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本線交差部ボックスと隣接ボックスの継手部において、継手の目開きが許容値(100mm)を満足せず、継手構造の安全性を確保 出来ない。そこで、交差部前後において、変位抑制のための地盤改良(固結工法)を採用することで、安全性を確保できる。

※阪高基準では、最大級シナリオに対しても、道路機能は確保されている。

道路(構造物)

の安全性・供 用性を確保す

ること 耐震

<まとめ>

横断方向については、レベル2地震動(阪高基準)において部材照査(曲げ、せん断)、変形性能(層間変形角、底面回転角)は 基準値を満足し、ボックスの安全性、供用性を確保できる。

縦断方向については、部材照査(軸圧縮、引張)は基準値を満足するが、交差部と隣接ボックス間の継手構造が許容値を満足し ない。そこで、交差部前後の隣接ボックス下面を変位抑制のために地盤改良(固結工法)することにより、安全性を確保できる。

① ② BC-1、2

③ BC-3

④ BC-5

交差部前後において、地盤変位抑制のための地盤改良(固結工法)を 採用することで、継手部の目開きを抑止できたが、今後、道路ボックス

本体継手部の止水性の確保が課題である。これについては、今後、モニ

タリングや維持管理等と止水対策の検討が課題となる。(BC-12)

絵 3-4 経年変化(圧密沈下)機能 3-4-1 検討課題と照査方法

(1)確保機能(河川)

(2)第3回委員会 照査結果(先行 2 断面による)

LC-11,12,16-a 横断および縦断方向に対し、全沈下量および残留沈下量の把握が必要であり、対策工についても検討が必要である。

LC-11,12,16-b 圧密沈下による堤防高さの不足が起こらないような対策が必要である。

LC-13-a 盛土完成後における構造物と地盤間の剥離・すべり量は、底版や隅角部において数 mm 程度の剥離が発生するため対策工の検討が必要である。

(3)全線評価における検討課題と検討方針

堤防機能確保のため、沈下傾向、沈下量、余盛り 時期を把握できるモニタリングを検討する。

(1) LC-11:圧密沈下による堤防高不足をおこさない (2) LC-12:圧密変形による堤体の沈下・変形を抑制する

LC-11,12,16-a

全線評価を行うための検討断面の選定

LC-11,12,16-b 堤防の圧密沈下 LC-13-a ボックス周囲の剥離(水みち)

検討課題

・横断方向は、全区間の圧密対象層がほぼ一定であ ることから、交差部の前後(既設構造物との沈下差 確認)を基本とし、それらの断面から概ね 200m~300m ピッチで断面を選定する。既設構造物の基礎形式を 確認する(ケーソン基礎、杭基礎など)。

・選定した 22 断面に対し一次元圧密解析を実施し、

対策工の必要性や不等沈下量を整理する。

・沈下量とランプ部、交差部、一般部を考慮し、対 策工の必要な区間(断面)を抽出する。

施工完了後の堤防の残留沈下量は、最大 30cm 程度 の発生が予測されるため、完成形堤防を出来る限 り早い段階で盛土する計画にすることで残留沈下 量の軽減をはかる。

(3) LC-13:道路底版と基礎底面の間隔による水みち発生を起こさないこと (4) LC-16:圧密沈下による周辺影響を防止すること

一次元圧密解析結果より対策工が必要な区間に対 し、一次元圧密解析では考慮できない構造物の施工 過程などを考慮した弾粘塑性解析(二次元)を実施 し対策工の規模を決定する。

弾粘塑性解析より、ボックス周囲の剥離位置(量)

を予測し、モニタリングなどを検討する。

全線評価のた めの検討 (挙動予測)

全線における 課題抽出と対 策工の検討

施工 維持管理 モニタリング 全線基本構造

(案)の決定

モニタリングを検討する。

(4)確保機能(道路)

(5)第3回委員会 照査結果(先行 2 断面による)

BC-8-a 横断および縦断方向に対し、全沈下量および残留沈下量の把握が必要であり、対策工についても検討が必要である。

BC-8-b 盛土完成後の残留沈下量は、道路躯体において 10cm 程度の沈下が予想され、対策の検討が必要である。

BC-8-c 周辺部の圧密沈下量は数 cm 程度予想され、対策の検討が必要である。

(6)全線評価における検討課題と検討方針

(5) BC-4:道路躯体の沈下に対する安全性、供用性確認 (6) BC-5:道路躯体の継手部の段差・離れに対する安全性・供用性を確保すること

BC-8-c 周辺部の沈下

検討課題

・構造物や盛土の荷重により引き込み沈下の影 響評価は、弾粘塑性解析を実施し土留め鋼矢板 の長さの違いによる応力遮断状況を把握する。

・周辺部の許容傾斜角は 3/1000 を目標とし、許 容値を満足する土留め鋼矢板の長さを決定す る。

(7) BC-8:圧密沈下による周辺影響を防止すること

BC-8-b ボックス回転・継手

・施工時を含め、沈下量や建屋の傾きを把握で きるモニタリングを検討する。

全線評価のた めの検討 (挙動予測)

