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ドキュメント内 平衡点集合の実現に関する研究 (ページ 75-89)

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F

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(4.16) 

となる.すなわち,Ci(X) +boらば C

i+1(.1:)は +bOまたは +b1であることがわかる.

同様にして ,Ci(X)のあらゆる値に対して,Ci+1 (り のと りうる値を調べることができる.

その結果を表 4.2に示す.一方,Ci(.T)の各値に対して, Ci(X)のと り得る値が表 4.2か ら直ちに求まる.この関係を表 4.3に示す.

2つの 3次 元 2値ベクトル y(l)y(2)に対して, y(l)が表 4.2の左側の列に存在し,か つ が2)y(l)と同じ行の右側の列に存在するとき , y(2)y(1)に続く "という.11個の 3 次 元 2値 ベ ク ト ル の 列 y(l)y(2・"y(n)において,y(i+l)y(i)に続く (i= 1うえ・.• , n) 

ということは,Ci(X) 

y(i) (i 

1,2γ・.,n)を満足する zが存在することを意味する.ま た,補題 4.4より,そのような zは符号だけが異なる 2つのベクトルに限られる.

補 題 4.5行列 W が与えられたときに,以下の (i) , (ii)の条件を満足する η個の 3次元ベ クトルの列 y(l)y(2)γ・.,y(η)が存在するならば,このベクトル列に対応する解 X (ただし,

Xi二 十1) が 1つ存在する.

(i)  y(i)εSi(W)  (i 

1乞・ ,n) 

(ii)  y(i+l)y(i)に続く. (i 1,2γ・・3

第 4章 テ イ パ ー 結 合 行 列 を も っ ニ ュ ー ラ ル ネ ッ ト ワ ー ク の 平 衡 点 の 個 数 に つ い て 71 

Ci(

Ci+(X) 

+b +b または +b +b +b または +b +b ‑b または ‑b +b ‑b または ‑b

‑b +b または +b

‑b

+b または +b

‑b ‑b または ‑b

‑b ‑b または ‑b 表 4.2:Ci(:r)に対する Ci+1(X)の 可 能 性

Ci(

I

Ci‑[(X) 

+b +b または ‑b +b +b または ‑b +b +b または ‑b +b b1 または ‑b

‑b +b または ‑b

‑b +b または ‑b

‑b +b または ‑b

‑b +b または ‑b4.3:Ci(x)に対する Ci‑1(X)の 可 能 性

補 題 4.5を利用してすべての解を求めるのであるが,簡単のために有向グラフを利用す る.与えられた行列 W から以下の手順に従って有向グラフ

G(W)

を構成する.

1.  411個 の 節 点 Nij(i 

1 , 2 ,・・ • ,n; j 

1ぅ234)を11行 4列の格子状に配置する.ただ し,節点 Nijは集合 Si(W)のj番目の要素に対応する.

2.  i = 1,2,"・,11について,Si+1 (11l)の ん 番 目 の 要 素 が ふ(W)の j番目の要素に続く ならば,節点 Nりから節点 Ni+1んに有向枝を描く.

補 題 4.5は , グ ラ フ

G(W)

に 閉 路 が 存 在 す れ ば , そ の 閉 路 に 対 応 す る 解 x (ただし,

Xl == +1)が 1つ存在することを意味しているので,方程式の解の個数を調べるためには,

グラフ中に存在する閉路の個数を調べればよい.

例 4.2次の 3重テイパ一行列 W に対する解を,グラフ

G(W)

を利用してすべて求める.

4.0  3.0  2.0 

。 。 。

5.0  ‑4.0  ‑3.0 

。 。

。。

‑3.0  ‑2.5  2.0 

。 。。

6.0  ‑5.0  ‑3.0 

‑1.5 

。。。

‑3.0  2.0  3.0  ‑2.0 

。。 。。

4.0 

‑4.5  3.5  2.0 

。 。。。

表 4.1をもとに,上の W に 対 す る ふ(W)(i == 1ぅ之・.,7)を求めると次のようになる.

