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中 耕 ロ ー タ リ ー に よ り 深 く 混 和

0

2 . 2 ( 4 )

1 8 . 9 ( 2 5 )

4 0 . 0 ( 4 2 )

7 6 . 7 ( 7 7 ) 播 溝 浅

フ ォ ー ス 粒 剤

手 押 し 式 播 種 機 に よ り 浅 く 混 和

0

1 . 1 ( 2 )

9 5 . 6 1 0 0 無 処 理 - - 1 2 5 8 . 9 7 5 . 6

試験区 供試薬剤

土壌混和の 方法

被害度(播種後日数)

15日後 (7/22)

21日後 (7/28)

28日後 (8/4)

36日後 (8/12)

42日後 (8/18)

56日後 (9/1)

100 播溝浅

播溝深

無処理

フォース 粒剤

手 押 し 式 播 種 機 に よ り 浅 く 混 和 中 耕 ロ ー タ リ ー に よ り 深 く 混 和

0

0

0

0 (0)

1.7 (3)

55.8 63.9

65.0 (65)

95.8 (95) 0.8

(1)

17.5 (27)

57.5 (58)

86.7 (87)

99.2 (99) 48.3

(48)

100 100

- 5 1 -事 項 夏秋ギク「精の一世」の親株養成方法

ね ら い 夏秋白輪ギク主力品種「精の一世」を本県で採穂して栽培する場合の親株養成時の温度 及び電照方法が明らかになったので、参考に供する。

1 8月から10月まで採花する場合の養成方法

最も低コストな親株養成方法であるが、採花期間が限られる。

指 導 参

考 (1) 設定温度

パイプハウスにおいて、12月に切り下株を伏せ込み、その後、採穂終了まで無加温に

内 する。

この場合、ビニール等によるトンネル被覆を行ってはいけない。

容 (2) 電照処理

行わなくてよい。

(3) 採穂

4月上旬から6月下旬まで切り下株から発生した分枝を採穂する。

2 7月から11月まで採花する場合の養成方法

長期出荷する場合の低コストな親株養成方法である。

(1) 設定温度

パイプハウスにおいて、12月に切り下株を伏せ込み、その後、採穂終了まで最低温度 5℃で加温を行う。

(2) 電照処理

伏せ込み後から採穂終了まで22:00から2:00まで暗期中断を行う。

(3) 採穂

3月中旬から7月下旬まで切り下株から発生した分枝を採穂する。

期待される 親株からの採穂数を確保でき、低温で養成するためコスト低減につながる。

効 果

利用上の 1 本試験は、親株に切り下株を継続利用した場合の結果であり、親株更新を行った場合 注意事項 に関しては不明である。

2 参考内容の1については、ハウス内は高温にならないように注意する。

問い合わせ先 農林総合研究所 花き部 (0172-52-4341) 対象地域 県下全域

(電話番号)

発表文献等 平成26~27年度 試験成績概要集(農林総合研究所)

(注) 1. ※: 親株伏込み、 V: 採穂・さし芽、 ◎: 定植、 ■:採花      2. 定植後の電照・シ ェー ドは省略、また、採花期は暫定

10 月 作 業 1 2月 1 月 2 月 3月 4 月 5月 6 月 7 月 8 月 9 月

採 穂

親 株 管 理

無加温・ 無電照

V

V

V

(注) 1. ※: 親株伏込み、 V : 採穂・さし芽、 ◎: 定植、 ■:採花      2. 定植後の電照・シェー ドは省略、また、採花期は暫定

V

V

V

V

V

親 株

管 理

電  照

Ω 5℃加温 Ω

10 月 1 1 月

採 穂

作 業 12 月 1 月 2月 3 月 4 月 5 月 6 月 7月 8 月 9 月

- 5 2

-【根拠となった主要な試験結果】

○:定植時の1株当たり採穂数3本以上で、早期出蕾なし。

△:定植時の1株当たり採穂数3本未満、又は早期出蕾10%未満

×:早期出蕾10%以上、又は採穂不能

耕種概要

項 目 内 容

1 親株養成 10月に採花した株を無加温無電照で栽培し、12月に6号鉢に1株伏せ込み、それ ぞれの処理方法で養成した。

2 育苗 (1) 挿し穂の採取・調整

イノチオ精興園株式会社から導入した挿し穂とほぼ同等するために、8cm以 上になったものを採穂し、8cmに調整した。

(2) 電照:22:00~2:00の暗期中断を行った。

(3) 温度:最低10℃とした。

表1 平成2 6年の生育及び収穫調査

( 平 成 2 6 年 青 森 農 林 総 研 )

