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33 な組織なのです

ドキュメント内 仏教福祉 No.09 (ページ 39-50)

そこをこの蓮華院さんが国際協力のカ ウンタ

lパl

卜として

提携をとっていく︑まさにネット

ワー

キングが形成されてゆくといいまし

ょうか︒そうい

ったことが個々の発意から始まるのだけれども︑やはり 収束していくのは︑叡尊さんの

﹁興法

利生﹂の精神とい

うことを絶えず説く

で︑ネットワーク形成されていく のかなと思います

一昨年なのですが︑

NGO

の真言

律宗ボランティア会 というのができました

これは全くのボランティア組織

ではありますが︑叡尊さんのご生誕八

OO

年記念事業の

開として︑従来からの宗団内の福祉法人や

NPO

どの存在を前提として︑現代でわれわれが観光事業や︑

あ る い は 植 務 や 祈 祷 と い う 従 来 の 仏 教 の 活 動

外にも っともっと現代社会に生きる人々を相手にしていけるよ うな何かをつくり上げていかなければならないという宗 派の思いの巾で︑ボランティア会というものが発足いた

v しlv

た だ

これは発足したものの

その中身の具体的な部 分は未知数です

決して財源的にも忠まれてはおりませ

ん︒形は徐々にでき上がっていくのだけれども︑そこに

いかなる内容を盛っていくかは︑実はいま別

h代 わ れ わ れに任せられた課題であります

︒先ほど‑

一 一 日いましたよう

に叡尊さんという存在を媒体として仏教復興にかかわっ

ていくわけですから︑

そういった面での教学的な裏づけ あるいはそういった理念が実践にいかに影響ルをもちう

るのかということを︑

もっともっと私などの立場では具

体化

していきたいというところがあるわけです

︒他の先

進的宗団に

べて遅ればせながらという形であり︑また 南部という狭い世界ではありますが

いろいろな事例を

参院

匂とさせていただいて進めていく段階であります

補足にしては長くなりましたけれども︑以上のような 点を西大寺の取り組みとして補足させていただきました

O

谷川 ありがとうございました

それでは宮城先生

お願いします

O

宮 城 先の報告を受けて︑﹁バブル経済崩壊以後から 現代﹂にあたる‑九九

J

年から

O

O O

年に至る時期に

‑ 34‑

ついて報告します︒

先述のように︑天台宗では国際化の方向から︑募金活 動を広げインドシナ難民救援︑あるいは福祉施設等に寄 付をするという事業を広げていきます

こうした事業形態は

(慈

斧活

チャリティ

1ワ

l

動)といい︑現代の社会福祉の立場からすると︑前時代 的な方式ではないのかという批判がなされるわけです

つまり

お金を出すだけで︑自分が福祉主体として活動 しているという実感がもてないわけです

寄付されたご

本人

自体

は︑

お金を出したことだけで満足をしてしまっ

て︑自己完結してしまいます︒そうである限り︑自分の

行いが︑たとえ利他行であったとしても︑これでよかっ

たのだという満足感しか残らないわけです︒これでは社

会一柏祉の意味が成り立ってこない︒つまり︑相手側の人

たちとの共感という心の働きがない以上︑それは一方通

行的な働きかけに終わってしまうそうであっては﹁社

会福祉﹂という考え方とは離れたものになるのではない

かと思います︒

こ う し た 街 頭 募 金 等 の 活 動 の 限 界 性 と い う と こ ろ

を打ち破っていこうとしたのが︑天台宗にあっては︑

.九

年.

