【目的】CHD術後遠隔期の脈波増大係数(Augmentation Index, AIc)および反射波伝搬時間(Δ

T)を検討した。【対象と方法】正常群(11)、VSD術後(9)、TOF/PA群(12)、Fontan群(10)、

Ross群(5)。年齢は7〜37歳。橈骨動脈AIc、ΔT測定にはHEM-9000AIを用いた。【結果】小 児期AIcは年齢とともに低下し、20歳頃最低値(52%程度)となりその後増加する(40歳では

65%程度)。20歳以上の成人では、TOF/PA、Ross、Fontan群で年齢正常上限を越えていた。ΔT

はFontan群(平均94msec)をのぞいて年齢に関わりなく一定範囲(平均133msec)で、Fontan

群ではΔTの短縮が特徴的であった。 【考察】TOF/PA、Ross、Fontan型手術後は導管血管壁へ の負荷と、Fontan型手術後では心室後負荷増大の存在も示唆された。

口演-6 手術2

口演 6-1 Fallot四徴症術後遠隔期の心室圧断面積関係による右心機能評価。Evaluation of

right ventricular function by Pressure-Area relation in patients with postoperative Tetralogy of Fallot.

埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科 関 満、石戸博隆、小林俊樹、竹田津未生、河 野一樹、岩本洋一、川崎秀徳、玉井明子、増谷聡、先崎秀明

【背景】Fallot四徴症(TOF)では、術後も肺動脈残存狭窄や逆流のために右心負荷、右心不全 を呈することが遠隔期の予後を左右するが、その病態進展の様相は不明な点が多い。そこで今 回我々は、TOF術後の右心機能を小児期と遠隔期(成人)において心室圧断面積関係を用いて比較 検討した。【結果】術後早期の小児症例での検討では臨床症状の軽微なものでも、右室拡大と 右室収縮能の低下を認め、拡張不全も呈していた。術後遠隔期症例においては右心不全症状を ほとんど認めない症例では術後早期症例と同様の結果であったが、残存肺動脈狭窄・逆流が高 度で右心不全症状の強い症例では収縮能のさらなる低下とβアドレナリン応答の低下を認めた。

【考察】TOF 術後の経過が良好な症例でも右心機能低下所見を呈し、残存病変の高度な症例で はその低下がより顕著であり、右心機能維持のための積極的治療介入の重要性を示唆された。

口演 6-2 小児期に適応外と診断され、成人年齢でFontan型手術を行った機能的単心室。

Fontan candidate for adult cyanosis patients with functional single ventricle.

慶應義塾大学小児科学教室1)、同外科学教室2) 土橋隆俊1)、柴田映道1)、潟山亮平1)、古

道一樹1)、前田潤1)、福島裕之1)、饗庭了2)、山岸敬幸1)

(背景)小児期に当時の適応基準によりFontan型手術適応外と診断され成人に達した4例に、低酸

素血症を改善する目的でFontan型手術を行い評価した。(対象)機能的単心室4 例(男1 例、女3 例)。左室型2例、右室型1例、両心室型1例。内臓錯位症候群2例。全例に計7回(1〜3回)の

Shunt術が行われ、酸素飽和度は80.2 3.4%(77〜85%)。(結果)肺血管抵抗が低い症例(4単位・

m2以下)を手術適応ありとして、段階的にBCPS−TCPC術またはTCPS術を行った。TCPC/TCPS

階的手術によりQOLが改善する症例がある。

口 演 6-3 TOF 再 手 術 ・ 再 々 手 術 と PTFE 弁 付 き 心 外 導 管 。 Revision RV outflow reconstruction for adult TOF females: PTFE tricuspid valved PTFE conduit.

自治医科大学とちぎ子ども医療センター・成人先天性心疾患センター、 小児・先天性心臓血 管外科・小児科・循環器内科 河田政明、立石篤史、片岡功一、三橋健司、簱 義仁

再手術、再々手術となるTOF・TOF+PA術後の女性の3例(17、24、38歳、)で、将来の追加胸 骨正中切開手術を回避し、カテーテル治療を併用することを意図したPTFE3弁付きPTFE心外 導管を用いた再右室流出路形成を行った。生体弁付き心外導管によるRastelli手術後2例、初回

Rastelli手術後Danielson法による再々手術1例で、いずれも仮性内膜による狭窄・生体弁石灰化・

流出路異種心膜パッチの石灰化が著明であった。今後必要時、カテーテルによる肺動脈弁位生 体弁留置を中年期以降に行う意図のもと、石灰化や狭窄の少ないこの心外導管を用いた。人工 弁留置に適した口径22mm(2例)、24mm(1例)の人工血管を選択した。術後1年の経過では