Sl(W) 

{+bo, +b1, +b2, ̲b3}  S2(W) 

{ーがう‑bl?ーがう+b3} S3(W)  ==  {‑bO, ‑b1, +b2

, ーが)

S4(W)  ==  {̲bO, ̲b1, ̲b2, +b3}  S5(W) 

{ーがう+b¥‑b2,‑b3}

S6(W) 

{+bo

+b1

̲b2

+b3}  S7(W) 

{+bO?‑bl?‑b2?

ーが}

第 4章テイパー結合行列をもっニューラルネットワークの平衡点の個数について 73 

先に示した手 )11買に従い,グラフ G(vV) を描 と図 4.2(a) のようになる.グ G(~F) において 3つの閉路が存在するから 3つの解が存在する.その 3つの解は,

X(l)  [+1, +1, +1,‑1ぅ‑1,+1, +l]T 

X(2)  [+1, +1, ‑1, +1,ー1,‑1, ‑l]T 

X(3

一 [+1,一1+1,+1, ‑1, +1, ̲l]T 

である.

次に,解の最大個数に関わる重要な補題を与える.

補 題 4.6x(1), x(2(ただし, dl)=l,A2)=l)が 2つの異なる解であるならば,すべて の i(== 1ぅ之・ ?η)について Ci(x(l))Ci(1(2))である.

証明:背理法で証明する.いま,ある tで Ci(x(l))== Ci(X(2))が成り立っとする.一般性を 失うことなく ,Cn(x(1)) == Cn(x(2))とする. このとき, :r(l) , X(2)はどちらも解であるから,

Cn̲1(x(l)) == cη̲1(X(2))でなければならない (もし Cη1(.r(1))ヂC1(X(2))ならば,表<‑1.3 より ,C1(x(l)) == ‑ C1(x(2))であるが,このとき補題 4.3より,x(l)X(2)の少なくと も1つ は 解 で は な い の で,仮定と矛盾する ). 同 様 の 理 由 か ら , の̲2(.1;(1))

c

2(X(2))

C3(x(1)== Cη̲3(X(2)),・", C1(X(1)) == C1(.r(2))でなければならない.すなわち,補題 4.4 より,x(1) 

x(2)でなければならないことになる.これは,x(l)X(2)が異なるという仮定

と矛盾する.

補 題 4.6は,有向グラフ G(W)においては次の補題に相当する.

補 題 4.7グラフ G(W)に 2つの異なるループが存在するとすれば,その 2つのループは 同じ節点を通らない.

補 題 4.6または補題 4.7より直ちに次の補題を得る.

補 題 4.8X== +1である解の個数はたかだか 4である.

0 4 q J A U T i q J  

g μ o l + b i + b l + b l + b i + e h o l + b  

l +

l +

V

l +

I L O ‑ + d o i + d o

r

み K /波〈

〆~

~

ト ,. . . . . . . . . . . . . .   人

8 1   82 

86  83 

85  84 

87 

' b (a)   

図4.2:(a)有向グラフ G(W)(b)有向グラフ G(W)に存在する 3つの閉路

第 4章テイパー結合行列をもっニューラルネットワークの平衡点の個数について 75 

さらに,補題 4.2および補題 4.8より次の定理を得る.