採 花 日

( 月 日 )

切 花 長

( c m )

25 7 / 2 2 1 0 7

6 7 / 2 0 1 0 9

0 7 / 3 1 9 4

5 8 / 1 8 7

0 8 / 1 9 0

0 8 / 1 9 3

0 8 / 3 1 8 4

0 8 / 3 1 8 3

0 8 / 2 8 9 1

0 8 / 3 0 8 9

1 5 1 0 / 2 5 1 0 1

0 1 0 / 2 3 1 0 4

0 1 0 / 2 5 9 7

0 1 0 / 2 3 1 0 0

8 5 1 1 / 2 3 9 8

0 1 1 / 2 6 1 0 0

8 0 1 1 / 2 3 9 8

0 1 1 / 2 6 1 0 2

1 0 1 1

生 育 が 遅 く 採 穂 不 能 生 育 が 遅 く 採 穂 不 能 収   穫   調   査

挿 し 芽 4 /1 1 定 植 4 / 28 消 灯 6 / 16 挿 し 芽 5 /1 5

定 植 6 / 2 消 灯 7 / 10

電 照 の 有 無

消 灯 日 の 早 期 出 蕾 率

( % ) 区 名

挿 し 芽 6 /2 6 定 植 7 / 14

消 灯 9 / 1 挿 し 芽 7 /2 4

定 植 8 / 11 消 灯 9 / 25 挿 し 芽 3 /1 4

定 植 4 / 3 消 灯 5 / 19

加 温 状 況

5 ℃ 無 加 温

無 加 温 5 ℃ 無 加 温

5 ℃ 無 加 温

5 ℃ 無 加 温

5 ℃

表2  平成27年の生育及び収穫調査 ( 平 成 2 7 年 青 森 農 林 総 研 )

採 花 日

( 月 日 ) 切 花 長

( c m )

2 . 7 0 7 / 1 8 9 6

4 . 6 0 7 / 1 8 9 7

1 . 3 0 7 / 1 8 9 3

1 . 1 0 7 / 1 8 9 1

無 加 温 ト ン ネ ル

5 . 7 0 7 / 2 1 9 7

4 . 7 0 8 / 2 0 9 5

3 . 2 0 8 / 1 4 9 3

6 . 1 0 8 / 7 8 7

7 . 1 0 8 / 9 8 7

無 加 温 ト ン ネ ル

4 . 7 0 8 / 8 9 3

7 . 2 0 9 / 1 2 8 2

7 . 7 0 9 / 1 3 8 3

6 . 3 0 9 / 8 8 3

7 . 4 0 9 / 1 1 7 9

無 加 温 ト ン ネ ル

8 . 9 0 9 / 9 8 3

1 2 . 2 5 1 0 / 2 7 1 0 2

1 4 . 1 0 1 0 / 2 7 1 0 5

1 1 . 2 0 1 0 / 2 5 1 0 2

1 4 . 8 0 1 0 / 2 6 9 7

無 加 温 ト ン ネ ル

1 1 . 0 5 0 1 0 / 2 3 1 0 2

6 . 6 1 5 1 1 / 2 2 9 0

1 0 . 6 0 1 1 / 2 2 9 8

6 . 8 4 0 1 1 / 2 3 9 8

1 1 . 3 0 1 1 / 2 2 1 1 0

無 加 温 ト ン ネ ル

5 . 9 4 0 1 1 / 2 2 9 1

無 加 温

5 ℃

無 加 温

5 ℃

消 灯 日 の 早 期 出 蕾 率

( % )

1 1

収   穫   調   査

挿 し 芽 7 / 2 3 定 植 8 / 1 0 消 灯 9 / 2 5

加 温 状 況

電 照 の 有 無

1 株 当 た り 採 穂 数

( 本 )

