カム構造
レンズ構成体
プラ スチック
その他
解 決 手 段全 て コンパ クト 化 高 性 能 化 その 他
レンズ構成体
0 25 50 75 100
〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件
高性能化 コ ンパク ト 化 全て
図 4- 2- 11 解 決 手 段 ( そ の 他 )
( a) 解 決 手 段 ( そ の 他 ) と 各 課 題 の 関 係 ( b) レ ン ズ シ フ ト を 解 決 手 段 と す る 出 願 推 移
10 1 15
1 4 10
12 1 3
レンズシフ ト
164レンズチルト
その他
レンズシフ ト
0 25 50 75 100
〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件
高性能化 コンパク ト 化 全て その他
解 決 手 段
全 て コンパ クト 化 高 性 能 化 その 他
表 4- 1- 1( c ) に 示 し た 用 途 分 野 別 に 、課 題 1( コ ン パ ク ト 化 、高 性 能 化 、そ の 他 )を 展 開 し 、 課 題 2 ( 課 題 1 の 小 項 目 ) と 解 決 手 段 2 ( 解 決 手 段 1 の 小 項 目 ) の 相 関 を 見 る 。
コ ン パ ク ト 化 を 課 題 と す る 各 種 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 12 に 示 す 。
用 途 分 野 に よ る 特 徴 的 な 傾 向 は 認 め ら れ ず 、 い ず れ の 用 途 分 野 に お い て も 短 小 ・ 小 径 化 の 課 題 を 解 決 す る こ と に 主 眼 が 置 か れ て い る 。 コ ン パ ク ト 分 野 で は 他 の 用 途 分 野 に 比 べ 、 低 コ ス ト 化 、 単 純 化 に 関 す る 出 願 の 割 合 が 多 い 。 ま た プ ラ ス チ ッ ク レ ン ズ を 解 決 手 段 と す る 出 願 は 交 換 レ ン ズ 分 野 で は 少 な い 。
図 4- 2- 12 用 途 別 に み た コ ン パ ク ト 化 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段
19 88 12 39 48 2
1 4 5 4
25 83 13 17 17
23 21 27 36
11 20 4 2 4
18 12 29 42
41 21 47 63
7 60 4 14 18
22 19 38 67
5 5 1 2 1
6 37 4 17 13
32 11 24 43
4 59 4 7 13
9 33 5 13 5
9 43 5 20 28
7 31 2 13 11
13 15 12
2 8 3 3 4
1 1
162 164
252171
68 244 27 72 89
109
71 77
コ ン パ ク ト 化
短 小
・ 小 径 化
軽 量 化
単 純 化
低 コ ス ト 化 コ ンパク ト 分野
8 25 1 6 13
2 1
5 27 9 6
15 5 18 15
5 16 1 3 1
20 9 19 22
10 31
8 42 2 10 4
7 8 25 9
17 18
1 11 1 1
10 25 3 9 10
5 12 1 2 4
5 26 7 4
6 32 5 5 13
9 26 3 9 9
5 16 2 7 6
1 3 1 2 4
1 3 1
1 64
105
27 155 2794 11 40 150
コ ン パ ク ト 化
短 小
・ 小 径 化
軽 量 化
単 純 化
低 コ ス ト 化 交換レンズ分野 非球面レンズ
回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッ ク フ ォ ーカ ス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フ ォ ーカ ス位置 レンズ曲率 レンズ構成・ 設置位置 絞り位置 接合・ 貼合わせ 屈折率 分散 プ ラ スチッ ク レンズ構成体 レンズシフ ト
31 58 70
8 3 1
1 8 2 3 3
35 42 49 52 54 79 12 10 16
58 52 80 19 18 31
8 45 11 7 5
23 91 27 29 35 5 117 8 15 26 18 133 26 21 50
9 43 5 20 28
17 70 16 18 28 39 16
5 11 1 9 11
2 1 1
179
6841
206
41336
23 5154
338
85 91 109 80
524
128