定 理 4.3W が 3重テイパ一行列であるとき,Xl +1である解の最大個数は 3である. 証 明 : 補 題 4.8より,解の個数はたかだか 4である.よ って, 4個 の 異 な る 解2(1)?I(2)? X(3), X(4)  (ただし, dm)=l(777=1?23,4))が存在すると仮定する.このとき,補題 4.6

より, mI:.m'ならば,

Ci1(m))ヂCi(.r(m/

)) (i = 1

2

ぅ?川

( 4.17) 

が成り立つ.すなわち,すべての tについて,Cx( m)) (rn 12,3,4)は互いに異なる.ま た,Ci(x(m))

ε

Si(W) ( η~ = 1,2,3,4)であるから,

{Ci(x(m)) 7孔 = =12,34}Si (W)  (i 1, 2γ ・" n)  (4.18) 

である.このことと補題 4.2より,すべての tについて, 以下の 4つの条件のうちの lつ を満足する x(rr川、x(町)(ml 

= 1  

7712)が存在する.

(i)  Ci(x(mI)) == +bO, Ci(X(m2)) 

+b (ii)  Ci(X(m1)) == +b2, Ci(x(m2)) +b (iii)  Ci(x(mI)) == ‑bO

, 

Ci(x(町))‑b (iv)  Ci(x(m1)) == ‑b2, Ci(x(m2)) == ‑b

(i)を 満 足 す る z(m1)FZ(m2)が 存 在 す る 場 合 に つ い て 考 え る . こ の と き , 表 4.3 より, Ci1(X(m1)),Ci̲1(X(m2)) は と も に +bOま た は ー が で な け れ ば な ら な い .(4.1 7)  によって Ci̲1(X(mI))と Ci‑1(x(町))は異なるので, ct‑1(z(ml)) +bO(‑bO) な ら ば Ci‑(X(m2) == ‑b(+bO)でなければならない.すなわち, Ci̲1(X(mI)) == ‑Ci̲1(X(m2))が必 ず成立する.このとき,補題 4.3より,X(mJ)とx(m2)の少なくとも 1つは解ではない.

同様にして, (ii), (iii) , (iv)の場合にも ,X(m)とx(m/

)の少なくとも 1つは解でないこ とが導かれる.

以上より,解の個数がたかだか 3であることがわかった. 3個の解をもっW の存在が すでに例 4.2によって示されているので,解の最大個数は 3である.

これまでの議論から明らかであるように,解の最大個数が η に依存していないことに注 意する.

4 . 3 . 3   k  = =  4の場合

この場合にも,k 

3のときと同様の議論を行うことによって解の最大個数を厳密に評 価することができる.

W を4重テイパ一行列とするとき, 4次元 2値ベクトルの集合 5i(W) を次式によって 定義する.

Si(VV) = { [Yl1 Y2, Y3, Y4]T I

Wii+jYj> 0, 約 二 土1}  (4.19) 

j=l 

また, 2値ベクトル zが与えられたとき, 4次元 2値ベクトル Ci(X)を次式で定義する.

Ci(X) 

=  [ 

1.、i~ri+l ,J'i.ri+2,川町+3XiXi+4]T  4.20)  これらの定義を用いると, 2値 ベ ク ト ル xが 方 程 式 (4.8)の 解 で あ る た め の 必 要 十 分 条 件は,

Ci(X)

ε

Si(W)  (i 1,2,・..,n) 

と表される.本来ならば, 4.3.2節で定義したふ(vV),Ci(x)と上で定義した Si(VV),Ci(l.)  は異なるものであるから記号を変えるべきであるが,混同のおそれがないので,簡単のた め同じ記号を用いる.

以下では,すべての 4次元 2値ベクトルを,以下のが (j01,・・.,7)を用いて,+bJ  またはーがの形で表現する.

bO

[ + 1

+ 1

+ 1

, +l]T  b1 =

[ + 1

, 

+ 1

, 

+ 1

, ‑l]T  b

[ + 1

+ 1

1,+l]T  b3

[ + 1

+ 1

, 

‑ 1

, ‑l]T  b4

[ + 1

‑ 1

, 

+ 1

, 

+lF ' 

b5

[ + 1

‑ 1

, 

+ 1

, ̲l]T  b6

[ + 1

‑ 1

‑ 1

, +l]T  b7

[ + 1

,一

1

‑ 1

, ̲l]T 

Si(W)の 定 義 (4.19)より明らかに次の補題が成立する.

