性犯罪の加害をなくす対策の強化 性犯罪の加害をなくす対策の強化 性犯罪の加害をなくす対策の強化
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キ 性犯罪への厳正な対処性犯罪への厳正な対処性犯罪への厳正な対処性犯罪への厳正な対処
性犯罪等に対する取締りの強化
依然として高水準で推移している性犯罪の現状を踏まえ、性犯罪に 加えて、痴漢や公然わいせつ等の性犯罪に発展するおそれがある事案 に対する取締りをより一層強化する必要がある。
また、被害が拡大することを防止するためにも、可能な限り早い段 階で性犯罪の被疑者を検挙することが重要である。
さらに、検挙率を向上させることで、性犯罪は被害者が警察に届け 出れば必ず捕まるリスクの高い犯罪であると、加害を企てる者に認識 させなければならない。
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ク 加害者を生まないための子どもの頃からの教育・啓発の充実加害者を生まないための子どもの頃からの教育・啓発の充実加害者を生まないための子どもの頃からの教育・啓発の充実加害者を生まないための子どもの頃からの教育・啓発の充実
若年者に対する重点的な教育の推進
性犯罪を確実に減らしていくためには、被害者を作らないという視 点に加え、加害者を生まないという視点も必要である。
性犯罪、特に強姦罪においては、他の重大犯罪に比して、有職の加 害者の割合が高く、犯行が計画的に行われているといった実態があり、
性犯罪の根深さを表している。
性犯罪が行われる背景には、加害者が被害者との関係性において、
未熟さや偏った認識を持っていることが原因となっている場合もあり、
子どもの頃から「人を思いやる」や「命の大切さ」といった心を育む 教育を行い、人との関わり方などを早い段階から育んでいくことが重 要である。
○ 性犯罪に対する専従捜査体制の強化
○ 徹底検挙に向けた各種捜査資機材の拡充・整備
今後考えられる具体的な取組内容
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また、性犯罪の加害者を生まないための教育を行う場合は、被害者 の心情に配慮し、性犯罪被害に対する正しい理解を持たせるようにす ることが必要である。
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ケ 再犯防止に向けた取組の推進再犯防止に向けた取組の推進再犯防止に向けた取組の推進再犯防止に向けた取組の推進
(ア)性犯罪加害者等立ち直りのための専用相談ダイヤルの周知
加害者等を対象とした再犯防止に向けた取組として、加害行為を止 めようとしている加害者自ら、また加害者の家族等の立ち直りに向け た相談を受けるため、「ストップ!『性犯罪』電話相談」が、平成25 年11月からNPOと国、医療機関、関係機関の協働で設置されてい る。
今後は、加害者、その家族等に、この相談窓口や医療機関の情報に ついての周知に努めることが必要である。
(イ)関係機関のネットワークを活用した再犯防止対策の検討
加害をなくす対策については、性犯罪の被害者の心情への配慮や、
一方で、加害者の更生や社会復帰の妨げとならないよう考慮を要する 等の課題もあり、被害防止に向けた取組と比して十分に進展している とは言い難いところである。
今後は、加害を生まない取組も不可欠であり、県や国、関係機関、
医療機関、NPOや自助グループが、広く連携し、ネットワークを活 用しながら、実効性のある対策に向けて、さらに検討を重ねて進めて いく必要がある。
○ 小・中学生、高校生が保護者と学び、規範意識を育成する学習会の実施
○ 中学生、高校生を対象とした、犯罪被害者・遺族の講演等による「命の大切さを学ぶ 教室」の実施
○ 「福岡県豊かな人間性育成プラン」に基づく「命の教育」の推進
今後考えられる具体的な取組内容
○ 加害者や家族に対する、加害者専用相談窓口、医療機関についての情報提供
今後考えられる具体的な取組内容
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○ 性犯罪者処遇に係るネットワークを活用した再犯防止対策の更なる検討、検討結 果の周知
○ 子ども対象・暴力的性犯罪の出所者に係る再犯防止措置制度の適切な実施
○ 再犯防止に向けた、加害少年の立ち直り支援
今後考えられる具体的な取組内容
「ストップ!『性犯罪』電話相談」とは・・・
福岡県で始まった全国初の性犯罪防止のための加害者専用相談ダイヤル。
医師、弁護士、臨床心理士、社会福祉士等からなる運営委員会が、性犯罪をやめ ようとしている加害者や加害者の家族などが相談できる窓口を運営し、再犯防止に 係るサポートを行っている。
【受付時間】 火曜日から土曜日の13時から17時
【電話番号】 070-6984-9335
※電話相談は無料で、匿名での相談が可能
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おわりに
平成26年中の県内における性犯罪の認知件数は499件となり、この有識 者会議のなかで検討した平成25年中の認知件数557件に比べて減少しまし た。
しかしながら、この件数は、決して安心できるものではなく、県内では、依 然として、少なくとも毎日1人以上の方が、何の非がないにも関わらず性犯罪 の被害を受け、心身ともに深いダメージを受けているということを県民一人一 人は重く受け止めなければなりません。
さらに、その他にも警察に被害の届出をすることなく、一人で悩み苦しんで いる被害者がいるということも忘れてはいけません。
本報告書では、このような被害者を一人でも減らすための処方箋ともいうべ き施策の方向性を盛り込んだつもりです。
性犯罪を防止するための取組については、一朝一夕に効果が現れるものでは ないかもしれませんが、今後、この報告書が契機となって、県、県警察等をは じめとする関係機関がこれまで以上に連携し、性犯罪を防止するという気持ち を一つにして各種施策に全力で取り組み、「県民の誰もが安全で安心して暮らせ る性犯罪のない福岡県」が実現することを願ってやみません。
福岡県性犯罪防止対策検討有識者会議委員一同