参考:21水酸化酵素欠損症
プロゲステロン
アルドステロン コルチゾール
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水酸化 プロゲステロンアンドロゲン エストロゲン
ホルモンの調節機構(3)
3)
複数の内分泌腺による並列的な調節(血糖調節の例)食事
糖の吸収
食事
インスリン グルカゴン インスリン グルカゴン インスリン
グルコース→グリコーゲン グルコース←グリコーゲン グルコース→グリコーゲン
140 120 100 80 60 40 20 0
6 7 5
4 3
2 1
0
時間
血糖値(
m g/d l
) 糖の吸収食事
糖の吸収
食事
インスリン グルカゴン インスリン グルカゴン インスリン
グルコース→グリコーゲン グルコース←グリコーゲン グルコース→グリコーゲン
140 120 100 80 60 40 20 0
6 7 5
4 3
2 1
0
時間
血糖値(
m g/d l
) 糖の吸収インスリン グルカゴン
グリコーゲン分解 糖新生 ケトン体産生
脂肪酸分解
膵β 細胞 膵α 細胞
組織での 糖取り込み
糖利用
血糖↓ 血糖↑
インスリン グルカゴン
グリコーゲン分解 糖新生 ケトン体産生
脂肪酸分解
膵β 細胞 膵α 細胞
組織での 糖取り込み
糖利用
血糖↓ 血糖↑
ホルモンの調節機構(4)
血中濃度の変動ー分泌のリズムー
ホルモンは非常に低い(
10 -12
~10 -7 mol/l
)濃度で 作用し、その濃度は変動する。<概日周期(
Circadian rhythm
)>副腎皮質の糖質ホルモン
(
ヒトでは早朝にピーク、夜間は低値
)
下垂体前葉の成長ホルモン(深夜睡眠時に高値)
<長周期の変動>
性ホルモンの分泌で、ヒトの女性ホルモンの場合は 視床下部・下垂体前葉・卵巣の順に階層的に約
28
日 周期で分泌調節される。<間欠的・パルス様>
多くのホルモンは断続的に、不規則に放出される。
このため血中濃度は間欠的ないしパルス様に変動 する。黄体形成ホルモン(
LH
)などインスリン分泌のパターン
<基礎分泌>
24
時間ほぼ一定量に保たれている分泌<追加分泌>
食後の血糖値の上昇に対しタイミングよく大量に 分泌される分泌(イベント応答)
セロトニン
約
90%
は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞に存在。8%
は血小板に取り込まれ、血液を通じて体内を循環。2%
が脳内の中枢神経に存在。5-
ヒドロキシトリプタミン(5-hydroxytryptamine
、略称5-HT
) は、モノアミン神経伝達物質の一種。<局在>
脳関門を通過できない
セロトニンの合成
Tryptophan hydroxylase (TPH)
TPH1:
主に腸TPH2:
主に中枢神経律速酵素
Aromatic L-amino
acid decarboxylase (AADC)
脳内のセロトニン・・・
覚醒作用(交感神経を介した体温調節、視床下部における体内時 計の調節)。
情動制御作用( ドーパミンやノルアドレナリンの作用を抑制)。
学習・記憶への作用(海馬における記憶力に影響)。
運動機能への作用(咀嚼や呼吸といった反復運動に作用)。
腸内のセロトニン・・・
蠕動運動に作用、消化を助ける。過敏性腸症候群の原因とも考え られている。
血液中のセロトニン・・・
止血作用、血管収縮作用。偏頭痛の原因の一つと考えられている。
古典的なセロトニンの効果
新しく発見されたホルモンとしてのセロトニンの効果
① 骨への作用
② 褐色脂肪細胞への作用