1844 74 54 100
377
100 112 109 526 89
87 245
38 53 8920 142 139
コ ン パ ク ト 化
短 小
・ 小 径 化
軽 量 化
単 純 化
低 コ ス ト 化 C C D分野
コ ンパク ト 化に関する課題内容と 解決手段
高 性 能 化 の 課 題 10 個 と 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 13 と 図 4- 2- 14 に 示 す 。
ま ず 、高 性 能 化 か ら 色 シ ェ ー デ ィ ン グ の 5 つ の 課 題 に つ い て 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 13 に 示 す 。 い ず れ の 用 途 も 高 変 倍 化 の 課 題 を 解 決 す る こ と に 主 眼 が 置 か れ て い る 。 交 換 レ ン ズ で 高 分 解 能 化 に 関 す る 出 願 は 少 な い 。
次 に 、テ レ セ ン・射 出 瞳 か ら 他 収 差 補 正 の 5 つ の 課 題 に つ い て 解 決 手 段 と の 関 係 を 図 4- 2- 14 に 示 す 。 い ず れ の 用 途 も 同 じ よ う な 出 願 傾 向 に あ る 。 各 種 の 収 差 補 正 に つ い て 非 球 面 レ ン ズ を 解 決 手 段 と し て い る 例 が 多 い 。 ま た 、 デ ジ タ ル カ メ ラ と ビ デ オ 用 途 で 色 収 差 補 正 に 回 折 光 学 素 子 を 手 段 と し て 使 う 出 願 が 多 い 。
図 4- 2- 13 用 途 別 に み た 高 性 能 化 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段 ( そ の 1 )
4
2 28 1 5
3 10 6 1
2 23 5 3
1
7 12 5 3
47 3
54 3
6 25 22 2
25 136 93 5
89 2
9 33 17 4
18 77 51 4
37 40 29 7
16 90 40 16 1
18 36 61 4
13 16 10
15 53 45 1
9 19 8 4 1
4 11 2 1
1 2 1
48
105 110 503
28 68
204
2129
147 105 413
159 127 536
130 463
55 187
504
201 153
140 104 147
高 性 能 化
高 変 倍 化
明 る さ
高 分 解 能 化
色 シ
ェ
イ デ
ィ
ン グ
C C D分野25 17
1 7 1
2 7 5
1 9 1
8 12 1
2 14 1
33 12 39 18
1 82 11 5
10 34
5
4 7 2 1
5 11 5
8 63 9 4
6 46 11 1
7 59 7 7
13 16 10
9 63 7 5
3 10 1
1 2 1
1
14
228
101 17
186
16 24420 224
23 220 46 103
104
高 性 能 化
高 変 倍 化
明 る さ
高 分 解 能 化
色 シ
ェ
イ デ
ィ
ン グ
コンパクト分野2 10 4
6 1
2 11 6
3 13 1
12 4 1
5 28 1
7 38 1
1 38 7 1
2 27 1
6 3
3 12 8
2 16 2 1
2 22 6 2
1 15 4 1
3 38 14 4
36 17 21 10 1
1 1
3 1
45
70
92
11286 111 39
45
高 性 能 化
高 変 倍 化
明 る さ
高 分 解 能 化
色 シ
ェ
イ デ
ィ
ン グ
交換レンズ分野 非球面レンズ回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バックフォーカス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フォーカス位置 レンズ曲率 レンズ構成・設置位置 絞り位置 接合・貼合わせ 屈折率 分散 プラスチック レンズ構成体 レンズシフト
高性能化に関する課題内容と解決手段(その1)
図 4- 2- 14 用 途 別 に み た 高 性 能 化 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段 ( そ の 2 )
非球面レンズ 回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッ ク フ ォ ーカス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フ ォ ーカ ス位置 レンズ曲率 レンズ構成・ 設置位置 絞り 位置 接合・ 貼合わせ 屈折率 分散 プ ラ スチッ ク レンズ構成体 レンズシフ ト
