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107将来実験

ドキュメント内 洪水リスクの共有 (ページ 40-46)

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オランダ手法で想定死者数を算出した場合、将来実験の平均値(約130人)が過去実験の平均値(約12人)の約10.8倍であっ た。

 LIFESim

手法で想定死者数を算出した場合、将来実験の平均値(約

47

人)が過去実験の平均値(約

4

人)の約

11.8

倍であった。

現在日本で死者数算定に用いられているLIFESim手法を用いると、大規模な出水における死者数を過小評価する可能性があ る。

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B.リスク評価結果【北見市街地付近】―想定死者数

①~③平均値

※避難率0%と仮定して試算

オランダ手法 約10.8倍

LIFESim手法 約11.8倍

①:中央値付近

ピーク流量最大ケース

②:信頼区間内

ピーク流量最大ケース

③:信頼区間内 雨量最大ケース

④:起こりうる 雨量最大ケース

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 リスク評価の結果

• 十勝川流域では、浸水面積が 4 割、浸水家屋数が 2 割増加する。

• 常呂川流域では、浸水面積が 3 割、浸水家屋数が 4 割増加する。

• 浸水深の影響により、人的被害が著しく増加する。

まとめ②―リスク評価

リスク評価項目

十勝川流域 常呂川流域

過去実験 将来実験 変化 過去実験 将来実験 変化 浸水面積(ha)

14,100 19,500

1.4倍 6,700

8,400

1.3倍 農地被害面積(ha)

11,500 15,900

1.4倍 5,200

6,300

1.2倍 浸水家屋数(戸)

25,600 29,500

1.2 10,400

14,500

1.4 浸水要配慮者施設数(箇所)

40 65

1.6 13

21

1.6 浸水人口(人)

53,400 60,800

1.1 22,900

31,000

1.4 想定死者数(人)

160 370

2.3倍 30

200

6.7倍 最大孤立者数(人)

23,700 31,800

1.3倍 6,000

11,500

1.9倍

各項目の被害数量の変化

※ケース①~③の平均値、避難率40%

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まとめ②―リスク評価

 オランダ手法による想定死者数の算出

• 流速や氾濫水の水位上昇速度を考慮したオランダの手法を用いると、想定死者数は 1 オーダー 大きくなる。

• オランダの手法と、現在日本で死者数算定に用いられている LIFESim 手法では、算出される想 定死者数に大きな違いがある。

 将来起こりうる雨量最大ケースによるリスク評価

• 十勝川流域では、浸水面積が2倍となり、浸水家屋数が6割増加する。

• 常呂川流域では、浸水面積が 6 割、浸水家屋数が 9 割増加する。

 今後の課題

• 今後、被害数量の精度を高めていくためには、氾濫計算のケース選定方法の見直しや、計算 ケース数を増やす必要がある。

算出手法

帯広市街地 北見市街地

過去実験 将来実験 変化 過去実験 将来実験 変化

オランダ手法

78 462

5.9倍 12

130

10.8倍

LIFESim 6 75

12.5倍 4

47

11.8倍

各手法による想定死者の変化

※ケース①~③の平均値、避難率

0%

※ケース①~③の平均値とケース④を比較

参考資料

洪水リスクの共有

―リスクの考え方・分析方法―

リスクの定義

 ISOの定義では、「リスク」は過去には好ましくない結果の可能性に限って言及されていたが、近年は好ましい方向/好ましくな

い方向の双方を意味するものとされている。

◆リスクの定義(ISO)

国際標準化規格 リ ス ク の 定 義

ISO Guide73:2002

「事象の発生確率と事象の結果の組合せ」

“リスク”は、一般に好ましくない結果を得る可能性がある場合に限って使われる

ISO Guide73:2009

「目的に対して不確かさが与える影響」

影 響 : 期待されていることから好ましい方向/好ましくない方向へ乖離すること 不確かさ : 事象、その結果又はその起こりやすさに関する、情報、理解又は知識が、

たとえ部分的にでも欠落している状態

リスクは、ある事象の結果とその発生の起こりやすさとの組合せとして表現されることが多い。

出典:日本規格協会HP (http://data.jsa.or.jp/stdz/mngment/risk03.asp)、日本リスク管理学会HP(http://ac.risk.or.jp/sub-7/687-2.html)より作成

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「個別的には不確実であっても、大数法則的に数量表現 できるもの」をリスクと定義し、「他方、数量化できない不 確実性」を本当の不確実性としてリスクと区別する。

◆フランク・ナイトの不確実性(1921)

出展:

Knight, F. M.,1921, Risk, Uncertainty and Profit

和田重司、

2015

、フランク・ナイトの不確実性の経済学

COMMISSION OF THE EUROPEAN COMMUNITIES, 2009,

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