挿 し 芽 3 / 1 2 定 植 4 / 3 消 灯 5 / 2 8

挿 し 芽 4 / 9 定 植 4 / 2 7 消 灯 6 / 1 9

挿 し 芽 5 / 2 1 定 植 6 / 8 消 灯 7 / 2 1

挿 し 芽 6 / 2 5 定 植 7 / 1 3 消 灯 8 / 3 1

5 ℃

無 加 温

5 ℃

無 加 温

無 加 温 5 ℃ 区 名

1 0

表3 親株養成方法と し ての有効性のまとめ

( 平 成 2 6 ・ 2 7 年 青 森 農 林 総 研 ) 加 温 状 況

電 照 の 有 無

ト ン ネ ル の 有 無

年 次 7 月 咲 き

8 月 咲 き

9 月 咲 き

1 0 月 咲 き

1 1 月 咲 き

平 2 6 × × ×

平 2 7 ×

平 2 6

平 2 7

平 2 6 × ×

平 2 7 ×

平 2 6 ×

平 2 7

平 2 7 × ×

5 ℃

無 加 温

- 5 3 -事 項 アルストロメリア新品種の特性と株管理

ね ら い アルストロメリアの生産性は品種間差が大きく種苗の購入経費が高いため、品種選定が 重要な課題となっている。近年市販された新品種の、本県における品質及び収量と株の管 理方法について明らかにしたので参考に供する。

1 新品種の特性

品 種 名 花 色 切り花長 小花数 茎 径 2 L , L 割 年間採花本数

(㎝) (個) (㎜) 合 (本/株)

(%)

コンスタンス クリーム 150~180 5 6~8 70~80 40~45 スノータイム 白 130~140 5~6 6~8 70~80 35~40 指 ロザンヌ 淡橙 110~120 5~6 7 75~85 35~40 セレステ 淡紫桃 140~160 5 6~7 70~80 25~30 シャノン 淡桃 120~130 6~7 6~7 50~60 25 導

考 コンスタンス スノータイム ロザンヌ

容 セレステ シャノン

2 採花期及び株の管理方法

品 種 名 採花期及び株の管理方法

コンスタンス 採花は3月と7月がピークとなるが、春から秋を通じて多く採花でき る。7月以降は若干過繁茂となるので適宜葉芽の抜き取りを行う。

スノータイム 採花は5月と7月がピークとなるが、春から秋を通じて多く採花でき る。採花過多で株を衰弱させない様、適宜摘蕾する。

ロザンヌ 採花は安定して長期間続き、秋期にも採花本数は多い。10月以降に混 み合って軟弱化するので、適宜葉芽の抜き取りを行う。

セレステ 採 花 の ピ ー ク は 年 次 に よ っ て 異 な る が 一 定 期 間 に 集 中 す る 傾 向 が あ る。立茎数が少ないので株を衰弱させない様、適宜摘蕾する

シャノン 採花は夏秋期に多い傾向がある。年間を通じて立茎数が多く、混み合 って軟弱化するので、適宜葉芽の抜き取りを行う。

期待される 1 アルストロメリアの地域適品種の作付け拡大が見込まれる。

効 果 2 時期別の収穫本数が把握され、計画生産が可能となる。

利用上の 本事項は地中冷却を行わず、冬季5℃加温を行った結果である。

注意事項

問い合わせ先 農林総合研究所 花き部 (0172-52-4341) 対象地域 県下全域

(電話番号)

発表文献等 平成25~27年 試験成績概要集(農林総合研究所)

- 5 4

-【根拠となった主要な試験結果】

表1 切り花品質 (平成25~27年 青森農林総研)

表2 採花本数及び2L・L本数 (平成25~27年 青森農林総研)

表3 月別採花本数 (平成26~27年 青森農林総研)

表4 立茎数、花芽率の推移 (平成26~27年 青森農林総研)

耕種概要

項 目 内 容

1 定植日 平成25年5月20日

2 施肥量(kg/10a) 基肥 窒素:りん酸:加里=1.5:2.0:1.5 (初年目)

追肥 窒素:りん酸:加里=0.2:0.1:0.2×20回/年(2・3年目)