補 題 4.9

p ( =

012,・.• ,7)に対して,Si(W)はbPと‑bPのどちらか一方を必ず含み,

かつ両方を含むことはない.

4章 テ イ パ ー 結 合 行 列 を も っ ニ ュ ー ラ ル ネ ッ ト ワ ー ク の 平 衡 点 の 個 数 に つ い て 77 

補 題 4.9 よ り ふ(W)はつねに 8個 の ベ ク ト ル を 含 み , そ の 肩 符 は す べ て 異 な る こ と が いえる.さらに, 'Wii+1,ωii+2, 'Wii+3, 'Wii+4の あ ら ゆ る 値 に 対 す る ふ(W)を調べること により次の補題を得る.

補 題 4.10集 合 Si(W)は次の (i)(ii), (iii)のいずれかの性質を必ず満足する.

(i)す べ て の ベ ク ト ル の 符 号 が 同 じ で あ る . こ の 性 質 を 満 足 す る ふ(W)は 以 下 に 示 す 2 種類だけである.

{+bO, +b1, +b2, +b3, +b4, +b5+b6,+b7

{‑bo‑b¥ーがうーが,̲b4ヲーが,̲b6ーが}

(ii)  8個のベクトルのうち, 7つ の 符 号 が 同 じ で あ る . こ の 性 質 を 満 足 す る ふ(W)

{+bO, +b1, +b2、+b3,+b4, +b5, +b6, ̲b7

{ ̲bo, +b1ーが‑b3?‑b4?ーがう‑b6,̲b7

などであり,全部で 16種類存在する.

(iii)  8個のベクトルは,ーがとー炉+1 (jは偶数)を除き符号がすべて+であるか, また +lJIと+が+1 (jは 偶 数 ) を 除 き 符 号 が す べ て ー で あ る. こ の 性 質 を 満 足 す る

ふ(W)

{+bO, +b1+b2,+b3, +b4, +b5, ̲b6, ̲b7

{̲bO, ̲b1, +b2、+b3‑b4?ーが?‑b6?ーが}

な ど で あ り , こ の よ う な ふ(W)は全部で 8種類存在する.

Ci(X)に関しては,補題 4.34.4がた =4の場合にもそのまま適用できる.

補 題 4.11x(1)X(2)を異なる 2つのベク トルとする.このとき,Ci(x(1)) 

‑Ci(J::(2))

なる tが 存 在 す る な ら ば,x(l)X(2)の少なくとも 1つは解ではない.

補 題 4.12X(l)X(2)を異なる2つのベクトルとする.このとき ,Ci(x(1)) 

Ci(x(2)) (i 

1・"

n )

が成り立つのはx(l) ̲:.r(2)のときかっそのときに限られる.

また, Ci(x) Ci+1(x)の 関 係 を 調 べ る と 表 4.4のようになり,表 4.4から Ci(:r)

Ci1(X)の関係が直ちに得られるので,その関係を表 4.5に示す.

Ci(X) 

C

i+1(.r)  11  Ci(X)  Ci+1(X)  +b +b01'  +b ‑b +b01'  +b +b +b01'  +b: +bor  +b +b +b01'  +b. ‑b +b or  +b +b +b01'  b7 ‑b +bor  +b +b ‑bor  ‑b ‑b ‑bor  ‑b +b ‑bor  ‑b ‑b ‑b or  ‑b +b ‑bor  ‑b ‑b ‑bor  ‑b +b ‑b01'  ‑b ‑b ‑b01'  ‑b

表 4.4:Ci~r) に対する Ci+1(X) の可能性

Gi(x)  Ci‑(x) 

~ωu

Ci‑1 (x) 

+b +b01'  ‑b ‑b +bor  ‑b +b1  +bor  ‑b ‑b1 +bor  ‑b +b +b1 or  ‑b +bor  ‑b +b +bor  ‑b1  ‑b +bor  ‑b +b

+bor  ‑b ‑b +bor  ‑b +b +bor  ‑b ‑b +bor  ‑b +b +bor  ‑b ‑b +bor  ‑b +b +bor  ‑b ‑b +bor  ‑b

表4.5:Ci(~r) に対する Ci-1(X) の可能性

第 4章テイパー結合行列をもっニューラルネットワークの平衡点、の個数について 79 

表 4.5から次の補題が得られる.証明は補題 4.6と同様にできるので省略する.

