63,010 81,755 81,908
（ロ）資産形成充当財源変動の部＝(１＋２＋３) 33,879 24,361 24,468
１ 固定資産の変動 39,373 30,236 30,198
２ 長期金融資産の変動 -5,494 -5,875 -5,730
0 0
３ 評価・換算差額等の変動 0 0 0
（ハ）その他の純資産変動の部＝(１＋２＋３) -2,149 191 191
Ⅱ 当期変動額合計＝(イ＋ロ＋ハ) 35,928 35,722 35,578
１ 少数株主持分の変動 0 0 8
２ 開始時未分析残高の変動 0
1,564,111 1,823,390 1,827,589 -2,149 191 183
○ 純 資 産 変 動 計 算 書 か ら 分 か る こ と （ 連 結 ベ ー ス ）
平 成25年 度 は 、 純 資 産 が47億 円 増 加 と な り ま し た 。こ れ は 税 収 な ど の『 財 源 の 調 達 』が764億 円 で あ っ た の に 比 べ 、純 経 常 費 用（ 純 行 政 コ ス ト ） の 支 出 な ど の 『 財 源 の 使 途 』 が749億 円 と 下 回 っ た こ と や 、 イ ン フ ラ 資 産 の 整 備 な ど に 伴 う 固 定 資 産 の 変 動 が40億 円 あ っ た こ と な ど に よ る も の で す 。
結 果 、 平 成25年 度 末 の 純 資 産 は2,398億 円 と な り ま し た 。
こ れ ら を 市 民1人 当 た り に 換 算 す る と 、平 成2 5 年 度 中 に 純 資 産 は3 万6千 円 増 加 し て1 8 2 万8千 円 と な り ま し た 。
- 95 -
4） 資 金 収 支 計 算 書 で み る 財 政 状 況
○ 資 金 収 支 計 算 書 （ 単 位 ： 百 万 円 ）
（ 注） う ち、公債・ 借入金支払利息支出
３ 期末資金残高( １＋２) 5 ,7 3 7 9 ,1 5 4 9 ,5 1 9
6 2 8 1 ,0 9 0 1 ,0 9 0
１ 当期資金収支( イ＋ロ＋ハ) 8 3 8 8 4 1 9 3 5
２ 期首資金残高 4 ,8 9 9 8 ,3 1 3 8 ,5 8 4
②財務的収入 4 ,3 2 2 5 ,3 3 6 5 ,7 1 1
( ハ) 財務的収支区分（ ②収入－①支出） - 3 9 1 - 1 ,5 3 9 - 1 ,2 3 2
①財務的支出（ 注） 4 ,7 1 3 6 ,8 7 5 6 ,9 4 3
②資本的収入 1 ,9 7 7 2 ,0 7 8 2 ,0 7 9
基 礎 的 財 政 収 支 ( イ ＋ ロ ) 1 , 2 2 9 2 , 3 8 0 2 , 1 6 7 - 8 ,4 7 2 - 9 ,3 4 2 - 9 ,3 6 2
①資本的支出 1 0 ,4 4 9 1 1 ,4 2 0 1 1 ,4 4 1 ( ロ) 資本的収支区分（ ②収入－①支出）
4 1 ,3 1 3 5 9 ,2 3 5 5 9 ,8 6 9
②経常的収入 5 1 ,0 1 4 7 0 ,9 5 7 7 1 ,3 9 8
①経常的支出
普通会計 単体 連結
( イ) 経常的収支区分（ ②収入－①支出） 9 ,7 0 1 1 1 ,7 2 2 1 1 ,5 2 9 項目
○ 市 民 1 人 当 た り の 資 金 収 支 計 算 書 （ 単 位 ： 円 ）
（注）うち、公債・借入金支払利息支出 4,785 8,306 8,306
２ 期首資金残高 37,331 63,345 65,410
３ 期末資金残高(１＋２) 43,716 69,754 72,535
②財務的収入 32,933 40,660 43,518
１ 当期資金収支(イ＋ロ＋ハ) 6,385 6,408 7,125
(ハ)財務的収支区分（②収入－①支出） -2,980 -11,728 -9,388
