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各種身体疾患におけるうつ病の合併率

慢性疾患に罹患している患者では気分障害の有病率が高く、

身体疾患の重症度が増すにつれて、うつ病の合併率も高くなることが報告されています。

青木 孝之 : 診断と治療 91(8): 1339,2003[L20060620002]より改変

20 ~ 38 17 ~ 46 21 ~ 32 16 ~ 19

67 11 ~ 40

24 55 がん

慢性疲労症候群 慢性疼痛

冠動脈疾患

クッシング症候群 認知症

糖尿病 てんかん

有病率(%)

身体疾患

6.5 30 41 31 6 ~ 57 28 ~ 51

27

うつ状態の原因になりやすい主な薬剤

身体疾患の治療薬が原因となってうつ状態が認められることがあります。

宮岡 等 : 内科医のための精神症状の見方と対応 医学書院 : 35, 2000[L20051117017]

ジスルフィラム 抗酒薬

ハロペリドール、チアプリド 向精神薬

インターフェロン 免疫調整薬

塩酸アマンタジン、L-DOPA 抗パーキンソ薬

シクロセリン、エチオミド 抗結核薬

ヒスタミンH 2 受容体拮抗薬 抗潰瘍薬

副腎皮質ステロイドホルモン、黄体卵胞混合ホルモン ホルモン製剤

レセルピン、 α- メチルドパ、 β- ブロッカー

血圧降下薬

うつ病の診断( DSM- Ⅳ - ①)

うつ病の診断には、DSM-Ⅳの「大うつ病エピソード」の診断基準が広く使用されており、(1)~(9)の症状の うち、(1)、(2)のいずれか1つを含む5つ以上の症状が2週間以上続いた場合にうつ病と診断します。

A. 以下の症状のうち 5 つ(またはそれ以上)が同じ 2 週間の間に存在し、病前の機能から の変化を起こしている。これらの症状のうち少なくとも 1 つは、( 1 )抑うつ気分、あるいは

(2)興味または喜びの喪失である。

注:明らかに、一般身体疾患、または気分に一致しない妄想または幻覚による症状は含まない。

1 )その人自身の言明(例:悲しみまたは空虚感を感じる)か、他者の観察(例:涙を流して いるように見える)によって示される、ほとんど 1 日中、ほとんど毎日の抑うつ気分

注:小児や青年ではいらだたしい気分もありうる。

2 )ほとんど 1 日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味、

喜びの著しい減退(その人の言明、または他者の観察によって示される)

3 )食事療法をしていないのに、著しい体重減少、あるいは体重増加(例: 1 ヵ月で体重の 5 %以上の変化)、またはほとんど毎日の、食欲の減退または増加

注:小児の場合、期待される体重増加がみられないことも考慮せよ。

4 )ほとんど毎日の不眠または睡眠過多

American Psychiatric Association:DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の分類と診断の手引き 高橋 三郎ほか訳 新訂版 医学書院:137, 2006 [L20070316004]

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