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16カム形状

ドキュメント内 ズームレンズ系技術 (ページ 32-43)

カム構造

レンズ構成体

プラ スチック

その他

全 て コンパ クト 化 高 性 能 化 その 他

レンズ構成体

0 25 50 75 100

〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件

高性能化 コ ンパク ト 化 全て

   

図 4- 2- 11  解 決 手 段 ( そ の 他 )  

( a) 解 決 手 段 ( そ の 他 ) と 各 課 題 の 関 係       ( b) レ ン ズ シ フ ト を 解 決 手 段 と す る 出 願 推 移  

10 1 15

1 4 10

12 1 3

レンズシフ ト

164

レンズチルト

その他

レンズシフ ト

0 25 50 75 100

〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件

高性能化 コンパク ト 化 全て その他

 

全 て コンパ クト 化 高 性 能 化 その 他

   

  表 4- 1- 1( c ) に 示 し た 用 途 分 野 別 に 、課 題 1( コ ン パ ク ト 化 、高 性 能 化 、そ の 他 )を 展 開 し 、 課 題 2 ( 課 題 1 の 小 項 目 ) と 解 決 手 段 2 ( 解 決 手 段 1 の 小 項 目 ) の 相 関 を 見 る 。  

  コ ン パ ク ト 化 を 課 題 と す る 各 種 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 12 に 示 す 。  

用 途 分 野 に よ る 特 徴 的 な 傾 向 は 認 め ら れ ず 、 い ず れ の 用 途 分 野 に お い て も 短 小 ・ 小 径 化 の 課 題 を 解 決 す る こ と に 主 眼 が 置 か れ て い る 。 コ ン パ ク ト 分 野 で は 他 の 用 途 分 野 に 比 べ 、 低 コ ス ト 化 、 単 純 化 に 関 す る 出 願 の 割 合 が 多 い 。 ま た プ ラ ス チ ッ ク レ ン ズ を 解 決 手 段 と す る 出 願 は 交 換 レ ン ズ 分 野 で は 少 な い 。  

         

         

図 4- 2- 12  用 途 別 に み た コ ン パ ク ト 化 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段  

19 88 12 39 48 2

1 4 5 4

25 83 13 17 17

23 21 27 36

11 20 4 2 4

18 12 29 42

41 21 47 63

7 60 4 14 18

22 19 38 67

5 5 1 2 1

6 37 4 17 13

32 11 24 43

4 59 4 7 13

9 33 5 13 5

9 43 5 20 28

7 31 2 13 11

13 15 12

2 8 3 3 4

1 1

162 164

252

171

68 244 27 72 89

109

71 77

コ ン パ ク ト 化

短 小

・ 小 径 化

軽 量 化

単 純 化

低 コ ス ト 化 コ ンパク ト 分野

8 25 1 6 13

2 1

5 27 9 6

15 5 18 15

5 16 1 3 1

20 9 19 22

10 31

8 42 2 10 4

7 8 25 9

17 18

1 11 1 1

10 25 3 9 10

5 12 1 2 4

5 26 7 4

6 32 5 5 13

9 26 3 9 9

5 16 2 7 6

1 3 1 2 4

1 3 1

1 64

105

27 155 27

94 11 40 150

コ ン パ ク ト 化

短 小

・ 小 径 化

軽 量 化

単 純 化

低 コ ス ト 化 交換レンズ分野 非球面レンズ

回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッ ク フ ォ ーカ ス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フ ォ ーカ ス位置 レンズ曲率 レンズ構成・ 設置位置 絞り位置 接合・ 貼合わせ 屈折率 分散 プ ラ スチッ ク レンズ構成体 レンズシフ ト

31 58 70

8 3 1

1 8 2 3 3

35 42 49 52 54 79 12 10 16

58 52 80 19 18 31

8 45 11 7 5

23 91 27 29 35 5 117 8 15 26 18 133 26 21 50

9 43 5 20 28

17 70 16 18 28 39 16

5 11 1 9 11

2 1 1

179

68

41

206

41

336

23 51

54

338

85 91 109 80

524

128

18

44 74 54 100

377

100 112 109 526 89

87 245

38 53 89

20 142 139

コ ン パ ク ト 化

短 小

・ 小 径 化

軽 量 化

単 純 化

低 コ ス ト 化 C C D分野

コ ンパク ト 化に関する課題内容と 解決手段

   

