5.1 かごしまCOCセンター運営委員会
平成 29 年度第1回かごしまCOCセンター運営委員会を 8 月 3 日(木)13 時から事 務局4階の会議室で開催した。運営委員会には、3部門長、5部会長、各学部の副学部 長、産学連携推進センター長、かごしまCOCセンター関係者、社会連携課事務関係者 が出席して協議を行った。運営会議の名簿は資料1-1、議事録は資料5-1にそれぞ れ示している。議題等は以下の通りである。
【審議事項】
1.共通教育全学必修科目「大学と地域」について
【報告事項】
1.平成 28 年度事業 学内評価委員会報告 2.平成 28 年度事業 学外評価委員会報告 3.平成 29 年度地域志向教育研究経費公募事業
4.平成 28 年度COC事業フォローアップアンケート結果について 5.その他
初めに審議事項として、「共通教育全学必修科目「大学と地域」について」教育担当 の出口准教授から平成 29 年度前期までの実施状況および後期への改善等について説明 があり、審議を行った。その中で出された意見は次のようものである。
・本講義において使用する教室が、学生の入替で大変混雑する。特に外部講師は準備の ため早めに来学していることから可能であれば改善して欲しい。
・毎回の講義で、授業シートの返却と提出を行っているが、学生数が多く混雑するうえ に紛失も生じている。また、外部講師に関しては、当日の講義について学生の感想や 意見を知りたい、という依頼もあるが、授業シートでは枠が狭いため、別途用紙(A 5サイズ)を配布し記入させている。授業シートについて改めて議論する必要がある のでは。
続いて、出口准教授から来年度以降の展望について、資料に基づき説明があった。開 講時期やクラス規模、テーマ設定などについては、再来年度に向けて改革していくこと が説明された。
続いて4件の報告事項について説明が行われた。
(1) 平成 28 年度事業 学内評価委員会報告
河野特任教授から、配布資料に基づき報告があり、次のような意見があった。
・教育についての評価のなかで、「④共通教育または専門教育における観光に関する 科目の設置(または既存科目の再編)」および「⑤大学院横断プログラムの充実」
の評価が低い点が気になる。
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・本運営委員会に資料を提出する以上は、結果を求めるべきでは。COC 事業終了まで に、評価を上げられるのか。
・共通教育または専門教育における観光に関する科目の設置(または既存科目の再編)
への取組評価が低い点については、法文学部内に観光関係を専門とする教員がいな いため、対応出来ていないことは仕方が無い。
(2) 平成 28 年度事業 学外評価委員会報告
河野特任教授より資料に基づき報告があり、次のような意見があった。
・地域や自治体との連携について、圧倒的に人的支援が足りていない。特定の分野の 特定の人のみ依頼が集中されてしまうため自治体からの依頼を受ける際には附帯 条件を付す等考慮して欲しい。
・自治体と大学を結ぶ窓口としてもマンパワー不足を痛感している。大学として受入 体制を充実するべきだと考えている。
(3) 平成 29 年度地域志向教育研究経費公募事業
河野特任教授から、配布資料に基づき標記公募に関する公募内容および選定結果に ついて報告があり、次のような意見がだされた。
・採択1件あたり 20 万円程度の研究費で、十分な成果が得られているのか。また、
採択された中で最高額と最低額はいくらになるか。
・採択者には「大学と地域」の講義に関わってもらうことになっている。多額を少人 数に分配することになると、「大学と地域」の分担者が足りなくなる。また、研究 よりも教育に重きを置いており、いかに教育に反映されるのか、ということが重要 となる。
(4)平成 28 年度COC事業フォローアップアンケート結果について
冨永特任教授から、配布資料に基づき実施内容および結果について報告があった。
回答率の低さについて言及があり、来年度も同様に実施されることが予想されるため、
協力いただけるよう依頼があった。
報告事項の説明の後、木村COCセンター長から、平成 29 年度のCOC事業に関 する補助金調書の説明があった。今年度も昨年と同じように交付金が大幅に減額され ており厳しい予算の中での事業実施になることについて協力依頼が行われた。
5.2 かごしまCOCセンターの活動の広報・普及