補 題 4.13~c (1)X(2) (ただし,

d l ) = 4 2 )

1) 2つの異なる解であるならば,

Ci(X(1))ヂCi(τ(2)) (i 

1,三 ,川 (4.21 ) 

が成り立つ.

補 題 4.9より,Si(W)は 8個の異なる 4次元 2値ベクトルからなる集合であるので,

補 題 4.13はX1= +1である解の個数がたかだか 8個であることを示している.

表 4.5および補題 4.11.4.13より次の補題を得る.

補 題 4.14Pを0から 6までの任意の偶数であるとする. 2つの 2値ベクトル X(1)(ただ し

X P )

= + 1), x(2)  (ただし, 212)=+1)に対し,ある tで,

Ci(X(1)) 

+bP, Ci(x(2)) 

=  + b P

+

または,

Ci(x(l)) 

‑bP Ci(.1'(2))

̲bP+ となるならば,x(1)X(2)が同時に解になることはない.

証 明 :2つの 2値ベクトル x(1)x(2)に対し,

Cη(x(1)) = +グ, Cn(X(2)) +bP+1 または,

Cn(x(1)) 

‑bP,  Cη(.1'(2)) 

̲bP+ となるならば,表 4.5より,

̲1(X(l)) = + が ま た は ーが Cn‑1(z(2))=+が ま た は ーが

である (qはpの値によって決まる)ので, C 1(X(1))の値と Cη̲1(X(1))の値の組合せとし ては,以下の 4つの場合が考えられる.

(a) Cη.̲l(X(1)) 

+bq

, 

C1(X(2)) 

+b (b) C1(x(1)) 

+bq

, 

C1(X(2)) 

=

ーが

(c)  C1

( x

(1)) 

=

ーが, C1(.T(2)) +b

(d) Cnl(X(1))

=

ーが,

η c

̲1(X(2))二ーが

(a)または (b)の場合には,補題4.13より, :r(l)と が2)の少なくとも lつは解でなく, (け または (d)の 場 合 に は , 補 題 4.11より, ]'( )と 1(2)の少なくとも lつは解でない.した がって,いずれの場合においても .1.'( )と .r(2)が異なる 2つの解であるという仮定に矛盾

する.

補 題 4.14および補題 4.10より次の定理を得る.

定 理 4.4W が 4重テイパ一行列であるとき,方程式(4.8)の解 x(1~1

1)の最大個数は 4 である.

証 明 : Si(W) は 補 題 4.10の (i ) , ( ii ) , ( iii ) の い ず れ か の 性 質 を 満 足 す る .Si(VV)  (i  ==  12γ・1η)の な か に (i)ま た は (ii)の 性 質 を 満 足 す る も の が 存 在 す れ ば , 補 題 4.14より Xl== 

1で あ る 解 の 個 数 は た か だ か 4で あ る こ と が い え る . ま た , Si(W) (i 1,2γ・1η)がすべて (ii)を満足するならば Xl +1である解の個数はたかだか 5であることが直ちにわかる.以下ではSi(TA!) (i 

1,2γ・1η)がすべて (ii)を満足する

ときにも, Xl == 1である解の個数がたかだか 4個であることを示す.