一川にラオスで小学校建設資金を贈呈した際

に ︑

日本人の大学生が小学校建設をしている奉仕隊と山

会ったわけであります

︒この出会いによって︑

やはり

向分たちも汗を流して︑現地の人たちと一緒にその人た

ちのための施設をつくっていく︑その点びというものを

体験していく必要があるのではないかということになり︑

その次の年にラオスにおいて独自に学校建設をする隊を

派遣

して

そこで現地の人々と共感的な出会いがなされ

たということが︑﹁比叡山寺報﹂等に紹介されております︒

こういう形で募金活動に終始した事業が大きな転換を

迎えたということを︑特色としてあげておかなければな

らない点だと思います︒

こういう意味で︑延暦守を中心とする天台宗は国際化

という方向の中から︑福祉事業の真のあり方につながっ

ていくことができたのではないかと考えます︒

浅草寺では︑平成三

年 (

~ 35 ~

九 九 二 に

︑ 大 正 大 学 の 石

川到覚氏を代表とする将来構想委員会を立ち上げ︑同五

年に最終報告をいたしました︒ここでの報告では︑地域

社会とのつながりをよりa層明確にした将来機組案をた

てています︒

具体的には地域ニ1ズへのアセスメントを積み重ねる︑

先見性にとんだプランニングを提示する︑福祉会館でな

ければできない︑あるいは民川活動だからこそできる先

駆的事業の開発と実施の必要性︑これら三点をあげまし

て︑浅草寺福祉会館の将来像を提起し︑その方向の中か

ら︑浅草寺の地元である台東区との連携を中心にした

一桐 祉事業活動を展開していくことを課題として提起されて

います︒

こうした課題を獲得することで不特定多数の参詣者の

ニーズに応えるという方向から

︑地 域社会との辿慌を岡

り︑そのニl

ズに応えていくという方向へ転換していく

ことで︑現代の仏教福祉の一つのあり方を提起すること

になったのではないかと思います︒

四 天 王 寺 の 場 合 を み て い き ま す と 平 成

O

(一

九九八)に四天王寺国際仏教大学に人間福祉学科が 開設されます

︒これほどすばらしい福祉事業団をもちな

がら︑福祉人材の養成をこの段附で着手することになり

ました︒

施設の拡充の方向から︑事業問の精神を体現す る人材の育成という課題を持つことで︑新たな福祉の時

代を

迎え

る山

中で

一つの大きな転換をはかつていくとこ

ろに大きな怠味があると思います︒そうした方向の中か

ら︑名も実も含んだ福祉事業団となっていくのではと考

えることができると思います︒

最後になりますが

西教寺が経常母体となっている

﹁真

憾園

では︑平成

一 一 年 (

九九九)

に創立記念事 業を行い︑特別養護老人ホ

1ムの増築工事を完成させて

おります︒ここでは︑出発から現時点に至

るま

で︑

立 して当地での運営を柱に︑施設の拡充︑充実を阿ってき

lvh

しかも︑特別養護老人ホームを主体とする高齢 者福祉に限って運営をなさってこられています

︒そこを

起点に︑在宅介護支援センター

々の

ι

宅部門での事業

展開にもつなげてきました︒

‑ 36‑

こうした.民性を優れた特

色としてみていくことができると思います

以上のようにそれぞれの特色を備えた事業展開をと

おして︑教川の相祉問動のあり庁が浮かんでくるのでは

ないかと思います

︒それぞれの特色を牛かしそれぞれ

の立場からのアプローチというところで︑天台宗系教川 は︑次の課題を担っていくということがいえるのではな

いかと思います︒

O

長谷川ありがとうございました︒

それでは村井先生︑お願いします︒

O

村井

先ほど︑最後の課題としておりました一九九六

年の基本要綱の改正になったきっかけみたいなものにつ

いて少しお話ししていこうと思います︒

本願

派の社会福祉推進協議会の発足というのは︑

﹁報恩行

﹂と﹁同刷新神﹂というものに立脚していると

いうことをお話ししました

先ほどの説明では﹁報恩

﹂の説

明のみでしたが︑実は﹁報思行﹂

という考え方

が後に浄土真宗の基幹運動の中で問題とされます︒すな

わち︑根本の与え方そのものに大きなゆらぎが生じてき

たのが︑改正につながったわけです︒

その

小で

は︑

たとえば﹁どうして

﹃ 報 思行

﹄で社会制

祉惟進協議会の煙念を押さえなければならないのか﹂と

いうことそれから﹁基幹運動の理念と違っているでは

ないか﹂という問題︑あるいは﹁出動そのものの只体性

が欠けている﹂という問題︑それから﹁社推協のいまま

での考え方というのは︑援助対象というぷ現で︑

t

に立

ってものを考えるとらえ五が強いのではないか﹂という

題問

それ

から

これは先ほども申しましたが︑社推協

の活動の中にあったビハ

l

ラ活動が別の動きをみて︑非

常に活発に独自の動きをしている巾で︑社推協と︑

そ れ

からビハ1ラという関係をどうとらえていくかというさ

まざまな問題が︑二

O

年ぐらいの問にいろいろ出てきた

わけです︒

それと同時に︑真宗の全体の問題としても︑次のよう

なことが﹃囚われています︒

﹁念仏者にとって

一番大切なことは

3 7  ‑

どこまでも往

生浄LLの道であり︑社会問題(福社)に関わること

は︑本筋から離れているといった考え方がある﹂

ということです

︒だから︑﹁信心を得て︑住生治定のL

から制限思行として関わるという考え万がある﹂というこ

とです︒

とこ

ろが

︑ そういう与えカであれば

つは

︑ 非常

に個人の内面的な問題に陥りやすいのではないかという

問題

と︑

それから同時に︑辺動や実践性というのが一人

ひとりのものになりにくくてこの世の矛盾とか不合理

ドキュメント内 仏教福祉 No.09 (ページ 39-50)

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