1 サイクルだけ行うことで補正が可能か?
2
体3
体4. 燃焼組成補正の追加
例:
7
群ケースにおけるブランケット部の補正前後の差異 ※参考精度(破線)は断面積起因誤差の1σ参考 精度
(※)
補正後(スナップショット)
ケースからの最大差異[%]
•
平衡サイクル末期までの計算時間175
群70
群36
群18
群7
群13.4h 3.2h 2.0h 1.3h+0.2h 1.1h+0.2h
70群燃焼計算 1サイクル分
70
群の燃焼計算を1
サイクル分実施し、補正として反映することにより、
175
群 ケースの約1/13
の計算時間で、ブランケット7
群ケース に着目詳細条件ケ
電気出力 750MWe の次世代ナトリウム冷却高速炉について、燃焼計算の解析条 件低コスト化に伴う核特性の精度と計算時間を補正係数を適用しつつ整理した。
( A )中性子エネルギー群の取り扱い
( B )中性子輸送及び空間メッシュの取り扱い
固有値から得られる核特性及び最大線出力密度(
A
)、(B
)共に詳細条件燃焼計算との差異は概ね参考精度程度 集合体出力分布5. まとめ
について、
(
A
)では、解析条件の低コスト化に伴い、18
群及び7
群ケースでは、詳細条件燃焼計算 との集合体出力分布における差異がブランケット部で参考精度を上回る。(
B
)では、詳細条件燃焼計算との差異は概ね参考精度程度以上から、解析精度と計算時間の観点より
7 群・拡散 6 メッシュ / 集合体 + スナップショット補正
+ 燃焼組成補正(径方向ブランケット集合体出力) が推奨される。
→ 今後、この解析手法の汎用性を結果の要因分析を通して検討する。 17 70
群燃焼計算1
サイクル分を用いて得られる補正により、18
群及び7
群ケース でも計算時間がほぼ変わらずに、精度が維持できる。以下、補足スライド
集合体出力分布及び最大線出力密度の解析方法
• 「スナップショット計算から得た補正」について
簡略化条件
BOECの制御棒挿入深度 EOECの制御棒挿入深度 簡略化条件 代表燃料核種組成 組成依存性は 制御棒挿入深度 小さい
依存性は大きい
19
詳細条件
(スナップショット)
集合体出力
簡略化条件
(スナップショット)
集合体番号
BOECの集合体毎の補正 EOECの集合体毎の補正
集合体出力
集合体番号
BOEC
とEOEC
それぞれの制御棒挿入深度体系で、
簡略化条件と詳細条件の 集合体出力解析を行って、
集合体毎の補正を算出
補正
集合体番号
詳細条件
(スナップショット)
簡略化条件
(スナップショット)
BOEC:平衡サイクル初期 EOEC:平衡サイクル末期
補正
詳細条件
(燃焼計算)
集合体出
BOECの集合体毎 の補正
BOECの集合体出力 EOECの集合体出力
詳細条件
(燃焼計算)
集合体出
EOECの集合体毎 の補正
集合体出力分布及び最大線出力密度の解析方法
• 詳細条件燃焼計算に対する簡略化条件燃焼計算の差異の評価
詳細条件燃焼計算との比較により、
解析条件簡略化に伴う、燃焼組成
出力
簡略化条件
(燃焼計算+
スナップショット補正)
集合体番号
簡略化条件燃焼計算の 集合体毎の出力に補正を
出力
簡略化条件
(燃焼計算+
スナップショット補正)
集合体番号
■ 燃焼組成補正の追加
例:
7
群ケースBOEC
におけるブランケット部の補正前後の差異 ※参考精度(破線)は断面積起因誤差の1σ参考 精度
(※)