全線における 課題抽出と対 策工の検討

施工 維持管理 モニタリング 全線基本構造

(案)の決定

・横断方向の圧密沈下対策は、締固め工法もしく は固結工法について検討する。

・縦断方向の圧密沈下対策は、縦断方向の耐震解 析および圧密沈下解析の変形量により段階的に対 応する。

a.標準部

:構造継手(スリップバー)

+ゴム止水板(伸縮可とう吸収型)

b.交差部など相対変形量が大きな箇所

:地盤改良(固結) BC-8-a 全線評価を行うための検討断面の選定

・横断方向は、全区間の圧密対象層がほぼ一定であ ることから、交差部の前後(既設構造物との沈下差 確認)を基本とし、それらの断面から概ね 200m~300m ピッチで断面を選定する。既設構造物の基礎形式を 確認する(ケーソン基礎、杭基礎など)。

・選定した 22 断面に対し一次元圧密解析を実施し、

対策工の必要性や不等沈下量を整理する。

・沈下量とランプ部、交差部、一般部を考慮し、対 策工の必要な区間を抽出する。

・縦断方向 22 断面の解析結果(沈下量)の縦断方向 分布よりボックス間の相対変位を予測する。

・対策工の必要な区間に対し、一次元圧密解析では 考慮できない構造物の施工過程などを考慮した弾粘 塑性解析を実施し対策工の規模を決定する。

・継手構造の決定に必要な沈下量を整理する。

液状化対策

(置換工法)

圧密沈下対策工法

1.50

難透水材料

(7)照査方法

一次元圧密沈下計算を行う場合の地中増加応力はブーシネスク(Boussinesq)の算定式により、求める。

1) 増加応力の算定

一次元圧密解析を行う場合、増加応力⊿Pが必要となる。

地盤内に生じる増加応力は、テルツァギ-の一次元圧密理論が、弾性的な挙動を示すことに基づいているこ とから、地盤を弾性体と仮定して導かれたブーシネスク(Boussinesq)の算定式を用いる。

a)集中荷重による鉛直方向の増加応力

地表面に集中荷重 P が作用する場合、載荷点から r の距離にある深さ y の鉛直方向の増加応力Δσy(図 1-4-4)は次のように求められる。

いくつかの集中荷重が同時に作用する場合において、その時の地盤内の 1 点に生じる増加応力は、個々 の集中荷重によってその点に生じる増加応力の総和として求められる。

2)検討条件

一次元圧密解析は、当該区間が全線に渡り液状化対策が必要であり As 層については液状化対策済みとし て検討した。また、一次元圧密解析の結果は、図 3-4-2 に示すように施工開始以降の沈下量について算定し た。

図 3-4-2 一次元圧密解析で考慮した荷重

沈下検討の手順は、以下に示す手順で検討した。

①川表盛土の載荷

②・③掘削・BOX 施工・堤内盛土による増分荷重を載荷

3)荷重分布

一次元圧密解析に用いた荷重算定区分模式図および荷重分布模式図を図3-4-3に示す。荷重の算定条件は 以下の通りである。

・ 現況から完成形になった場合の荷重の増減を算定した。

・ 各材料の掘削および埋め戻し等の面積を算出し、それぞれの単位体積重量を乗じたものの総和により増 分荷重を算定した。

・ ボックス及び堤防法線までの増加応力は、等分布荷重(施工による増加荷重)により算定した。

・ 川表堤防部分の増加応力は、盛土形状により載荷した。

・ 完成形になった方が現況より軽くなる場合は、大きめの荷重となるように載荷荷重はゼロとした。

・ 淀川左岸線(2期)完成形後、堤防上で利用が可能な範囲に10kN/m2の荷重を載荷した。

・ 地下水位は堤内側の地表面位置とした。

3)一次元圧密沈下解析結果で対策の箇所・範囲・仕様設定

一次元圧密解析は、完成形状に対する堤体及び道路ボックスに発生する沈下量を求め、横断方向、縦断方 向の残留沈下量及び相対変位量から圧密対策の箇所、範囲、仕様を決定するために実施する。

・堤体及び道路ボックスに対する沈下対策箇所の選定

・道路(横断方向、縦断方向)機能に対する地盤改良の基本仕様、範囲を設定

4)二次元弾粘塑性解析による対策工の詳細範囲・仕様設定

一次元圧密解析結果を用いて対策工の仕様設定を行う。しかしながら、一次元圧密解析では、「盛土の形 状効果による荷重分散」、「せん断変形」、「クリープひずみ」、「二次圧密」が考慮できない。そこで、詳細な 対策箇所およびその仕様を設定するために、これらの事項を考慮できる「二次元弾粘塑性解析(関口・太田 モデル)」を実施する。

ここでは、一次元圧密解析で用いた物性値(試験値)をもとに設定した解析パラメータを用い、代表断面 における完成形状について、二次元弾粘塑性解析を実施する。

二次元弾粘塑性解析と一次元圧密解析結果とを比較し、一次元圧密解析結果の適用性を把握した上で、詳 細な対策箇所およびその仕様を設定する。検討結果については、次回委員会で報告する。

② 掘削、BOX施工

③堤内盛土

①川表盛土

図 3-4-1 集中荷重による増加応力算定概念図

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