3 裁植様式 ベッド幅90cm、通路70cm、株間40cm、条間60cm、2条千鳥植え 4 温度条件 最低温度5℃

平25 平26 平27 平25 平26 平27 平25 平26 平27 平25 平26 平27 平25 平26 平27 コンスタンス クリーム 180 149 147 5.4 5.3 4.9 147 97 75 7.7 6.9 6.3 85 81 71 スノータイム 白 129 135 128 5.9 6.0 5.3 118 95 67 8.0 7.3 6.3 97 85 68 ロザンヌ 淡橙 121 114 117 5.3 5.5 5.4 83 73 65 7.1 7.0 6.5 87 88 75 セレステ 淡紫桃 158 140 141 4.7 4.9 4.8 107 77 72 6.8 6.5 6.3 78 83 75 シャノン 淡桃 134 124 120 6.7 6.2 5.8 87 71 56 6.7 6.4 6.0 72 57 44 レベッカ 桃赤斑 166 148 142 4.2 4.7 4.6 128 81 70 6.5 6.4 6.2 70 67 61 オルガ 白 152 150 151 4.8 4.8 4.6 103 82 72 7.2 6.6 6.3 78 80 72

( 注 ) 「 レ ベ ッ カ 」 、 「 オ ル ガ 」 は 標 準 品 種 。 以 下 、 同 様 品種名

切り花長(㎝) 小花数(個) 切り花重(g) 茎径(㎜) 2L, L割合(%)

花色

平 成 2 5 年 平 成 2 6 年 平 成 2 7 年 9 ~ 1 2 月 1 ~ 1 2 月 1 ~ 1 2 月

コンスタンス 7.7 45.7 43.0 96.4 77.7 76.8

スノータイム 6.8 40.5 36.2 83.5 71.2 77.8

ロザンヌ 8.7 35.7 38.1 82.5 72.0 81.8

セレステ 5.2 23.0 29.2 57.4 47.6 78.6    3  L規格:切り花長80㎝4花4蕾茎径6mm以上

シャノン 8.2 25.0 24.8 58.0 37.0 53.2    4  2L,L率:全採花数(規格外を含む)に対

レベッカ 4.0 21.4 31.9 57.3 37.9 63.9         する2L,L本数の割合(%)  

オルガ 5.5 22.6 27.4 55.5 45.9 75.9

(注)1  採花本数は規格外を除く

   2  2L規格:切り花長90㎝5花5蕾茎径7mm以上

品種名

採 花 本 数 ( 本 / 株 ) H 2 5 ~ 2 7 年 通 算 採 花 数

( 本 / 株 )

2 L , L 本 数

( 本 / 株 )

2 L , L 率

( % )

年次 品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月 12月 合計

コンスタンス 2.5 3.2 5.5 1.7 2.0 9.8 5.3 6.8 2.7 2.7 2.3 1.2 45.7 スノータイム 1.8 3.0 3.3 1.2 5.0 7.3 5.7 5.2 2.2 1.5 1.3 3.0 40.5 ロザンヌ 1.3 2.7 1.2 0.7 3.8 6.0 4.2 4.8 5.8 3.0 1.0 1.2 35.7 セレステ 1.8 1.5 2.2 0.3 0.0 0.0 3.8 3.7 5.7 1.8 0.7 1.5 23.0 シャノン 1.2 1.7 2.8 1.7 1.5 1.5 5.0 2.5 2.5 2.8 0.8 1.0 25.0 レベッカ 1.5 1.7 1.5 1.8 0.0 0.7 3.7 4.5 1.8 0.7 2.0 1.5 21.4 オルガ 1.2 2.7 2.2 0.2 0.0 0.2 4.5 5.0 2.2 2.0 1.2 1.2 22.6 コンスタンス 0.8 3.2 5.7 6.5 4.8 3.7 7.5 2.7 4.5 1.8 1.5 0.3 43.0 スノータイム 1.5 1.5 4.3 1.8 6.3 0.2 6.0 2.7 3.5 4.3 2.3 1.8 36.2 ロザンヌ 2.0 0.8 4.2 5.5 7.2 4.5 2.3 1.0 4.0 4.3 1.3 1.0 38.1 セレステ 1.3 2.7 1.7 4.2 1.8 0.5 6.5 2.2 2.8 3.5 1.5 0.5 29.2 シャノン 0.8 1.2 2.0 2.8 2.5 1.7 2.8 0.8 3.3 3.7 1.7 1.5 24.8 レベッカ 1.2 4.5 3.7 5.0 1.0 0.5 4.3 2.7 3.2 2.8 2.0 1.0 31.9 オルガ 0.8 2.7 5.8 4.0 1.3 0.5 1.5 1.7 2.2 3.7 2.5 0.7 27.4 平成26年