  高 性 能 化 の 課 題 10 個 と 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 13 と 図 4- 2- 14 に 示 す 。  

ま ず 、高 性 能 化 か ら 色 シ ェ ー デ ィ ン グ の 5 つ の 課 題 に つ い て 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 13 に 示 す 。 い ず れ の 用 途 も 高 変 倍 化 の 課 題 を 解 決 す る こ と に 主 眼 が 置 か れ て い る 。 交 換 レ ン ズ で 高 分 解 能 化 に 関 す る 出 願 は 少 な い 。  

  次 に 、テ レ セ ン・射 出 瞳 か ら 他 収 差 補 正 の 5 つ の 課 題 に つ い て 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 14 に 示 す 。 い ず れ の 用 途 も 同 じ よ う な 出 願 傾 向 に あ る 。 各 種 の 収 差 補 正 に つ い て 非 球 面 レ ン ズ を 解 決 手 段 と し て い る 例 が 多 い 。 ま た 、 デ ジ タ ル カ メ ラ と ビ デ オ 用 途 で 色 収 差 補 正 に 回 折 光 学 素 子 を 手 段 と し て 使 う 出 願 が 多 い 。  

図 4- 2- 13  用 途 別 に み た 高 性 能 化 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段 ( そ の 1 )  

4

2 28 1 5

3 10 6 1

2 23 5 3

1

7 12 5 3

47 3

54 3

6 25 22 2

25 136 93 5

89 2

9 33 17 4

18 77 51 4

37 40 29 7

16 90 40 16 1

18 36 61 4

13 16 10

15 53 45 1

9 19 8 4 1

4 11 2 1

1 2 1

48

105 110 503

28 68

204

21

29

147 105 413

159 127 536

130 463

55 187

504

201 153

140 104 147

高 性 能 化

高 変 倍 化

明 る さ

高 分 解 能 化

色 シ

イ デ

ン グ

C C D分野

25 17

1 7 1

2 7 5

1 9 1

8 12 1

2 14 1

33 12 39 18

1 82 11 5

10 34

5

4 7 2 1

5 11 5

8 63 9 4

6 46 11 1

7 59 7 7

13 16 10

9 63 7 5

3 10 1

1 2 1

1

14

228

101 17

186

16 244

20 224

23 220 46 103

104

高 性 能 化

高 変 倍 化

明 る さ

高 分 解 能 化

色 シ

イ デ

ン グ

コンパク分野

2 10 4

6 1

2 11 6

3 13 1

12 4 1

5 28 1

7 38 1

1 38 7 1

2 27 1

6 3

3 12 8

2 16 2 1

2 22 6 2

1 15 4 1

3 38 14 4

36 17 21 10 1

1 1

3 1

45

70

92

112

86 111 39

45

高 性 能 化

高 変 倍 化

明 る さ

高 分 解 能 化

色 シ

イ デ

ン グ

交換レンズ分野 非球面レンズ

回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッーカス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 ーカス位置 レンズ曲率 レンズ構成・設置位置 絞り位置 接合・貼合わせ 屈折率 分散 スチッ レンズ構成体 レンズシフ

高性能化に関する課題内容と解決手段(その1

         

図 4- 2- 14  用 途 別 に み た 高 性 能 化 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段 ( そ の 2 )  

非球面レンズ 回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッ ク フ ォ ーカス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フ ォ ーカ ス位置 レンズ曲率 レンズ構成・ 設置位置 絞り 位置 接合・ 貼合わせ 屈折率 分散 プ ラ スチッ ク レンズ構成体 レンズシフ ト