PTFE3弁は良好に機能している。カテーテルによる狭窄拡張・生体弁留置も含めQOLの向上が

期待できる術式と考えられる。

口演 6-4 成人先天性心疾患(GUCH)に併せ後天性病変に手術介入を要した症例の検討 和歌山県立医科大学 第一外科1) 小児科2) 打田俊司1) 岡村吉隆1) 西村好晴1) 畑田充俊 1) 戸口幸治1) 本田賢太朗1) 湯崎 充1) 金子政弘1) 仲井健朗1) 末永智2) 武内 崇2) 鈴木啓之2)

【背景】GUCHの外科治療は合併後天性病変への介入も必要とする。【目的】当施設での後天性 病変にも手術を要したGUCHを検討。【対象】2000.1〜2009.8に外科治療を行ったGUCH82例中、

大動脈二尖弁単独を除いた42例。21‐74歳、男18:女26。主CHDはASD23例、VSD9例、

TOF5例、バ洞動脈瘤破裂2例(IE合併)、c-TGA・Ebstein・iECD・CoA各1例。【結果】26例

(60%)に後天性病変手術介入を要した。術式:AVR3 例、基部置換 1 例、MVR/MVP5 例、

PVR/P-valvotomy4 例、RVOTR2例、TAP/TVP11 例、CABG5 例。組合わせ:ASD&T 弁 7 例、

TOF&PVR/RVOTR4 例、VSD&MVP2例、VSD&IE&TVP2 例。VSD:2例、バ洞動脈瘤破裂:2例 にIE合併、af:4例(不整脈手術併施2例)。ASD 11/23例(48%)に合併後天性手術施行。【考察】GUCH では経年変化による後天性病変への手術が多いが、その進行は主病変早期治療で回避でき得る。

ASD約半数に三尖弁手術、af合併多く、小児ASDカテ閉鎖と条件は大きく異なる。

口演 6-5 Fontan非適応とされ成人期まで経過した単心室例の Fontan手術への治療戦略

兵庫県立尼崎病院心臓センター心臓血管外科1)、小児循環器科2) 澤 康祐1)、今井 健太1)、

吉川 英治1)、長門 久雄1)、大野 暢久1)、大谷 成裕1)、藤原 慶一1)、坂東 賢二2)、佃 和

弥2)、坂﨑 尚徳2)

<背景>Fontan 型手術を行う理想的な時期は小児期であるが、未介入あるいは姑息術のみで成人

期を迎える患者も少なくはない。<目的>何らかの問題でFontan型手術非到達のまま成人期を迎 えた症例について検討を行うこと。<対象>Fontan非適応とされ18歳を越えた単心室例は25例 あった。その中で再評価を行いFontan型手術目指した治療を行った5例とFontan型手術非到達 の生存11例を対象とした。

<結果>5例のFontan型手術を目指した症例のうち4例は TCPCに至っている。BDG後もSpO2

の著明な低下をきたすことなく、TCPC後は全例ADLが改善している。非到達生存11例の主な

Fontan非到達理由はPAPが高い事、更なる治療に積極的ではない事などであった。<結語>Fontan

非適応とされ成人期まで経過した単心室例の中には再評価することで Fontan型手術を目指す事 の出来る症例が存在し、その成績は良好であった。

ポスター-1 手術・カテーテル治療

P1-1 心室頻拍・心室細動によるニアミスを 2度認め、2弁置換、ICD植え込みを行った

左 室 型 単 心 室 、 心 室 中 隔 形 成 術 後 の 1 例 。 Implantable cardioverter defibrillator in an adolescent patient after ventricular septation for single ventricle.

大阪市立総合医療センター小児不整脈科1)、小児心臓血管外科2)、心臓血管外科3)、和歌山県 立医科大学小児科4) 尾崎智康1)、鈴木嗣敏1)、中村好秀1)、杉田亮2)、柳瀬豪2)、川平洋一

2)、西垣恭一2)、柴田俊彦3)、鈴木啓之4)

【症例】19歳男性。【現病歴】出生後左室型単心室と診断。1か月時に心室中隔形成術、2 歳時 両側房室弁形成術を受けた。平成20年3月心房内回帰性頻拍を認め、5月に他院でアブレーシ ョンを施行したが、無効で再発を繰り返した。平成21年5月心室細動を認め心肺蘇生、電気的 除細動で回復した。今回精査加療目的で当院紹介となった。【入院後経過】 入院後、電気生理 検査を行ったが心室頻拍・心室細動は誘発されなかった。以後アミオダロン内服を開始したが、

