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17 1×TAE

ドキュメント内 著者 森田 琴子 (ページ 71-78)

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10 18

λHindⅢ

λHindⅢ

50μl 6×loading Buffer 100μl

TE 250μl

1.5ml

エッペンチューブに分注後、60℃で

10

分間熱処理後、氷水で急冷した。

19 2% X-gal

溶液

X-gal 0.15g

7.5ml

のジメチルホルムアミド(DMF)で溶解後、遮光して保存した。

20 0.1M IPTG

溶液

IPTG 0.36g

15ml

の蒸留水で溶解した。

21

LB/amp 100ml

Bacto Tryptone 1g

Bacto Yeast extract 0.5g

NaCl 1g

Agar 1.67g

蒸留水

90ml

Up to 100ml

オートクレーブを用いて

121℃・20

分で滅菌後、手で触れられる程度にまで冷まし、氷 上で溶解したアンピシリン

100μl

を加え、軽くかき回し分注した。

22

YT/amp 200ml

Bacto tryptone 3.2g

Bacto Yeast extract 2g

NaCl 1g

蒸留水

180ml

Up to 200ml

オートクレーブを用いて

121℃・20

分で滅菌後、手で触れられる程度にまで冷まし、氷 上で溶解したアンピシリン

200μl

を加え、軽くかき回し分注した。

11 23

SOC

培地

500ml

最終濃度

Bacto Tryptone 10g 2.0%

Bacto Yeast extract 2.5g 0.5%

5M NaCl 1ml 10mM

2M KCl 625μl 2.5mM

蒸留水

490ml

Up to 500ml

オートクレーブを用いて滅菌し、使用前に

1M MgSO 4 5ml, 1M MgCl 2 5ml, 1M

グルコ ース

10ml

を加える

12

2.結果および考察

2-1 白絹病

(1)病害の発生状況および症状

東京都薬用植物園での調査において、民間薬原料植物区では

2013

7

月にカノコソウ(オ ミナエシ科:

Valeriana fauriei Briq.)

、2013年

7

月と

9

月にクマツヅラ(クマツヅラ科:

Verbena officinalis L.)

2013

6

月と

2014

6、 7

月にエダウチオオバコ(オオバコ科:

Plantago psyllium L.)に白絹病の発生がみられ、ロックガーデンでは 2013

6

月にチャ イブ(ユリ科:

Allium schoenoprasum L. var. schoenoprasum

)、2013年

7

月にセイヨウ オトギリソウ(オトギリソウ科:

Hypericum perforatum L.)、チゴユリ(ユリ科: Disporum smilacinum A. Gray)およびウツボグサ類(シソ科: Prunella sp.)に発生が確認された。

症状は、主に白色絹糸状の菌糸が地際部や土壌表面を這い、セイヨウオトギリソウでは菌 糸にわずかに膨らみがみられ、わずかに菌核を形成していた。クマツヅラ、チャイブ、ウ ツボグサ類およびエダウチオオバコでは地際部の菌糸上に白色~褐色の菌核を豊富に形成 していた。植物体は株が全体的に褐変し、枯死していた。各植物とも、薬用として用いら れるだけではなく、観賞用としても利用されるため、これら病害は外観を著しく損なう(図

16)。

13

16 東京都薬用植物園で発生した白絹病の病徴および標徴: A 症状、 B 地際部の拡大、

C 標徴

①セイヨウオトギリソウの症状および菌糸 ②カノコソウの症状および菌糸

14

③クマツヅラの症状および菌核 ④チゴユリの症状および菌糸

⑤チャイブの症状および菌核 ⑥ウツボグサ類の症状および菌核

⑦エダウチオオバコの症状および菌核

(2)分離菌の形態的特徴および既知文献との比較

各罹病植物からの分離菌の形態観察を行った結果、いずれの菌株も類似した形態が観察 された。菌糸は無色で、有隔壁であった。ラクトフェノールコットンブルーで染色したと ころ、かすがい連結が明瞭に観察された。主軸菌糸の幅は、4.0~8.8μm(平均

6.5)であ

った。植物体上に形成された菌核は褐色~茶褐色、小型・球形~類球形で、

0.7~2.1mm

(平

1.3)であった。PDA

上ではばらつきがあり植物体上の菌核より大きい傾向にあった。

植物体上では安定して小型であった。菌核をカミソリで切断したところ、断面には褐色の 皮層と白色~淡褐色の髄が確認された。PDA培地の培養菌叢は初め白色で、約

2

週間後に は菌核が豊富に形成された(図

17)。上記の病徴、標徴およびかすがい連結や菌核を生じる

ことから、観察された菌体は

Sclerotium

属菌であると同定した。計測結果を既知文献と比 較したところ、主軸菌糸の幅は

Domsch et al.

(2007)および岡部ら(2002)による

Sclerotium

rolfsii

の記載と良く一致した。また、菌核の大きさや形態が

Domsch(2007)の S. rolfsii

の記載とほぼ一致した(表

15)

15

17 白絹病が発生した植物から分離した菌の形態的特徴:A 菌糸のかすがい連結

B PDA

上の菌叢、C 植物体上の菌核、D 菌核の断面(実体顕微鏡観察)

E 菌核の断面(正立顕微鏡観察)

①セイヨウオトギリソウ分離菌の形態 ②カノコソウ分離菌の形態

③クマツヅラ分離菌の形態 ④チゴユリ分離菌の形態 ⑤チャイブ分離菌の形態

⑥ウツボグサ類分離菌の形態 ⑦エダウチオオバコ分離菌の形態

(3)病原性の確認

今回行った、滅菌土壌を用いた土壌接種では、いずれの接種株でも病原性が確認され、

容易に発病がみられた(図

18)

1)セイヨウオトギリソウ白絹病(新称)

接種

5

日後には白色絹糸状の菌糸が地際部や土壌表面を這い、

8

日後には茎を菌糸が覆い 始めた。菌糸が這った植物体部分は褐変していた。

12

日後には菌糸が地際部を完全に覆い、

葉に拡がり褐変していた。白色で小型・球形の菌核を多数形成した。20日後には葉や茎が 褐変し、菌核が褐変していた。株の上部まで褐変・腐敗が拡がり、株の約

7

割が枯れ、病 原性を示した。

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ドキュメント内 著者 森田 琴子 (ページ 71-78)

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