2 3 50 5 11

4 12 6 13

4 10 5 5 4

21 82 41 37

5 13 4 5 5

6 68 33 31 75

8 2 5 18

12

16 50 17 14 47 27

1 51 8

2 10 13 6 15

5 1 4 4

1 1 2

232

60

184 166 347

109 91

172

89

174

56

137 117

57 244 273

127 223 138

56

295 49204 103 82 210 32 95 69 73 166

39 58

78 104

47

81 72 104

45

46 103

109 52 127 74

テ レ セ ン

・ 射 出 瞳

広 角 化

色 収 差 補 正

歪 曲 収 差 補 正

他 収 差 補 正

C C D分野

4

2 14 2 3

3 7 7 17

4 1 1

50 17 23 52

6 3 3 2

1 96

2

37 13 14 40

2 61

1 47 37

1 2 5

1 41 40 37

38 20 19 37

1 28 11 5 22

3 41 28 16 42

1 51 46 45

44 54 20 63

5 5 3 7

2 1 1 1

1

114 85 84 187

40 38 94

64 59 146 137

133 53160

113 102

85

103

テ レ セ ン

・ 射 出 瞳

広 角 化

色 収 差 補 正

歪 曲 収 差 補 正

他 収 差 補 正

コンパク ト 分野

4 36 36 33

7 1

2 4 3 6

6 2 7 3

1 35 14 16 30

1 6 2 4 3

3 64 21 31

4 22

19 2 11 16

2 49 28 36

5 62 16 33

1 6 1 3 7

2 27 19 23 53

1 12 10 7 14

1 8 3 1 12

4 19 20

2 24 21

1 12 11 32

1 1

2 2 2

2 60

48 7 1 46 8 7

7 9 68

25 41

32 51

38

テ レ セ ン

・ 射 出 瞳

広 角 化

色 収 差 補 正

歪 曲 収 差 補 正

他 収 差 補 正

交換レンズ分野 高性能化に関する課題内容と 解決手段( その2 )

   

  そ の 他 の 課 題 に つ い て 図 4- 2- 15 に 解 決 手 段 と の 関 係 を 示 す 。こ こ で も 用 途 に よ ら ず 、い ず れ も フ ォ ー カ シ ン グ と 像 ぶ れ 補 正 に 関 す る 解 決 手 段 が 多 い と い う 特 徴 を 持 つ 。 像 ぶ れ 補 正 に つ い て は レ ン ズ シ フ ト を 解 決 手 段 と し て い る 例 が 多 く 、 レ ン ズ シ フ ト に 関 す る 出 願 も 図 4- 2- 11( b) で 示 し た よ う に 増 加 傾 向 に あ る 。交 換 レ ン ズ 用 途 で は 、像 ぶ れ 補 正 に 関 す る 出 願 の 相 対 的 な 位 置 づ け が 他 の 用 途 に 比 べ 大 き い 。  

 

図 4- 2- 15  用 途 別 に み た そ の 他 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段  

30 3 23 11

1

5 3 1

18 17 4

1 17 8

38 3 26 12

6 38 22

20 4 21 10

5 32 30

8 49 36

22 4 19

17 4 8 8

23 6 16 19

6 9 9 5

10 6 10 7

5 1 2

12 1 4 3

3 1 2

2 1 2 7

3 1 16

65 61 40 52

252

111

ク フ

カ ス

フ レ ア

・ ゴ

ス ト

カ シ ン グ

像 ぶ れ 補 正

C C D分野

9 1 7 2

1 1

2 3

10 6 3

7 1

9 4

1 12 8

6 2 9 2

15 4 6 11

2 13 14

8 2 9

8 1 1

4 1 5 4

3 6 3 1

2 1 3 2

5 1 2

8 2

1

1 1

1 8

29 19 23

23

108

53

ク フ

カ ス

フ レ ア

・ ゴ

ス ト

カ シ ン グ

像 ぶ れ 補 正

コ ンパク ト 分野

7 1 1

2

7 11

3 1 1

10 1 11 4

2 7

7 4

7 2 11 9

10 3 8

1 3

7 4 3

4 1 1 2

1 3 3 1

3 1 3 1

5 1 3 4

1 3 2

1 1 1

1 1 4

14 17

15 19 35

25

ク フ

カ ス

フ レ ア

・ ゴ

ス ト

カ シ ン グ

像 ぶ れ 補 正

交換レンズ分野 非球面レンズ

回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッ ク フ ォ ーカス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フ ォ ーカ ス位置 レンズ曲率 レンズ構成・ 設置位置 絞り 位置 接合・ 貼合わせ 屈折率 分散 プ ラ スチッ ク レンズ構成体 レンズシフ ト

その他に関する課題内容と 解決手段

 

