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5. 建設候補地の景観分析
5.1 目的
ここでの目的は,景観デザインに活用可能な資源の位置や状態を把握することである。
情報をきちんとまとめることで,開発計画方針の検討に役立てる。
5.2 景観デザインに活用可能な資源
建設候補地周辺には,発電所の景観デザインに活用可能な資源(以下,「景観デザイン 資源」と言う)が存在している場合が多い。景観デザイン資源とは,水みち・湿地,大径 木,特徴的な微地形等のことを指す。景観デザイン資源の例を示す。現地踏査に基づき,
景観デザイン資源の位置や種類など,分布状況を記録する。調査結果は,地図として取り まとめる。以下に,景観デザイン資源の例を示す(図 5.2.1) 。
大 径木
湿地
登山 道
水み ち
微地 形
眺望 点
図 5.2.1 景観デザイン資源の例
景観デザイン資源をベースマップ等に図化してまとめることにより,次のステップであ
るエコロジカル・ランドスケープ計画で開発計画方針図に記載し,どのデザイン資源をど
のように活用するのかを明確にする。
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6. エコロジカル・ランドスケープ計画
6.1 目的
自然環境,風致景観に配慮した土地利用計画を立案するために,開発計画方針図を作成 する。これは,建設候補地の自然環境分析と景観分析の結果を用いて,基本計画レベルの 土地利用計画を作成するためのガイドである。別冊の「配慮手法パタン参考集」のパタン も参考にしながら方針を作成する。環境への配慮と開発を両立するような考え方を持った 専門家の協力が重要となる部分である。
6.2 開発計画方針図の作成
現地に馴染む地熱発電所計画立案のためには,残して活用すべき資源を明確にする必要 がある。そのため,建設候補地の自然環境調査と景観デザイン資源調査結果を踏まえ,活 用できる景観デザイン資源,地域特有の残すべき自然環境などを図化する。
建設候補地の自然環境分析の結果を整理しながら,発電所施設を配置する地盤の設定や 保全すべき大径木,調整池の位置などを大まかに設定する。造成地盤の設定では,造成面 積を抑えることで原環境への影響を低減できるため,配慮手法パタン参考集の「Z-3:ク ラスター型造成」などを参考にし,施設配置をイメージしながら方針を決める。
現地調査で撮影した写真なども掲載すると,配慮事項のエビデンスとして,利害関係者 への説明など合意形成の際に説明しやすい。以下に開発計画方針図の例を示す(図 6.2.1) 。
図 6.2.1 開発計画方針図例27
景観デザイン資源は,建設候補地の既存環境によって異なる。そのため,地域特有の資 源や地元住民にとって大切な資源などをヒアリングや専門家の意見を通してまとめること で,後々の合意形成の際にもより地域環境に配慮した計画であることを説明しやすくなる
27 この地図の作成に当たっては,国土交通省国土地理院が管理する航空レーザ測量データを使用した。
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ドキュメント内
NEDO テンプレート
(ページ 40-43)