2 3 50 5 11
4 12 6 13
4 10 5 5 4
21 82 41 37
5 13 4 5 5
6 68 33 31 75
8 2 5 18
12
16 50 17 14 47 27
1 51 8
2 10 13 6 15
5 1 4 4
1 1 2
232
60184 166 347
109 91
172
89174
56137 117
57 244 273
127 223 138
56
295 49204 103 82 210 32 95 69 73 166
39 58
78 104
47
81 72 104
45
46 103
109 52 127 74
テ レ セ ン
・ 射 出 瞳
広 角 化
色 収 差 補 正
歪 曲 収 差 補 正
他 収 差 補 正
C C D分野
4
2 14 2 3
3 7 7 17
4 1 1
50 17 23 52
6 3 3 2
1 96
2
37 13 14 40
2 61
1 47 37
1 2 5
1 41 40 37
38 20 19 37
1 28 11 5 22
3 41 28 16 42
1 51 46 45
44 54 20 63
5 5 3 7
2 1 1 1
1
114 85 84 187
40 38 94
64 59 146 137
133 53160
113 102
85
103
テ レ セ ン
・ 射 出 瞳
広 角 化
色 収 差 補 正
歪 曲 収 差 補 正
他 収 差 補 正
コンパク ト 分野
4 36 36 33
7 1
2 4 3 6
6 2 7 3
1 35 14 16 30
1 6 2 4 3
3 64 21 31
4 22
19 2 11 16
2 49 28 36
5 62 16 33
1 6 1 3 7
2 27 19 23 53
1 12 10 7 14
1 8 3 1 12
4 19 20
2 24 21
1 12 11 32
1 1
2 2 2
2 60
48 7 1 46 8 7
7 9 68
25 41
32 51
38
テ レ セ ン
・ 射 出 瞳
広 角 化
色 収 差 補 正
歪 曲 収 差 補 正
他 収 差 補 正
交換レンズ分野 高性能化に関する課題内容と 解決手段( その2 )
そ の 他 の 課 題 に つ い て 図 4- 2- 15 に 解 決 手 段 と の 関 係 を 示 す 。こ こ で も 用 途 に よ ら ず 、い ず れ も フ ォ ー カ シ ン グ と 像 ぶ れ 補 正 に 関 す る 解 決 手 段 が 多 い と い う 特 徴 を 持 つ 。 像 ぶ れ 補 正 に つ い て は レ ン ズ シ フ ト を 解 決 手 段 と し て い る 例 が 多 く 、 レ ン ズ シ フ ト に 関 す る 出 願 も 図 4- 2- 11( b) で 示 し た よ う に 増 加 傾 向 に あ る 。交 換 レ ン ズ 用 途 で は 、像 ぶ れ 補 正 に 関 す る 出 願 の 相 対 的 な 位 置 づ け が 他 の 用 途 に 比 べ 大 き い 。
図 4- 2- 15 用 途 別 に み た そ の 他 に 関 す る 課 題 内 容 と 解 決 手 段
30 3 23 11
1
5 3 1
18 17 4
1 17 8
38 3 26 12
6 38 22
20 4 21 10
5 32 30
8 49 36
22 4 19
17 4 8 8
23 6 16 19
6 9 9 5
10 6 10 7
5 1 2
12 1 4 3
3 1 2
2 1 2 7
3 1 16
65 61 40 52
252
111
バ
ッ
ク フ
ォー
カ ス
フ レ ア
・ ゴ
ース ト
フ
ォー
カ シ ン グ
像 ぶ れ 補 正
C C D分野
9 1 7 2
1 1
2 3
10 6 3
7 1
9 4
1 12 8
6 2 9 2
15 4 6 11
2 13 14
8 2 9
8 1 1
4 1 5 4
3 6 3 1
2 1 3 2
5 1 2
8 2
1
1 1
1 8
29 19 23
23
108
53
バ
ッ
ク フ
ォー
カ ス
フ レ ア
・ ゴ
ース ト
フ
ォー
カ シ ン グ
像 ぶ れ 補 正
コ ンパク ト 分野
7 1 1
2
7 11
3 1 1
10 1 11 4
2 7
7 4
7 2 11 9
10 3 8
1 3
7 4 3
4 1 1 2
1 3 3 1
3 1 3 1
5 1 3 4
1 3 2
1 1 1
1 1 4
14 17
15 19 35
25
バ
ッ
ク フ
ォー
カ ス
フ レ ア
・ ゴ
ース ト
フ
ォー