第 3 節   海 外 に お け る 用 途 分 野 別 の 課 題 と 解 決 手 段  

( 1 ) 海 外 全 体  

第 2 部 第 1 章 第 1 節 の 第 2 項 で 述 べ た よ う に 、 海 外 は 欧 米 亜 へ の 出 願 と し て い る 。     図 4- 2- 16 に 発 明 の 基 本 課 題( 課 題 1 )を ま と め た 。( a) は 全 体 合 計 の 分 析 を ( b) は 5 年 毎 の 出 願 推 移 を 示 す 。 発 明 の 課 題 は コ ン パ ク ト 化 、 高 性 能 化 、 そ の 他 か ら 課 題 毎 に 最 大 2 つ 選 択 し た 。 1981 年 か ら の 出 願 累 積 値 で 見 る と 、 高 性 能 化 が 50%、 次 い で コ ン パ ク ト 化 が 38%を 占 め 、 図 4- 2- 1 に 示 し た 日 本 全 体 の 占 有 率 と 似 て い る 。 日 本 へ の 出 願 と 同 様 に 高 性 能 化 は 一 段 落 し 、 コ ン パ ク ト 化 と そ の 他 に シ フ ト し つ つ あ る よ う に 見 え る 。  

 

図 4- 2- 16  発 明 の 課 題  

( a) 発 明 の 課 題 の 内 訳 ( 累 計 )       ( b) 発 明 の 課 題 の 出 願 推 移  

ンパクト 38%

高性能化 50%

その他 12%

4 , 8 1 9 件 ( 重 複 有 り)

発 明 の 課 題 の 内 訳 (累 計 )

発明の課題の出願推移

0 100 200 300 400 500 600 700 800

〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年

高性能化 ンパク その他

    図 4- 2- 17 に コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題 を 示 す 。コ ン パ ク ト 化 の 課 題 の 内 訳 は 短 小・小 径 化 が 過 半 数 を 占 め 、 次 い で 低 コ ス ト 化 と 日 本 全 体 へ の 出 願 傾 向 と 同 じ で あ る 。  

 

図 4- 2- 17  コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題  

( a) コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題 の 内 訳 ( 累 計 )   ( b) コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題 の 出 願 推 移  

低コ スト 化 17%

単純化 11%

軽量化 7%

コ ンパク ト 化 12%

短小小径化 51%

その他 2%

コンパ クト化 の 主 たる課 題 の 内 訳 累 計   1 , 8 4 2 課 題

( 重 複 有 り)

ンパク化の主たる課題の出願推移

0 50 100 150 200 250 300

〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004基準年

短小小径化 低コスト 単純化 軽量化 ンパク

 

図 4- 2- 18 に 高 性 能 化 の 主 た る 課 題 を 示 す 。 高 性 能 化 の 課 題 は 高 変 倍 化 と 歪 曲 収 差 補 正 他

( 歪 曲 収 差 補 正 と そ の 他 収 差 補 正 ) が 累 積 で 各 30%前 後 で あ り 、 次 い で 広 角 化 と 色 収 差 補 正 に 関 す る 課 題 が 続 い て お り 、 割 合 は 日 本 へ の 出 願 傾 向 と ほ と ん ど 変 わ ら な い 。  

   

図 4- 2- 18  高 性 能 化 の 主 た る 課 題  

( a) 高 性 能 化 の 主 た る 課 題 の 内 訳 ( 累 計 )         ( b) 高 性 能 化 の 主 た る 課 題 の 出 願 推 移  

高変倍化 32%

広角化 15%

高分解能化 5%

明るさ 8%

色収差補正 12%

歪曲収差補 正他

28%

高 性 能 化 の 主 たる課 題 の 内 訳 累 計  2 , 1 0 1 課 題

重 複 有 り)

高性能化の主たる課題の出願推移

0 50 100 150 200 250 300

〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年

高変倍化 広角化 高分解能化 明るさ 色収差補正 歪曲収差補正他

   

図 4- 2- 19 に そ の 他 の 課 題 を 示 す 。 こ の 割 合 も 日 本 全 体 の 傾 向 と ほ と ん ど 変 わ ら な い 。    

   

図 4- 2- 19  そ の 他 の 課 題  

( a) そ の 他 の 課 題 の 内 訳 ( 累 計 )       ( b) そ の 他 の 課 題 の 出 願 推 移  

フ ォーカシング 39%

バッ クフ ォーカ ス 26%

像ぶれ補正 15%

フレア、 ゴースト 4%

その他 16%

その 他 の 課 題 の 内 訳

累 計  1 , 4 1 1 課 題

( 重 複 有 り)

その他の課題の出願推移

0 10 20 30 40 50 60 70 80

〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年

ーカシング バッーカ 像ぶれ補正 レア、ゴースト

   

               