①財務的支出（注） 35,913 52,388 52,906
②資本的収入 15,065 15,834 15,842
基 礎的 財政 収 支(イ＋ ロ) 9,365 18,136 16,513 (ロ)資本的収支区分（②収入－①支出） -64,557 -71,186 -71,338
①資本的支出 79,622 87,020 87,180
①経常的支出 314,806 451,373 456,204
②経常的収入 388,728 540,695 544,055
項目 普通会計 単体 連結
(イ)経常的収支区分（②収入－①支出） 73,922 89,322 87,851
○ 資 金 収 支 計 算 書 か ら 分 か る こ と （ 連 結 ベ ー ス ）
行 政 サ ー ビ ス を 行 う 中 で 、 毎 年 度 継 続 的 に 収 入 、 支 出 さ れ る 経 常 的 収 支 は115億 円 の 余 剰 が 発 生 し 、一 方 、資 産 形 成 や 、投 資 、貸 付 金 な ど の 収 支 で あ る 資 本 的 収 支 は93億 円 の 赤 字 と な っ た た め 、基 礎 的 財 政 収 支（ プ ラ イ マ リ ー バ ラ ン ス ）は 、結 果 と し て 22億 円 の 黒 字 と な り ま し た 。
市 債 な ど の 収 支 で あ る 財 務 的 収 支 に つ い て は 12億 円 の 赤 字 で 、当 期 の 資 金 収 支 額 は9億 円 の 黒 字 と な り 、 期 末 資 金 残 高 は95億 円 と な り ま し た 。
こ れ ら を 市 民1人 当 た り に 換 算 す る と 、 当 期 は7 千 円 の 黒 字 と な り 、 期 末 資 金 残 高 は7万 3千 円 と な り ま し た 。
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第 ３ 節 財 務 諸 表 に 基 づ く 分 析 指 標 1） 純 資 産 比 率
純 資 産 ／ 総 資 産
企 業 会 計 の 「 自 己 資 本 比 率 」 に 相 当 す る も の で あ り 、 総 資 産 の う ち 返 済 義 務 の な い 純 資 産 が ど れ く ら い の 割 合 か を 表 し ま す 。 こ の 比 率 が 高 い ほ ど 、 財 政 状 況 が 健 全 で あ る と い え 、 市 町 村 の 普 通 会 計 で は 、 6 0 ～ 7 0 ％ が 標 準 で あ る と 言 わ れ て い ま す 。
純 資 産 （ 百 万 円 ） 総 資 産 （ 百 万 円 ） 純 資 産 比 率 （ ％ ）
普 通 会 計 205,263 261,717 78.4
単 体 239,289 316,601 75.6
連 結 239,840 317,441 75.6
成 田 市 で は 、普 通 会 計 、単 体 、連 結 と も 、純 資 産 比 率 は7 0 ～ 8 0 ％ で あ り 、標 準 を 上 回 っ て い る こ と か ら も 、 財 政 状 況 の 健 全 性 が う か が え ま す 。
2） 安 全 比 率
（ 純 資 産 － イ ン フ ラ 資 産 ） ／ （ 総 資 産 － イ ン フ ラ 資 産 ）
イ ン フ ラ 資 産 と は 、 住 民 の 社 会 生 活 の 基 盤 と し て 、 必 要 不 可 欠 の ネ ッ ト ワ ー ク を な す も の で す が 、 経 済 的 取 引 に は な じ ま な い 資 産 で も あ り ま す 。 つ ま り 、 イ ン フ ラ 資 産 は 担 保 能 力 を も た な い と も 言 え る た め 、自 治 体 の 返 済 能 力 を 評 価 す る 際 に イ ン フ ラ 資 産 の 価 値 を ゼ ロ と し て 算 出 し た 純 資 産 比 率 が 、 安 全 比 率 と な り ま す 。