第11病日に心室細動を認め心肺蘇生、電気的除細動を受けた。第19病日に心臓カテーテル検査、

第29病日に2弁置換、ICD植え込みを実施した。術後経過は良好で第47病日に退院となった。

単心室の二心室修復術の長期生存例は稀であるが、経過が良好でも心房頻拍・心室頻拍は突 然死の原因となる。アブレーションのみならず心内修復術やデバイス治療の組み合わせを考慮 すべきと考え報告した。

P1-2 経胸壁心エコー図による経カテーテル的ASD閉鎖術後評価における技師の役割。

岡山大学病院 医療技術部1)、循環器疾患治療部2)、岡山大学大学院 循環器内科3)、岡山大

小児科4)、心臓血管外科5) 田辺康治1)、谷口 学2)、赤木禎治2)、杜 徳尚3)、草野研吾3)、

渡辺修久1)、武本梨佳5) 大月審一4)、岡本吉生4)、伊藤浩3)、佐野俊二5)、

【背景】経カテーテル的心房中隔欠損(ASD)閉鎖術前後の経胸壁心エコー図(TTE)を実施する 技師の役割は大きい。【方法】当院循環器疾患治療部において経カテーテル的閉鎖術を行い、心 エコー室において術前後の評価を行った二次孔型ASD連続122症例(平均年齢39.7歳)。閉鎖前・

閉鎖24時間後・1ヵ月後・3ヵ月後・6ヵ月後・12ヵ月後の経過観察を行った。【結果】両心室 のリモデリングは閉鎖後24時間以内より始まり、12ヶ月後の時点まで続いていた。残存短絡は 24時間後:32%、1ヵ月後:24%、3ヵ月後:15%、6ヵ月後:8%、12ヵ月後:5%と経時的に減 少した。デバイスの変位・血栓形成などの重大な合併症は認めなかった。【結論】経カテーテル 的ASD閉鎖術後のTTEにおいては、治療効果判定や合併症の有無など重要な評価項目があり、

それを行う技師の役割は大きく、十分な知識を持って望む必要がある。

P1-3 左 冠 尖 へ の 術 中 Cryoablation が 奏 功 し た 、 流 出 路 起 源 心 室 性 期 外 収 縮 の 一 例 。 Surgical cryoablation for frequent premature ventricular contraction originating in the left sinus of Valsalva.

九州大学病院 循環器内科1)、心臓外科2) 井上修二朗1)、竹本真生1)、向井靖1)、樗木晶子

1)、砂川賢二1)、田ノ上禎久2)、富永隆治2)

症例は50才台男性.二尖弁を原因とする重症大動脈弁閉鎖不全症(AR)、流出路起源心室性期外 収縮(OT-PVC)を認めていた.左室拡大を伴う心機能低下を認め、頻発していた OT-PVC による 心機能低下の関与も疑われた.CARTO mapping下でOT-PVCに対するカテーテルアブレーショ ンを施行、RVOT側からの通電では根治に至らず左冠尖(LCC)からの通電にて有効通電が得られ た.しかし PVC は外来で再発した.重症 ARと上行大動脈拡大に対して大動脈弁置換術(AVR) と上行大動脈置換術を施行、術中にLCC からのCryoablationを追加することとした.術中心停 止後、直視下にLCCにCryoablationを施行し、AVRと上行置換術を行った.術後はOT-PVC, VT はほぼ消失し順調な経過で退院となった.AVR術中のLCCへのCryoablationが奏功した症例と 考えられたため報告する.

P1-4 完全大血管転位(TGA)に対するSenning術後遠隔期に、二度baffle leakを生じた一例。

A case of Senning procedure for TGA, who was suffered from recurrent baffle leak.

埼玉医科大学国際医療センター小児心臓科1)、同小児心臓外科2) 石戸博隆1)、小林俊樹

1)、先崎秀明1)、竹田津未生1)、増谷 聡1)、河野一樹1)、岩本洋一1)、関 満1)、玉井明子

1)、川崎秀徳1)、加藤木利行2)、鈴木孝明2)、枡岡歩2)、岩崎美佳2)

【背景・目的】Senning術後遠隔期には、体心室として機能する解剖学的右室の心不全や、重症 三尖弁逆流に伴う心房性不整脈、伝導路損傷による房室ブロック等が問題となる。今回はこれ らに加え、心房内baffle離開を繰り返した症例を報告する。【症例】23歳男性。TGA I型の診断

で3ヶ月時にSenning手術を施行。6歳頃よりチアノーゼあり、15歳時にはSpO2=80%台。18

ドキュメント内 Microsoft Word - Proceedings.doc (ページ 33-53)

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