第 5 部   提 言  

第 1 章   取 り 巻 く 環 境  

ズ ー ム レ ン ズ は フ ィ ル ム 用 、 デ ジ タ ル 用 を 問 わ ず コ ン パ ク ト カ メ ラ 、 一 眼 レ フ カ メ ラ 、 あ る い は ビ デ オ カ メ ラ に と っ て 必 須 の デ バ イ ス で あ る 。 と く に デ ジ タ ル カ メ ラ が 市 場 で 爆 発 的 な 人 気 を 博 し て 以 来 、 ズ ー ム レ ン ズ 付 き で あ る こ と が 特 別 で は な く 、 ご く 普 通 の こ と と な っ て き て い る 。 カ メ ラ の 市 場 動 向 は フ ィ ル ム カ メ ラ か ら デ ジ タ ル カ メ ラ へ と 急 激 に シ フ ト し 、 デ ジ タ ル カ メ ラ の 出 荷 台 数 は 既 に フ ィ ル ム カ メ ラ を 凌 駕 し て い る 。 今 後 は ビ デ オ カ メ ラ 、 デ ジ タ ル カ メ ラ 、携 帯 電 話 用 カ メ ラ な ど に 使 用 す る CCD、CMOS と い っ た 固 体 撮 像 素 子 用 ズ ー ム レ ン ズ が ま す ま す 増 え る も の と 予 想 さ れ る 。  

日 本 の ズ ー ム レ ン ズ 、 カ メ ラ 産 業 が 現 在 置 か れ て い る 環 境 を 分 析 し 、 今 後 の 方 向 性 を 見 い だ し 有 益 な 提 言 を 導 き 出 す た め SWOT 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果 を 下 記 図 5- 1- 1 に 示 す 。  

 

図 5- 1- 1  日 本 の カ メ ラ 産 業 の SWOT 分 析 結 果  

  S:   St r engt h  ( 強 み ) ;   W:   Weaknes s ( 弱 み ) ;   O:   Oppor t uni t y ( 機 会 ) ;   T:   Thr eat ( 脅 威 )  

日 本 企 業 の 置 か れ て い る 立 場 は 、 優 れ た 技 術 開 発 力 と 設 計 技 術 、 さ ら に 高 度 な も の づ く り 技 術 に 裏 付 け さ れ 、 表 2- 2- 1 に 示 し た よ う に 多 く の 特 許 出 願 件 数 を 強 み と し て お り 、 市 場 で の 製 品 シ ェ ア も 高 く 、 上 図 の 第 Ⅱ 象 限 に 位 置 す る 理 想 的 な 状 態 に あ る 。 し た が っ て 、 今 後 と も こ の 優 位 性 を さ ら に 拡 大 さ せ る べ く 、図 5- 1- 1 に 示 し た 1. 固 体 撮 像 素 子 技 術 の 進 展 に 応 じ た 性 能 向 上 、 2. 新 技 術 開 発 の 促 進 、 3. 特 許 明 細 書 の 先 行 技 術 と し て の 利 用 性 向 上 に つ い て 3 つ の 提 言 を 行 う 。  

ま た 、 弱 み と し て は 第 Ⅲ 象 限 に 記 し た よ う に 、 市 場 成 長 、 お よ び 生 産 地 域 と し て 今 後 の 拡 大 が 予 想 さ れ る ア ジ ア 地 域 に お け る 特 許 出 願 件 数 が 、 日 本 、 米 国 地 域 に 比 べ 少 な い 点 を 指 摘 で き る( 図 2- 2- 2( a) ( b) 及 び ( d) を 参 照 )。今 後 は こ れ ら 地 域 で の 知 的 財 産 権 の 権 利 化 に 向 け 特 許 出 願 を 強 化 す る べ く 、 4. 主 要 生 産 国 、 市 場 地 域 へ の 出 願 強 化 を 第 4 の 提 言 と す る 。  

日 本 企 業 に 対 す る 脅 威 と し て は 第 Ⅰ 象 限 に 示 す よ う に 、 設 計 ・ 製 造 技 術 ノ ウ ハ ウ の 流 出 の 可 能 性 や 例 え ば レ ン ズ 部 品 の モ ジ ュ ー ル 化 の 進 展 が 挙 げ ら れ る 。 こ れ ら の こ と よ り カ メ ラ や レ ン ズ の 製 造 が 容 易 に な る と 、 極 論 す れ ば 誰 で も 何 処 で も 製 造 可 能 と な り 、 低 コ ス ト 化 が 進 み 、 日 本 企 業 の シ ェ ア が 縮 小 す る 可 能 性 が 挙 げ ら れ る 。 こ れ に 対 処 す る た め 、 我 が 国 企 業 の 強 み を 基 に 克 服 す べ く 先 の 第 4 の 提 言 と 合 わ せ 、 第 5 番 目 に リ バ ー ス エ ン ジ ニ ア リ ン グ 困 難 な 製 品 の 開 発 を 提 言 す る 。  