いま,ある tで

Si(W) = { ̲bo, +b1+b2,+b3, +b4, +b5, +b6, +b7

であるとし,この W に対して方程式 (4.8)が 5つの異なる解x(j)(j 1,2γ・.,5)をもっ とする.ただし, zY)=l(j=1?2? ?5)である.このとき,すべてのi(= 1,之・ , n)に ついて,

{Ci(X(l)), Ci(x(2)), Ci(x(3)), Ci(X(4)), Ci(1..(5))} Si(W)  (4.22)  が成り立つ.一般性を失うことなく,

Ci(X(l))  ==  ̲bo  Ci(X(2))  ==  +b

Ci(X(3))  = +b2 または + b3  Ci( x(4))  = +b4  または + b5  Ci(X(5))  = +b または + b

第 4章 テ イ パ ー 結 合 行 列 を も っ ニ ュ ー ラ ル ネ ッ ト ワ ー ク の 平 衡 点 の 個 数 に つ い て 81 

とすれば,表 4.5より,

Ci̲1(X(1))  = +b または ̲ b Ci̲1(X(2))  = +bo または ーが Ci1(X(3)) = +b または ーが Ci1(X(4)) = +b または ̲ b Ci̲1(X(5))  = +b または ーが

が得られる.もし,

Ci1(X(2))= +bo

Ci̲1(X(3)) = +b または,

Ci̲1(X(2)) =ーがう Ci̲1(X(3)) 

̲b

で あ れ ば 補 題 4.14により が2).[(3)の ど ち ら か 一 方 は 解 で は な い の で,Ci1(X(2))と Ci̲1(X(3))の組合せは,次のいずれかである.

Ci̲1(X(2)) 

+bo, C

i̲1(X(3)) 

̲b Ci̲1(X(2)) 

̲bo, Ci̲1(X(3)) 

+b

同様にして,Ci̲1(X(4))とCi̲1(X(5))の組合せは,次のいずれかである.

Ci̲I(X(4)) +b2 Ci̲1(X(5)) 

=

ーが

ct‑1(z(4))=‑b2?CT1(X(5)) = +b 以上より

{Ci̲1(X(2)), Ci̲1(X(5))}

{ +bO, ̲b1, +b2,ーが}

{+bO

, 

̲b1

, 

̲b2, +b3 {̲bO

, 

+b1+b2?ーが) { ̲bO

b1̲b2

+b3}

の い ず れ か で あ る . と こ ろ が , そ れ ぞ れ の 場 合 に お い て , 補 題 4.10の (ii)を満足する

‑l(W)を ど の よ う に 選 ん で も (4.22)を満足させることはできない.よって, 5個の異な る解が存在するという仮定が間違っていたことになる.

補 題 4.10の性質 (ii)を満足するその他のふ(W)についても,Xl = 1である解の個数が たかだか 4であることが同様にして証明できる.また,実際に 4個の解が存在することが 次の例 4.3によって示されるので,解の最大個数は 4である.

例 4.3次の 4重テイパ一行列 W に対する方程式 (4.1)の解を調べる.