鹿児島大学では平成 26 年度から地(知)の拠点整備事業としてCOC事業に取り組 んでいるが、COC活動に関する情報の県内すべての自治体への提供についてはホーム ページやマスメディアによる報道などを通じて行ってきている。また、学長自らも地域 貢献を標榜する大学という性格を踏まえ県内すべての自治体を訪問し、COC活動に関 する情報提供を行うとともに、大学への地域課題の相談や連携を呼びかけたところでも
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学長のこのような動きも踏まえ、かごしまCOCセンターにおいても平成 28 年度に は、かごしまCOCセンターの活用や大学との連携をさらに進めるべく連携自治体以外 の 40 市町村と担当者やメールアドレス等について確認し、大学との窓口を設置いただ いたところである。
当該ネットワークを活用して平成 28 年度第4四半期からは、かごしまCOCセンタ ーの活動をはじめ本学内で実施されるシンポジウムなど自治体にとって有意な情報を 提供してきており、その際には併せてかごしまCOCセンターの活用や大学との連携を 呼びかけている。
【情報提供の例示(H29)】
①かごしまCOCセンター主催の地域志向教育研究成果発表会
②学生の自主的な地方創生活動の成果報告会
③シンポジウム~地域振興のためのマーケッティング戦略~
④シンポジウム~医食農連携による食産業の展開方向と人材育成~
⑤シンポジウム~次世代の種子島の水産業を考える~
かごしまCOCセンターでは県下自治体に対してこのような取組を行い自治体と大学 との距離を縮め、かごしまCOCセンターの活用や大学との連携につなげようと取り組 んできた結果、大学を活用する自治体は確実に広がりをみせているが、その活用等は殆 どの自治体に浸透するまでに至っていないのが現状であった。
写真5-1 鹿児島県鹿児島地域振興局での様子
このことから、平成 28 年度後半に、COC事業の指摘事項として「自治体との連携に ついては、鹿児島県との関係を軸に進めることが望まれる」との評価を受けたことを踏 まえ、鹿児島県の離島を管轄する支庁(熊毛、大島)と本土の地域振興局(鹿児島、南 薩、北薩、姶良・伊佐、大隅)を訪問し、支庁長や地域振興局長ほか関係の職員に、C
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OCの取組について説明するとともに、かねての業務推進に当たって大学の活用や大学 との連携をお願いした。加えて、管内市町村にも各種の会議などで大学の活用などを呼 びかけていただくよう依頼した。写真5-1は鹿児島県鹿児島地域振興局を訪問したと きの様子を示している。資料5-2は各振興局の訪問時に出された意見の概要である。
5.3 連携自治体との連携
(1) 教育における連携自治体との連携
かごしまCOCセンターにおいては、地域に貢献する大学をめざし、連携自治体であ る鹿児島県、鹿児島市、薩摩川内市及び与論町と連携しながら、地域貢献意欲を持った 人材の育成、地域課題をテーマとした研究と地域への還元、その他地域課題解決のため の様々な相談に対応する社会貢献活動に取り組んでいる。
大学の取組に当たっては、連携自治体から多くのご支援・ご協力を得ているところで ある。ここで、その例を示すと、
「大学と地域」での連携(講師)
総合大学である鹿児島大学が有する多彩な専門分野の知を結集して全学的な協力体 制を整備し、地域活性化の重要な戦力となる人材の育成を目指した教育体系が「地域人 材育成プラットフォーム」であり、そのベースとなる科目として「大学と地域」を平成 28 年度から開講した。これは新1年生が受講する全学必修共通教育科目である。
「大学と地域」では、地域貢献意欲を持った人材を育成するという目的があり、その ためには地域の特性や優位性、発展可能性について理解を深め、地域に愛着を持っても らうことが不可欠なこととなる。このため「大学と地域」の講義は地域関連の研究を行 っている教員に加え地域課題の対応に直接従事し、その課題に詳しい自治体職員に講師 として参加いただいている。
表5-1 「大学と地域」を担当する自治体関係者数
項目 内容
10クラス 防災、医療、まちづくり・観光、エネルギー、農業、森林・林業、
動物・畜産業、水産業、環境・島嶼、教育
受講生 新1年生全員を対象に前期・後期ごとに各クラスに分かれて受講
・前期
学生1,085名 + 社会人21名 =1,106名
・後期
学生 900名 + 社会人12名 = 912名 自治体等の派遣
講師
講義では、全学の教員のほか連携自治体の職員等も参加 鹿児島県11名、鹿児島市2名、薩摩川内市4名 指宿市 1名、民間2名 計20名
※このほか、 鹿児島県の知事と副知事