さ ら に 、 第 Ⅳ 象 限 に 示 す よ う に 、 全 く 新 し い 技 術 、 若 し く は 装 置 の 出 現 に よ り 現 状 の 市 場 が 消 滅 、 あ る い は 姿 を 変 え る よ う な 状 態 が 作 り 出 さ れ る 可 能 性 も あ る 。 こ れ ら 脅 威 を 克 服 す べ く 大 学 で の 光 学 教 育 の 充 実 、 あ る い は 産 学 官 に よ る 共 同 研 究 に よ り 研 究 開 発 力 を 強 化 し 新 し い 技 術 の シ ー ズ を 発 掘 し て い く こ と 等 が 肝 要 で あ る 。「 新 た な 技 術 と 機 会 の 創 出 」と い う 、 新 規 な 発 想 に よ る 技 術 革 新 、 新 規 技 術 、 生 産 ・ 製 造 技 術 の 開 発 に よ る 新 た な 機 会 の 創 出 と 新 た な 試 み を 6 番 目 の 提 言 と す る 。  

 

第 2 章   提 言  

提 言 1 . 固 体 撮 像 素 子 技 術 の 進 展 に 応 じ た 性 能 向 上   ( 画 像 処 理 技 術 と レ ン ズ ( カ メ ラ ) の 組 合 せ )   ( 1) コ ン パ ク ト カ メ ラ 等  

こ の 分 野 は 図 4- 2- 2、 図 4- 2- 3 で 示 し た よ う に 、 短 小 ・ 小 径 化 、 お よ び 高 変 倍 化 が 大 き な 課 題 と し て 認 識 さ れ て き た 。 こ れ ら の 方 向 性 は 今 後 も 進 む と 考 え ら れ る が 、 一 定 の 限 界 が あ る こ と も 事 実 で あ る 。 つ ま り 、 高 解 像 力 を 得 る た め に は 一 定 の F ナ ン バ ー が 必 要 で あ り 、 焦 点 距 離 が 決 ま れ ば 必 要 な レ ン ズ 径 も 決 め ら れ て し ま う 。 さ ら に 、 レ ン ズ 群 を 移 動 さ せ て 変 倍 す る ズ ー ム レ ン ズ で は 必 ず 可 動 空 間 が 必 要 と な る 。  

ま た 、 こ れ ま で は コ ン パ ク ト カ メ ラ 用 ズ ー ム レ ン ズ は 、 小 型 化 、 高 変 倍 化 を 重 要 視 し て き た こ と で 、 レ ン ズ の 明 る さ に つ い て は あ ま り 課 題 と さ れ て こ な か っ た 。 し か し 、 デ ジ タ ル カ メ ラ に 使 用 さ れ る 固 体 撮 像 素 子 ( CCD) は 高 画 素 化 し て い る 。 そ れ に と も な い 、 撮 像 素 子 の 高 感 度 化 と 合 わ せ て 、 レ ン ズ の F 値 を 小 さ く す る 、 周 辺 光 量 を 増 や す 等 、 明 る さ の 向 上 に つ い て も 対 応 し て い く 必 要 が あ る 。  

ま た 、 デ ジ タ ル カ メ ラ は フ ィ ル ム を 使 わ な い た め 、 レ ン ズ と 撮 像 素 子 の 位 置 関 係 に は 自 由 度 が あ る 。 つ ま り 全 体 を 小 型 、 薄 型 化 す る 際 に フ ィ ル ム カ メ ラ の よ う な 位 置 の 制 限 が 少 な く 、 自 由 な 発 想 に よ り 小 さ な カ メ ラ を 実 現 し て い く こ と が 可 能 で あ る 。 と く に 、 固 体 撮 像 素 子 の 高 密 度 化 に よ り 、 撮 像 素 子 を 小 さ く す る こ と で 、 そ の 大 き さ に 対 応 し た

ドキュメント内 ズームレンズ系技術 (ページ 32-43)

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