平成27年

( 注 ) 1   採 花 本 数 は 規 格 外 を 除 く 。 網 掛 け 部 分 は 採 花 の ピ ー ク を 示 す ( 月 に 5 本 / 株 以 上 採 花 )       2   濃 い 網 掛 け の 部 分 は 2 ヶ 年 で 採 花 の ピ ー ク が 同 一 の 月 を 示 す

1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月

コンスタンス 49 60 60 69 19 11 7 7 78 78 86 84 11 9 6 7

スノータイム 48 54 58 74 16 16 8 9 88 70 82 80 9 11 8 8

ロザンヌ 50 61 69 81 11 6 8 5 86 68 67 87 10 11 6 8

セレステ 41 46 59 62 11 6 5 7 57 56 68 64 8 8 7 7

シャノン 48 54 66 82 14 8 7 5 91 78 88 92 7 7 6 7

レベッカ 46 56 67 73 8 6 4 4 71 65 77 79 8 12 5 8

オルガ 42 45 50 63 15 9 4 8 70 68 66 75 11 7 6 12

      2   花 蕾 を 除 去 し た シ ュ ー ト は 葉 芽 と し て 計 測

( 注 ) 1   立 茎 数 は 1 株 当 た り の 茎 立 ち 本 数 ( 本 ) 。 花 芽 率 は 立 茎 数 に お け る 花 芽 数 の 割 合 ( % ) 花芽率(%)

平成26年(定植2年目) 平成27年(定植3年目)

立茎数(本) 花芽率(%)

立茎数(本)

品種名

- 5 5 -事 項 トルコギキョウにおける根腐病の特徴

平成27年に県内のトルコギキョウでしおれ症状を示す株が農林総合研究所に持ち込まれ ね ら い た。病原を調査した結果、本県において初確認となる「トルコギキョウ根腐病」によるも のであることが明らかとなったので、その特徴を示し、診断と防除対策上の参考に供する。

1 発生状況

発生地点:津軽地域1地点1農家圃場 作型:無加温ハウス栽培(10月下旬定植)

指 時期:4月中旬

品種:「ボンボヤージュホワイト」他2品種 導 発生割合:10~30%

参 2 病 徴

地上部は、茎葉が緑色のまましおれ(写真1、写真3上)、株全体に及ぶと枯死する場 考 合もある。しおれから回復した場合でも生育が大幅に遅れるため(写真2)、切り花品質

が劣る。

内 地下部は根の先端から褐変腐敗し、根量が少ない(写真3下、写真4)。

症状は立枯病に類似し、外観だけでの識別は困難であるが、土壌が多湿条件で、春ま 容 たは秋の冷涼な時期に発生が多い傾向がある。また、根腐病では罹病根を顕微鏡観察す

ると、Pythium 属菌特有の卵胞子が観察される(写真5)。褐色根腐病の場合は、急激に

地上部全体がしおれることはなく、根の褐変程度が強い。

3 病原菌

病斑部から分離した菌について、培養菌糸による土壌混和接種、卵胞子等形態の観察、

遺伝子塩基配列の比較を行った結果、病原菌Pythium spinosumによる「トルコギキョウ 根腐病」と同定された。この菌は土壌伝染性の病原菌であるため、被害植物残渣ととも に土壌中に残り、寄主植物の栽培にともなって胞子が発芽し、根部から感染する。

4 防除対策

(1) 圃場の排水を良好にして灌水をひかえめにする。

(2) 被害株は早急に抜き取り、作物を植えない場所に埋める等適正に処分する。

(3) 機械作業等による汚染土壌の移動を防ぐ。

(4) 発病圃場で使用した資材は、廃棄するか丁寧に土を洗い落とす。

(5) 登録のある薬剤により土壌消毒を行う。

期待される トルコギキョウにおける根腐病の原因と特徴を明らかにすることにより、早期発見が可 効 果 能となり、被害拡大を防止することができる。

利用上の 注意事項

問い合わせ先 農林総合研究所 病虫部(0172-52-4314) 対象地域 県下全域

(電話番号)

発表文献等 平成27年度 試験成績概要集(農林総合研究所)

ドキュメント内 平成28年度普及する技術・指導参考資料 (ページ 59-90)

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