第8類の非原産材料を使用 していても、規則を満たす。
ミックスジュース(2009.90)の品目別規則
(=他の類の材料からの変更)
アセアン協定
原産地基準に関する失敗事例
CASE 6
フィリピンからパーム油(第1511.90号)を輸入するにあ たり、アセアン協定第
26
条1(a
)に規定する「付加価値40
%以上」を満たしていたため、アセアン協定税率を適 用した。アセアン協定第
26
条1(a
)に規定する「一般ルール」は、品 目別規則の対象とならない産品について適用されるルールです。第
1511.90
号のパーム油は附属書2に規則が定められているので、「一般ルール」の対象とはなりません。
94
一般特恵
アセアン スイス ベトナム
インド その他の 協定
一般 ルール
他の項の 材料から の変更
他の項の材 料からの変 更
又は
付加価値
40
%以上他の号の 材料からの 変更
及び 付加価値
35
%以上附属書に すべての 品目の規 則を規定 附属書に記載されている規則に品目別規則の規定がない産 品については、協定本体に規定された一般ルールを適用す る。
品目別規則の記載方法
最も代表的な規則 をまとめたもの
95
原産地基準に関する失敗事例
CASE 7
インドから輸入する魚(第3類)に、非原産材料の添加剤 が使用されていたが、微量であったので、僅少の非原産 材料の規定を適用すれば当該非原産材料は考慮する必 要はないと思い、
EPA
税率を適用して輸入した。インド協定の第3類の品目別規則は「完全生産品であること」です。
また第3類の産品には、僅少の非原産材料の枠が設定されていな いため、非原産材料を少しでも使用した場合は、貨物は原産品とは 認められず、
EPA
税率の適用は認められません。EPA
では、僅少の 非原産材料の規定が適用できない品目があるので注意が必要です。96
原産地基準に関する失敗事例
CASE 8
第
11
類の小麦粉は、日本から輸出されていますが、協定上の日本 原産品ではないので、EPA
に規定する累積は適用できず、非原産材 料となります。非原産材料である第11
類の小麦粉が使用された場 合、製品はベトナム協定上の品目別規則(CC(第11
類からの変更を除 く))を満たさないため、ベトナム協定税率の適用は認められません。カナダ産の小麦粉(第
11
類)を一旦日本に輸入し、そ の後ベトナムの子会社向けに輸出している。今般、当 該小麦粉を材料として製造したラスク(第1905.40
号)をベトナム協定税率を適用し輸入した。
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積送基準に関する失敗事例
CASE 9
タイ原産品であることを確認した上で、タイ協定を適用し て貨物を輸入したが、積替地の韓国で分割やラベリン グが行われていたことが事後判明した。
積送基準上、第三国で許容される作業は、積卸し及び産品を 良好な状態に保存するために必要なその他の作業のみとされ ています。分割やラベリングはこれら作業の範囲を超えると考 えられることから、当該作業が第三国で行われていた場合は 積送基準を満たさず、タイ協定税率の適用は認められませ
ん。
98
終わりに
99
特恵税率を適用するにあたり 注意すべき事項
非原産材料を使用して生産されている場合は、品目 別規則を満たしているか。
貨物について正しく記載され、真正に発給された原産 地証明書が、輸入申告時に提出可能か。
特恵税率の設定があるか。
貨物はEPA
相手国又は特恵受益国から直送されてい るか。第三国を経由する場合は、運送要件証明書の 提出が可能か。
原産地証明書の様式は、適用する特恵制度で指定さ れたものか。等
100
輸入者の皆様へ
輸入通関をよりスムーズに行い、一層の正確性を期すた め、
原産地認定 についての
カスタム君 シェリ-ちゃん
「文書による事前教示」とは、
輸入を予定している貨物の原産地を税関に文書で照会し、文書で回答を受け ることができる制度で、
●事前に一般特恵税率や経済連携協定税率の適用が可能か知ることができる
●輸入申告時に回答書を添付することにより、原産地の認定がスムーズに行 われ、貨物の引取りが早くなる
●回答内容は、照会された商品の輸入通関審査に際し、3年間尊重される などのメリットがあります。
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◎ 《 文書による事前教示照会書の様式の入手方法 》
・税関ホームページ(http://www.customs.go.jp)からダウンロードできます。
・トップページのピックアップ中「 税関手続きの案内 税関様式及び記載要領」
→「関税法関係[C]」で様式の一覧表が表示されます。
○ 原産地については、事前教示に関する照会書(原産地照会用) (C-1000-2)」
◎ 《 具体的な手続等に関しては、関税法基本通達7-17、7-18、7-19の2をご参照ください。》
・税関ホームページ(
http://www.customs.go.jp
)からご覧になれます。>
税関ホームページ
http://www.customs.go.jp/
『輸出入の手続き』をクリック
『事前教示』はここをクリック
『経済連携協定(FTA
/
EPA)』はここをクリック参考
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ご不明の点があれば・・・
ご質問・ご不明の点等がありましたら、お近くの税関又は貨物を輸入申告する 税関の原産地規則担当部門(下記参照)にご照会下さい。
上記の各税関原産地規則担当部門においては、原産地に係る文書に よる事前教示も受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい。
適用税率等のEPA関連の情報は税関ホームページ
( http://www.customs.go.jp/kyotsu/kokusai/fta-epa_index.htm )からご覧いただけま す。
税関事前教示メールアドレス、連絡先、
FAX
番号一覧税関 メールアドレス 電話番号
FAX
番号東京税関
[email protected] 03-3599-6527 03-3599-6429
横浜税関[email protected] 045-212-6174 045-201-7291
神戸税関[email protected] 078-333-3097 078-333-3187
大阪税関[email protected] 06-6576-3196 06-6576-0362
名古屋税関[email protected] 052-654-4205 052-654-4184
門司税関