カ シ ン グ
像 ぶ れ 補 正
交換レンズ分野 非球面レンズ
回折光学素子 GRIN レンズ全長 群間距離 バッ ク フ ォ ーカス長 全系の焦点距離 各群の焦点距離 倍率に関する制限 群内構成 群間構成 フ ォ ーカ ス位置 レンズ曲率 レンズ構成・ 設置位置 絞り 位置 接合・ 貼合わせ 屈折率 分散 プ ラ スチッ ク レンズ構成体 レンズシフ ト
その他に関する課題内容と 解決手段
第 3 節 海 外 に お け る 用 途 分 野 別 の 課 題 と 解 決 手 段
( 1 ) 海 外 全 体
第 2 部 第 1 章 第 1 節 の 第 2 項 で 述 べ た よ う に 、 海 外 は 欧 米 亜 へ の 出 願 と し て い る 。 図 4- 2- 16 に 発 明 の 基 本 課 題( 課 題 1 )を ま と め た 。( a) は 全 体 合 計 の 分 析 を ( b) は 5 年 毎 の 出 願 推 移 を 示 す 。 発 明 の 課 題 は コ ン パ ク ト 化 、 高 性 能 化 、 そ の 他 か ら 課 題 毎 に 最 大 2 つ 選 択 し た 。 1981 年 か ら の 出 願 累 積 値 で 見 る と 、 高 性 能 化 が 50%、 次 い で コ ン パ ク ト 化 が 38%を 占 め 、 図 4- 2- 1 に 示 し た 日 本 全 体 の 占 有 率 と 似 て い る 。 日 本 へ の 出 願 と 同 様 に 高 性 能 化 は 一 段 落 し 、 コ ン パ ク ト 化 と そ の 他 に シ フ ト し つ つ あ る よ う に 見 え る 。
図 4- 2- 16 発 明 の 課 題
( a) 発 明 の 課 題 の 内 訳 ( 累 計 ) ( b) 発 明 の 課 題 の 出 願 推 移
コンパクト化 38%
高性能化 50%
その他 12%
4 , 8 1 9 件 ( 重 複 有 り)
発 明 の 課 題 の 内 訳 (累 計 )
発明の課題の出願推移
0 100 200 300 400 500 600 700 800
〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件
高性能化 コンパクト化 その他
図 4- 2- 17 に コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題 を 示 す 。コ ン パ ク ト 化 の 課 題 の 内 訳 は 短 小・小 径 化 が 過 半 数 を 占 め 、 次 い で 低 コ ス ト 化 と 日 本 全 体 へ の 出 願 傾 向 と 同 じ で あ る 。
図 4- 2- 17 コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題
( a) コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題 の 内 訳 ( 累 計 ) ( b) コ ン パ ク ト 化 の 主 た る 課 題 の 出 願 推 移
低コ スト 化 17%
単純化 11%
軽量化 7%
コ ンパク ト 化 12%
短小小径化 51%
その他 2%
コンパ クト化 の 主 たる課 題 の 内 訳 累 計 1 , 8 4 2 課 題
( 重 複 有 り)
コンパクト化の主たる課題の出願推移
0 50 100 150 200 250 300
〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004基準年 件
短小小径化 低コスト化 単純化 軽量化 コンパクト化
図 4- 2- 18 に 高 性 能 化 の 主 た る 課 題 を 示 す 。 高 性 能 化 の 課 題 は 高 変 倍 化 と 歪 曲 収 差 補 正 他
( 歪 曲 収 差 補 正 と そ の 他 収 差 補 正 ) が 累 積 で 各 30%前 後 で あ り 、 次 い で 広 角 化 と 色 収 差 補 正 に 関 す る 課 題 が 続 い て お り 、 割 合 は 日 本 へ の 出 願 傾 向 と ほ と ん ど 変 わ ら な い 。
図 4- 2- 18 高 性 能 化 の 主 た る 課 題
( a) 高 性 能 化 の 主 た る 課 題 の 内 訳 ( 累 計 ) ( b) 高 性 能 化 の 主 た る 課 題 の 出 願 推 移
高変倍化 32%
広角化 15%
高分解能化 5%
明るさ 8%
色収差補正 12%
歪曲収差補 正他
28%
高 性 能 化 の 主 たる課 題 の 内 訳 累 計 2 , 1 0 1 課 題
(重 複 有 り)
高性能化の主たる課題の出願推移
0 50 100 150 200 250 300
〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件
高変倍化 広角化 高分解能化 明るさ 色収差補正 歪曲収差補正他
図 4- 2- 19 に そ の 他 の 課 題 を 示 す 。 こ の 割 合 も 日 本 全 体 の 傾 向 と ほ と ん ど 変 わ ら な い 。
図 4- 2- 19 そ の 他 の 課 題
( a) そ の 他 の 課 題 の 内 訳 ( 累 計 ) ( b) そ の 他 の 課 題 の 出 願 推 移
フ ォーカシング 39%
バッ クフ ォーカ ス 26%
像ぶれ補正 15%
フレア、 ゴースト 4%
その他 16%
その 他 の 課 題 の 内 訳
累 計 1 , 4 1 1 課 題( 重 複 有 り)
その他の課題の出願推移
0 10 20 30 40 50 60 70 80
〜1985 〜1990 〜1995 〜2000 〜2004 基準年 件
フォーカシング バックフォーカス 像ぶれ補正 フレア、ゴースト
第 5 部 提 言
第 1 章 取 り 巻 く 環 境
ズ ー ム レ ン ズ は フ ィ ル ム 用 、 デ ジ タ ル 用 を 問 わ ず コ ン パ ク ト カ メ ラ 、 一 眼 レ フ カ メ ラ 、 あ る い は ビ デ オ カ メ ラ に と っ て 必 須 の デ バ イ ス で あ る 。 と く に デ ジ タ ル カ メ ラ が 市 場 で 爆 発 的 な 人 気 を 博 し て 以 来 、 ズ ー ム レ ン ズ 付 き で あ る こ と が 特 別 で は な く 、 ご く 普 通 の こ と と な っ て き て い る 。 カ メ ラ の 市 場 動 向 は フ ィ ル ム カ メ ラ か ら デ ジ タ ル カ メ ラ へ と 急 激 に シ フ ト し 、 デ ジ タ ル カ メ ラ の 出 荷 台 数 は 既 に フ ィ ル ム カ メ ラ を 凌 駕 し て い る 。 今 後 は ビ デ オ カ メ ラ 、 デ ジ タ ル カ メ ラ 、携 帯 電 話 用 カ メ ラ な ど に 使 用 す る CCD、CMOS と い っ た 固 体 撮 像 素 子 用 ズ ー ム レ ン ズ が ま す ま す 増 え る も の と 予 想 さ れ る 。
日 本 の ズ ー ム レ ン ズ 、 カ メ ラ 産 業 が 現 在 置 か れ て い る 環 境 を 分 析 し 、 今 後 の 方 向 性 を 見 い だ し 有 益 な 提 言 を 導 き 出 す た め SWOT 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果 を 下 記 図 5- 1- 1 に 示 す 。
図 5- 1- 1 日 本 の カ メ ラ 産 業 の SWOT 分 析 結 果
S: St r engt h ( 強 み ) ; W: Weaknes s ( 弱 み ) ; O: Oppor t uni t y ( 機 会 ) ; T: Thr eat ( 脅 威 )
日 本 企 業 の 置 か れ て い る 立 場 は 、 優 れ た 技 術 開 発 力 と 設 計 技 術 、 さ ら に 高 度 な も の づ く り 技 術 に 裏 付 け さ れ 、 表 2- 2- 1 に 示 し た よ う に 多 く の 特 許 出 願 件 数 を 強 み と し て お り 、 市 場 で の 製 品 シ ェ ア も 高 く 、 上 図 の 第 Ⅱ 象 限 に 位 置 す る 理 想 的 な 状 態 に あ る 。 し た が っ て 、 今 後 と も こ の 優 位 性 を さ ら に 拡 大 さ せ る べ く 、図 5- 1- 1 に 示 し た 1. 固 体 撮 像 素 子 技 術 の 進 展 に 応 じ た 性 能 向 上 、 2. 新 技 術 開 発 の 促 進 、 3. 特 許 明 細 書 の 先 行 技 術 と し て の 利 用 性 向 上 に つ い て 3 つ の 提 言 を 行 う 。
ま た 、 弱 み と し て は 第 Ⅲ 象 限 に 記 し た よ う に 、 市 場 成 長 、 お よ び 生 産 地 域 と し て 今 後 の 拡 大 が 予 想 さ れ る ア ジ ア 地 域 に お け る 特 許 出 願 件 数 が 、 日 本 、 米 国 地 域 に 比 べ 少 な い 点 を 指 摘 で き る( 図 2- 2- 2( a) ( b) 及 び ( d) を 参 照 )。今 後 は こ れ ら 地 域 で の 知 的 財 産 権 の 権 利 化 に 向 け 特 許 出 願 を 強 化 す る べ く 、 4. 主 要 生 産 国 、 市 場 地 域 へ の 出 願 強 化 を 第 4 の 提 言 と す る 。