るな

0 2 3 4 6 0 )   一 一 一 灯 2 3 4 6 0 0

一 ふ

q d 4

OUU

一 一 調 4 6 0 0 2 3

一一

1 j

U

6 0 0 2 3 4  

η

p o  

‑ ‑ i  

L

W ふるれ

声 り

戸 り

a

︐ 刀

/

γJ

dl

? ﹂

。 。

W =  

‑3 

Sl(W)  = {̲bO, +b1ぅ+b2,+b3, +b4, +b5,b6,+b7

S2(W)  = {+bo, +b1, +b2, ̲b3,b4,+b5+b6,+b7

S3(W)  = {+bo, +b1, +b2, +b3, +b4,ーがう+b6,+b7

S4(W)  = {‑bO, , ̲b..., 1ーがーがーがーが...,  V',  ̲,  '‑',  +bI '' 6,, ̲b7

S5(W)  = {̲bO, '+b ~' 1, ̲b~, 2ーが~, ̲b~, 4ーがーが~, ~, ̲b7}

S6(W)  = {+bo‑b1,+b2+b3+b4,+b5, +b6, +b7

このとき,

X(l) [+1,‑1, ‑1,一1,‑1, +l]T  z(2)=[+l?+l?+1?‑1?+1?l]T

X(3) [+1,+1ぅ+1ぅ+1,‑1ぅ+l]T

X(4) = [+1, +1ぅ一1,‑1, +1, +l]T 

の 4つ の ベ ク ト ル は 方 程 式 (4.8)の 解 に な る . こ れ ら の ベ ク ト ル に 対 し て , Ci(X(j)) (i = 1,2γ ・1η ;j = 1,2,3,4)を調べた結果を表 4.6に示す.表 4.6より,すべての i 

( =  

1,之 ・1η)において,

{Ct(z(1)?Ct(z(2)?C7(τ(3), Ci(X(4)Si(W)  が成り立っていることが確認できる.

以上の結果を表 4.7にまとめる.

第 4章 テ イ パ 一 結 合 行 列 を も っ ニ ュ ー ラ ル ネ ッ ト ワ ー ク の 平 衡 点 の 個 数 に つ い て 83 

AAr

g a

C1(x(j))  ‑b +b +b+b C2(x(j))  +b +b +b ‑b C3X(j))  +b ‑b +b +b C4(X(j))  +b ‑b ‑b C5(x(j))  ‑b ‑b +b C6(X(j))  +b ‑b+b b3

表4.6:例 4.2の W に対する解 X(j)に対する Cj(X(j))の値

第 1要素が +1である解の最大個数

I

4  表 4.7: k4の場合の解の最大個数

4.4  W が η‑1 重テイパ一行列の場合

前節では, K524の場合における解の最大個数が, 2値ベクトルの総数271 に比べて極め て少なく ,nに依らないことを示した.このことは,任意のたに対しでも解の個数が少な い こ と を 示 し て い る よ う に 思 わ れ る . 人 が 大 き く な る に し た が っ て 解 の 最 大 個 数 が 増 え る こ と は 明 ら か で あ る の で , 問 題 は そ れ が ど の よ う に し て 増 加 す る か で あ る . ん が 大 き く な る と , 前 節 と 同 様 な 議 論 を そ の ま ま 適 用 す る こ と は 非 常 に 難 し い . よ っ て , 本 節 で は,k η‑1の特殊な場合を取り扱い,その場合の解の最大個数を調べることにより,

k=n‑1の場合の解の最大個数の下限を与える.

本節で取り扱う W のクラスの定義を下に示す.

定義 4.2η次の正方行列 Aが, (i)αμ=0(t=1?2? .?η) 

(ii) 

I α i j  I  = 

1 ( i ,j 

1, 2, • • • , n; iヂj)

の 2つの条件を満足するとき, ‑4は零対角 2値行列であるという.特に,零対角 2値行列 Aが巡回行列であるならば,‑4は巡回形零対角 2値行列であるという.

明らかに,零対角 2値行列は η ‑1重テイパ一行列の特殊な場合である.以下では,結 合行列 W として巡回形零対角 2値行列を用いるので,W を次のように表す.

W2  W3  Wn  Wn 

W2  Wn‑l 

( 4.23) 

W3  1υn 

2 'W2  W3  Wn 

巡 回 形 零 対 角 2値 行 列 で あ る W は , 第 1行 が 決 ま れ ば 行 列 全 体 が 決 ま る の で ,

ω2ω3,・・1ωηη ‑1個のパラメータをもっ.

テイパ一行列の定義 4.1の (iii)を満足するために,以下では η を偶数と仮定する.

補 題 4.15巡回形零対角 2値行列 (4.23)が,

ドキュメント内 平衡点集合の実現に関する研究 (ページ 75-89)

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