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(2)リモート I/O 局でエラーが発生した場合の動作

4.8 停止エラー時の出力ホールド指定

エラー時の運転モード設定 二重化 CPU の 制御状態

MELSECNET/H リモート I/O ネットの

データリンク動作 リモート I/O 局からの出力動作 二重化 CPU リモート I/O 局

停止 停止 制御を停止する

( 停止エラー ) 全局データリンクを停止する エラー時出力モードの保持/クリア設 定に従う 

続行

続行 停止 制御を継続する

( 続行エラー ) 全局データリンクを継続する 全局正常に出力する 続行

エラー時の運転モード設定 二重化 CPU の 制御状態

MELSECNET/H リモート I/O ネットの

データリンク動作 リモート I/O 局からの出力動作 二重化 CPU リモート I/O 局

停止 停止 制御を停止する

( 停止エラー ) 全局データリンクを停止する エラー時出力モードの保持/クリア設 定に従う 

続行

続行 停止 制御を継続する

( 続行エラー )

エラー発生局は解列する

エラー発生局以外は正常にデータリン クを継続する

エラー発生局の出力はエラー時出力 モードの保持/クリア設定に従う  エラー発生局以外は正常に出力する

続行 全局データリンクを継続する 全局正常に出力する

4  二重化システムの構築

4  - 21

4.8.3 QnPRHCPU のエラー時の出力モードの設定

GX Works2/GX Developer での,QnPRHCPU のエラー時出力モードを設定する画面を示します。

 

 

("詳細設定"画面)

("I/O割付設定"画面)

各ユニットごとに,エラー時出力モードで保持/クリアの設定を行います。

4  二重化システムの構築

二重化システムのトラッキングの設定

*1

は,Q4ARCPU は S.TRUCK 命令により設定する方式でした が,QnPRHCPU はパラメータで設定する方式です。

*1:制御系がダウンしたとき,二重化システムの待機系により継続運転ができるように,制御系と待機系のデータを同一に保 つための設定です。

QnPRHCPU では,トラッキング転送設定データがデフォルトで設定されているため,トラッキング設定を行わなくても,

トラッキング転送できます。

トラッキング転送は,バックアップモードとセパレートモードのいずれのモードでも実行できます。

QnPRHCPU のトラッキングについて

(1) 次の場合にはトラッキング転送を行いません。

(a) トラッキングケーブルの抜けや異常が発生した場合(TRK.DISCONNECT(エラーコード:

6130))

トラッキングケーブルの接続状態の確認および交換を行ってください。

(b) 待機系が下記に示す異常の場合

待機系の電源が OFF しているとき

待機系 CPU ユニットが停止エラーのとき

待機系 CPU ユニットがリセット中のとき

(待機系 CPU ユニットをリセット解除するとトラッキング転送を行います。)

(2) 以下のデバイスをトラッキングデバイス設定してください。

増設ベースユニットに装着しているインテリジェント機能ユニットに対して,GX Works2 のイ ンテリジェント機能ユニット操作または,GX Configurator で自動リフレッシュ設定を行って いるデバイス

増設ベースユニットに装着している CC-Link マスタユニットに対して自動リフレッシュ設定を 行っているデバイス

トラッキングデバイス設定を行わない場合,系切替え後 1 スキャン目は,リフレッシュ前の値で プログラムを実行します。

4.9 二重化システムのトラッキング

制御系 待機系

トラッキングケーブル

END処理時にデフォルトで  設定されているデータが トラッキング転送される。

4  二重化システムの構築

4  - 23

4.9.1 QnPRHCPU のトラッキング転送設定データ

トラッキング転送設定データには," ユーザで転送範囲を設定して転送するデータ " と " 自動転送する

データ " の 2 種類があります。