日 本 企 業 に 対 す る 脅 威 と し て は 第 Ⅰ 象 限 に 示 す よ う に 、 設 計 ・ 製 造 技 術 ノ ウ ハ ウ の 流 出 の 可 能 性 や 例 え ば レ ン ズ 部 品 の モ ジ ュ ー ル 化 の 進 展 が 挙 げ ら れ る 。 こ れ ら の こ と よ り カ メ ラ や レ ン ズ の 製 造 が 容 易 に な る と 、 極 論 す れ ば 誰 で も 何 処 で も 製 造 可 能 と な り 、 低 コ ス ト 化 が 進 み 、 日 本 企 業 の シ ェ ア が 縮 小 す る 可 能 性 が 挙 げ ら れ る 。 こ れ に 対 処 す る た め 、 我 が 国 企 業 の 強 み を 基 に 克 服 す べ く 先 の 第 4 の 提 言 と 合 わ せ 、 第 5 番 目 に リ バ ー ス エ ン ジ ニ ア リ ン グ 困 難 な 製 品 の 開 発 を 提 言 す る 。
さ ら に 、 第 Ⅳ 象 限 に 示 す よ う に 、 全 く 新 し い 技 術 、 若 し く は 装 置 の 出 現 に よ り 現 状 の 市 場 が 消 滅 、 あ る い は 姿 を 変 え る よ う な 状 態 が 作 り 出 さ れ る 可 能 性 も あ る 。 こ れ ら 脅 威 を 克 服 す べ く 大 学 で の 光 学 教 育 の 充 実 、 あ る い は 産 学 官 に よ る 共 同 研 究 に よ り 研 究 開 発 力 を 強 化 し 新 し い 技 術 の シ ー ズ を 発 掘 し て い く こ と 等 が 肝 要 で あ る 。「 新 た な 技 術 と 機 会 の 創 出 」と い う 、 新 規 な 発 想 に よ る 技 術 革 新 、 新 規 技 術 、 生 産 ・ 製 造 技 術 の 開 発 に よ る 新 た な 機 会 の 創 出 と 新 た な 試 み を 6 番 目 の 提 言 と す る 。
第 2 章 提 言
提 言 1 . 固 体 撮 像 素 子 技 術 の 進 展 に 応 じ た 性 能 向 上 ( 画 像 処 理 技 術 と レ ン ズ ( カ メ ラ ) の 組 合 せ ) ( 1) コ ン パ ク ト カ メ ラ 等
こ の 分 野 は 図 4- 2- 2、 図 4- 2- 3 で 示 し た よ う に 、 短 小 ・ 小 径 化 、 お よ び 高 変 倍 化 が 大 き な 課 題 と し て 認 識 さ れ て き た 。 こ れ ら の 方 向 性 は 今 後 も 進 む と 考 え ら れ る が 、 一 定 の 限 界 が あ る こ と も 事 実 で あ る 。 つ ま り 、 高 解 像 力 を 得 る た め に は 一 定 の F ナ ン バ ー が 必 要 で あ り 、 焦 点 距 離 が 決 ま れ ば 必 要 な レ ン ズ 径 も 決 め ら れ て し ま う 。 さ ら に 、 レ ン ズ 群 を 移 動 さ せ て 変 倍 す る ズ ー ム レ ン ズ で は 必 ず 可 動 空 間 が 必 要 と な る 。
ま た 、 こ れ ま で は コ ン パ ク ト カ メ ラ 用 ズ ー ム レ ン ズ は 、 小 型 化 、 高 変 倍 化 を 重 要 視 し て き た こ と で 、 レ ン ズ の 明 る さ に つ い て は あ ま り 課 題 と さ れ て こ な か っ た 。 し か し 、 デ ジ タ ル カ メ ラ に 使 用 さ れ る 固 体 撮 像 素 子 ( CCD) は 高 画 素 化 し て い る 。 そ れ に と も な い 、 撮 像 素 子 の 高 感 度 化 と 合 わ せ て 、 レ ン ズ の F 値 を 小 さ く す る 、 周 辺 光 量 を 増 や す 等 、 明 る さ の 向 上 に つ い て も 対 応 し て い く 必 要 が あ る 。
ま た 、 デ ジ タ ル カ メ ラ は フ ィ ル ム を 使 わ な い た め 、 レ ン ズ と 撮 像 素 子 の 位 置 関 係 に は 自 由 度 が あ る 。 つ ま り 全 体 を 小 型 、 薄 型 化 す る 際 に フ ィ ル ム カ メ ラ の よ う な 位 置 の 制 限 が 少 な く 、 自 由 な 発 想 に よ り 小 さ な カ メ ラ を 実 現 し て い く こ と が 可 能 で あ る 。 と く に 、 固 体 撮 像 素 子 の 高 密 度 化 に よ り 、 撮 像 素 子 を 小 さ く す る こ と で 、 そ の 大 き さ に 対 応 し た