日本大衆党はその創立宣言の中で「真に大衆の要望するものは全無産政党の合同であり単一無産政党の樹立である」が「これが実現の具体的な第一歩として」「可能な範囲の合同」をするものであることをのべていた。日本大衆党の出雲『鬘』の馴刊以来「驚窯一戦線へl鑿蔓高諭の根拠」を主張してきた労農派を袋する山川理論の勝利であるかのようにみえた。そして創立直後山川は次のようにのべていた。
現在、プロレタリアの階級的任務にとって不可欠の条件は反ブルジョア的勢力の全要素をブルジョアジーの政治勢力から切離して、独立の単一戦線に結合することである。党内左派の任務は、この単一無産政党に成長し得る性蜘を左翼主義または右翼主義政党に変賀させようとする企てから、擁波することでなければならぬ。大衆党は必然にいろいろな要素をふくみ、数M体の合同組織である事実は、分裂や分解の作川がおこる機会の多いことを意味する、左派はか』フいふ作川を防止し、さらに全政党の合同を促進するために、全団体の川の左翼分子と緊密に協力すべきである。合同の災質的完成(文部の合同、民主的統制の確立、その他)もまた左派の任務でなければならぬ、左派は左派なるが故に、大衆を支配する当然の権利があるのではない。左派の標語は機関の
社会民主主義と軍部・ファシズム,五三
わち、政友会総裁である瓜巾義一行相、軍事参議官であり、すでに「革新将校」の注目をあつめていた宇垣一成、
「国家社会主義者」商畠素之、古川鉱業麺役佐々木敏綱らと平野、麻生らの接触は、n本の無瀧政党が、その賦部はすでに天皇制支配体制と闘いえないことを示していた。特に、天皇制恥部、砿部内ファシスト将校剛とクーデター計画の一塊をになうまでに至っていたことは、彼らがその「社会主義」の主観的意図の如何をとわず、軍部・ファシズムに屈服していたことを示しているのである。4協同戦線党の問題
↓
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|〃 社会民主主義と耶部・ファシズム五四占領ではなく大衆の信耕でなければならぬ。(『Ⅱ本大衆党の成立とその任務』『労農』一九二九年二月)このように山川にあってはⅡ本火難鬼は、「反プルジ調アの独立の雌一戦線」への節‐一歩と秒えられていた。しかもそれは第一歩にして早くも挫折したのである。山川は「あのとき私は、猪俣君から手紙をもらったので、すぐ返事を川しました。君は福田狂二という男を知らないだろうか、どんないいことにしる福田と一しょにやることは絶対にいけない」(『山川均向伝』川三九画)とし、消党遮仙を抑えようとしたのだが、洲態は分裂にまで発展した。山川は『労艇』脱退の決意をし、声川諜を発表した。この当時を回想して山川は
nけたといえば、あの七党合同が分裂したとき、正施にいいますと、あのとき私はもうダメだ、負けた、とⅢい
ました。むろん此瀧党にnけたという意味じゃないが。これからは条件がもっと懇くなる、われわれが労えていたような共同戦線的な単一政党の実現はほとんど望みがない、私はこんなふうに感じました。(同書四三九頁)
しかし、現実のプ減レタリアⅢ際主義にたつ共産党を否定し、前衛を反プルジ翼ア共同戦線党の中に拡散する山
川の組細論からは、左右をとわず全無庇政党の合同という力向しか生れてはこなかった。一時休刊していた『労
農』は、三○年一一一月更生節一号を出し、巻頭に「全無産政党の合同へ!」(青山健Ⅱ伊藤好道)をかかげた。その
頃山川はふたたび「協同戦線党諭」の怖熱をよびさましたのである。
ところで、山川は、「七党合同までは成功したのですが、脚正遮動で失敗した」(川謝、四三九面)と考え、荒川寒村も弓労農』理論の妥当性が、七党合同によって立証された半面、同人みずからその主張の空念仏に過ぎなかったことを暴露し」(寒村自伝、四八九頁)たとし、消党迩肋を「観念的左翼主義」の鰈収と考えている。堺にしても同様であった。当時鈴木茂三郎に対して次のようにのべた。「錦旗問題に対する胸党のやり方が行き過ぎであった
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限界が示されているのである。 ととは自分もかねがね心配をしながら己むなくここまできたものの、僕としても斯うなれば丸坊主になって失敗を倣いたい気持である。」(『ある社会主義の半生』一八八頁)。つまり、消党迩助はやりすぎであると考え、この自己批
判からふたたび共同戦線党の計画を開始しようとしたのである。しかし、「共同戦線党論」そのものの杯検討は行
われなかったのである。当時の一論文は次のように折柄していた。今回の彼等醜悪幹部の金銭取引問題は、只叩に支配階級に一時的に党を売ると云ふ問題の外に、更に獄極的に
、、、、、、、、、ファシズムへの転向への意識的穣極的述肋の表現である。…・・・彼の×旗党問題の連続である。」(『進め』珍外、川
この筆者はおそらく猪俣であろうが、彼は平野、麻生等がすでに「支配階級の走狗」と化し、党をファシズムに転
向させようとしていることを感じとっていた。たとえ、大衆がまだ十分に反動的幹部の醜悪さを意識していないに
しても、それを理由として、平野をも含めるような雑炊的共同戦線党を、果して「反ブルジョアの独立単一戦線」
0と考えることができるであろうか。ここには』惟刀規定における天皇制の理解の不十分さとともに、共同戦線党論の
主として、「満州事変」に対する合法無産政党の対応と、その後の軍部・ファシズムへの屈服の過紐をえがきな
社会民主主義と軍部・ファシズム五五 崎茂)(融)関係打の一人は「山川が中間派を誤って評価していたのは、田所(水剛会川身)ヘの期待があったからではないか」とのべている。 可
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