こ の 比 率 が マ イ ナ ス と な る 時 は 、 事 実 上 の 債 務 超 過 状 態 と 判 断 さ れ ま す 。
純 資 産
（ 百 万 円 ）
総 資 産
（ 百 万 円 ）
イ ン フ ラ 資 産
（ 百 万 円 ）
安 全 比 率
（ ％ ） 普 通 会 計 205,263 261,717 139,364 53.9
単 体 239,289 316,601 187,812 40.0
連 結 239,840 317,441 188,749 39.7
3） 社 会 資 本 形 成 の 世 代 間 比 率
純 資 産 ／ （ 事 業 用 資 産 ＋ イ ン フ ラ 資 産 ）
社 会 資 本 形 成 に 係 る 負 担 の う ち 、こ れ ま で の 世 代 の 負 担 が ど の く ら い の 割 合 を 占 め て い る の か を 表 し ま す 。
こ の 比 率 が 高 い ほ ど 、 こ れ ま で の 世 代 が 社 会 資 本 形 成 の 形 成 コ ス ト を 負 担 し て お り 、 逆 に 低 け れ ば 、 将 来 世 代 が コ ス ト を 負 担 し な け れ ば な ら な い こ と を 意 味 し ま す 。 市 町 村 の 普 通 会 計 の 平 均 で は 、 こ れ ま で の 世 代 の 負 担 割 合 は 約8 0 ％ で す 。
- 97 - 純 資 産 （ 百 万 円 ）
事 業 用 資 産 ＋ イ ン フ ラ 資 産（ 百 万 円 ）
社 会 資 本 形 成 の 世 代 間 比 率 （ ％ ）
普 通 会 計 205,263 238,976 85.9
単 体 239,289 288,096 83.1
連 結 239,840 289,112 83.0
成 田 市 で は 、 普 通 会 計 、 単 体 、 連 結 と も 、 社 会 資 本 形 成 の 世 代 間 比 率 は 、 8 0 ％ を 超 え て い る こ と か ら 、 負 担 を 将 来 に 先 送 り し な い 、 健 全 な 財 政 運 営 を し て き た こ と が 分 か り ま す 。
4） 資 産 老 朽 化 比 率
減 価 償 却 累 計 額 ／ 有 形 固 定 資 産 取 得 価 格
有 形 固 定 資 産 の う ち 、 土 地 以 外 の 償 却 資 産 の 取 得 価 格 に 対 す る 減 価 償 却 累 計 額 の 割 合 を 計 算 す る こ と に よ り 、 耐 用 年 数 に 比 べ て 、 ど の 程 度 年 数 が 経 過 し て い る か (老 朽 化 し て い る か ) が わ か る 指 標 で す 。
通 常 、 比 率 が 高 い (耐 用 年 数 に 近 づ い て い る )ほ ど 、 修 繕 費 用 が か か る こ と が 想 定 さ れ ま す 。 資 産 老 朽 化 比 率 の 平 均 値 は 、 35％ ～ 50％ と 言 わ れ て い ま す 。
主 だ っ た 資 産 及 び 全 資 産 の 老 朽 化 比 率 は 次 の と お り で す 。
主 な 資 産 資 産 老 朽 化 比 率 （ ％ ）
道 路 59.7
橋 り ょ う 64.6
建 物 53.0
公 園 50.9
管 き ょ 71.3
全 資 産 合 計 58.3
成 田 市 で は 、全 資 産 の 合 計 で 、資 産 老 朽 化 比 率 が5 8 . 3 ％ と 、平 均 値 を 上 回 り 、各 施 設 の 老 朽 化 が 進 ん で い る こ と が う か が え ま す 。
特 に 、 道 路 や 、 橋 り ょ う 、 管 き ょ な ど の イ ン フ ラ 資 産 の 老 朽 化 が 進 ん で い る こ と か ら 、 今 後 、 こ れ ら 資 産 の 計 画 的 な 修 繕 が 求 め ら れ て い ま す 。