~ 根室沖 択捉沖
~ 色丹沖
660,864 75年4ヶ月21日
446,280 50年10ヶ月26日 7,008 9ヶ月19日
33,607
221,448 29年3ヶ月4日 51,112 5年10ヶ月9日
265,504
50
し、そこに記されている安政型の地震における東側の地震のマグニチュードと時間差およ び宝永型の地震とマグニチュードを抽出し図面にプロットした。
図 3-8 択捉沖~十勝沖のプレート境界型地震と広域東海地震のマグニチュードMと 時間差hの関係の比較
Hyodo・Hori・Kaneda 2016 Fig.7(図 3-9)を用いて説明する。この図には、4つの活 動が記載されている。1回目の活動からは東側がMw8.27で2日後に西側が活動している。
したがってMw8.27 と時間差48h(N(days)×24(h))というサンプルになる。2回目の活
動はMw8.68で時間差は0hである。ただし、h=0では、対数グラフを作成できないので便
宜的にここではh=1として扱っている。残りの2つの活動についても同様に扱った。なお、
1例だけであるが、南海地震が発生した後に広域東海地震が発生するケースが記載されてい た。しかし今回の分析では、東側が動いた後に西側が動くという前提条件があるため、そ のデータを除外している。そして、それらを対数グラフにまとめてプロットした結果が、
図 3-10である。また、解析に用いた論文は表 3-5にまとめた。なお、サンプル例として示
したHyodo・Hori・Kaneda(2016)のFig.7は、最も説明しやすいサイズであったので用
いたが、「シミュレーションした南海トラフ地震はマグニチュードの変動(Mw 8.7-8.4)と 再来間隔(178-143年)の2つが変動する地震として再現されると仮定」と論文中に記載さ れていた。そのため、シミュレーション開始時点であらかじめマグニチュードや再来間隔 の範囲が決まっていると、その条件に結果が引きずられてしまう恐れがある。ゆえにここ では解析対象としては用いないこととしている。
51
図 3-9 サンプル例 出所:Hyodo・Hori・Kaneda(2016)Fig.7
表 3-5 サンプル抽出元一覧
著者 発行年 論題 掲載誌、巻、ページ
1 Takane Hori 2006
Mechanisms of separation of rupture area and variation in time interval and size of great earthquakes along the Nankai Trough, southwest Japan
Journal of the Earth Simulator Vol.5 pp.8-19 2 堀高峰 2009 プレート境界地震の規模と発生間隔変化のメカニズム 地震 第2輯第61巻 特集
号,pp.391-402 3 兵藤守・堀高峰 2010 フィリピン海プレートの3次元形状が南海トラフ巨大地震発生
に及ぼす影響
JAMSTEC Rep. Res.
Dev., Volume 11,
September 2010, pp.1-15
52
図 3-10 兵藤、堀の両氏のサイクルシミュレーションの結果から見る時間差hの分布
図 3-10を見ると、兵藤、堀の両氏がこれまでに発表した論文で公表した図表から抽出し たサンプルが式1の直線上付近に分布しているように見える。また、h=1の宝永型はM8.6 前後に分布になっている。
次に、国の中央防災会議の南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性に関する調査部会
が平成29(2017)年8月25日付で公表した『南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性につ
いて(報告)』の別冊資料に掲載された、ケース①を検討するための統計処理に用いた地震 データ及び条件設定から続発地震のマグニチュード(Mw)と時間差hの関係について調べ た。このデータは以下の条件のもとに収集された(表 3-6)。この分析に用いられた地震は 1900年から2016年6月までに地球上で観測されたものを用いており、プレート境界型地 震以外の地震も含まれている。解析の対象とした38事例は表 3-7にまとめた。
表 3-6 先発地震と続発地震の関係事例抽出条件
出所:中央防災会議南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性に関する調査部会(2017b), 南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性について(別冊), p.51,(2017年10月 19日確認)http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/tyosabukai_wg/pdf/h290825bess atsu.pdfをもとに筆者作成。
最初の大規模地震
の条件