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2. 9 大学間友好協定国際交流

2.9.1 中国、大連外国語学院との交流

本学が最初に交流関係を結んだのは大連外国語学院で ある。大連外国語学院は、1964年創立の大連日本語専 門学校がその前身で、現在では中国屈指の外国語大学に 成長している。

本学と大連外国語学院との交流については、先ずその 経緯を振り返った上で、概況をまとめることにする。

1.経緯

年表(後記の人員構成の表を参照されたい。)

・1996.2.29 本学視察団一行が大連外国語学院を訪 問。(表中 A 欄)一行は大連外国語学院応対者と学生 の語学研修等について質疑応答をし、大連外国語学院 における研修環境の調査を行った。

・1996.11.19 大連外国語学院と友好交流協定を締 結。(B 欄)大連外国語学院にて、「大連外国語学院と 高岡短期大学との友好協力関係に関す協定書」・「高岡

本 学 大 外 高橋一了副学長/倉橋睦

夫会計課長

中国コース教員兼通訳 A

徐甲申漢学院院長*/宗 清泉外事処処長 他(役員・教員兼通訳)

宮本匡章学長/松田幹夫 事業課長

中国コース教員兼通訳 B

江榕培院長/徐甲申漢学 院院長

他(役員・教員兼通訳)

宮本匡章学長/高橋一了 副学長

他の教職員

D

徐甲申漢学院院長

!山昌一学長/行田博副 学長

他の教職員

E

徐甲申漢学院院長

!山昌一学長/水島和夫 副学長

他の教職員 F

孫玉華院長/劉川平漢学 院院長

蔡全勝日本語学院院長/

于晶国際交流処処長 西頭徳三学長/水島和夫

副学長 他の教職員

G

潘暁春漢学院院長 雀香蘭日本語学院講師

*「漢学院」は大連外国語学院の対外中国語教育センター的な部 門で、語学研修コースから修士課程まで設けられている。同院 長は大連外国語学院副院長を兼ねる。

回 開 始 日 研修

者数 引率教員 同 行 職 員 1 1997.2.22 17 岡田文之助 村田武事務部長/

道林一郎資料調査係長 2 1998.2.21 18 岡田文之助 生永忠敏事務部長/

舟見登庶務課長 3 1999.2.20 9 山田眞一 行田博副学長/

佐藤健一学生課長 4 2000.2.19 14 磯部祐子 原田健事務部長/

田中輝和専門職員 5 2001.2.17 20 岡田文之助 関賢一事業課長/

谷口之武男庶務課長 6 2002.2.16 22 王大鵬 小野章事業課長/

織田世起教務主任 7 2003.2.22 39 山田眞一/

今淵純子

丸本理恵子企画調査主任/

山田真帆看護師 8 2004.8.21 26 岡田文之助 島田勝弘人事係長/

有沢隆一教務主任 短期大学学生の大連外国語院における短期語学研修事

業に関する覚書」の調印式が挙行された。

・1997.2.22 第1回短期語学研修を実施。(C 欄)

以来、同研修が毎年実施されてきた。

・1997.7.28 徐甲申漢学院院長を招請。(D 欄)徐氏 は本学の教職員・中国語コースの学生と懇談した。翌 日は、本学の講堂で行われたアジア環境国際フォーラ ムの「文化と環境[異文化理解]ワークショップ」に て基調講演した。

・1998.4.21 徐甲申漢学院院長が来訪。(E 欄)2日 間の日程で、本学の教職員・中国語コースの学生と懇 談した。

・2002.4.17 孫玉華院長一行が来訪。(F 欄)2日間 の日程で、学内施設・授業風景を見学し、本学の教職 員・中国語コースの学生と懇談した。

・2004.6.15 潘暁春漢学院院長が来訪。(G 欄)留学 説明会を開き、学内施設・授業風景を見学し、本学教 職員と懇談した。

#訪問者・応対者一覧

"短期語学研修参加者一覧(C)

2.概況

"教職員の相互訪問

前記にみる学長・副学長の相互訪問は、両大学間の理 解・友好関係構築・交流事業発展に決定的役割を果たし た。

本学事務部職員は短期語学研修の一部行程に同行し、

主に表敬訪問・事務連絡・歓送会挨拶等を通じて、言わ ば親善大使の役目を果たしてきた。

本学引率教員は、事前に友好交流を保障するための研 修規程を周知徹底させた。

滞在中には大連外国語学院側と協力し合って学生の研 修生活全般を指導した。また、諸費用の納付・同行職員 の紹介・歓送迎会挨拶の手配等をして、本学と大連外国 語学院との橋渡しの任にあたった。従って、大連外国語 学院の教職員と最も頻繁に、最も幅広く交流ができた。

#学生の短期語学研修

平日の午前中は、小人数(10人以下)編成のクラスで 大連外国語学院教員による授業を3時間受けた。同授業 はコミュニケーション能力の向上に力点を置いているた め、それ自体が教員との交流になった。

教員のほか、日常的に学生の交流相手になったのは、

大連外国語学院の食堂・売店・受付室の従業員たちであ り、その人々は親身になって世話するだけでなく、根気 良く話し相手にもなってくれた。また、タイミングがよ い時、日本語学部生と互いに母国の言語や文化を教え 合ったり、一緒に食事をしたりする交流もできた。参加

年度 派遣

(人) 所 属 留学中の主な希望研究分野

11 2

専攻科産業造形 専攻(金属)

専攻科産業造形 専攻(金属)

ゴールドスミス(ジュエリー)

プロダクトデザイン

12 2

専攻科産業造形 専攻(金属)

専攻科産業造形 専攻(木材)

ゴールドスミス(ジュエリー)

プロダクトデザイン

13 2

専攻科産業造形 専攻(金属)

産業デザイン学 科

ゴールドスミス(ジュエリー)

プロダクトデザイン

14 3

専攻科産業造形 専攻(金属)

専攻科産業造形 専攻(木材)

産業デザイン学 科

プロダクトデザイン プロダクトデザイン プロダクトデザイン

15 4

専攻科産業造形 専攻(金属)

専攻科産業造形 専攻(金属)

専攻科産業造形 専攻(金属)

産 業 造 形 学 科

(金属)

ゴールドスミス(ジュエリー)

ゴ ー ル ド ス ミ ス(ジ ュ エ リー)

プロダクトデザイン プロダクトデザイン

16 2

専攻科産業造形 専攻(金属)

専攻科産業造形 専攻(木材)

シルバースミス プロダクトデザイン した学生の多くは、このような交流を通して相手の友情

を実感したと感想を残している。

!大連外国語学院の対応

前述の往訪について、A の際、始業日の多忙な中、

2時間を割いての丁寧な応対を受けた。調印式(B)の時 は、心のこもった酒席の接待を受け、更に漢学院院長が 市街案内をしつつホテルまで送る待遇を受けた。同行職 員が訪れる(C)の際、空港までの出迎えや名所巡りの手 配は元より、毎回、漢学院院長が自ら応対する機会を作っ てくれた。

語学研修にあたっては、参加人数の多少に拘わらず、

大連外国語学院は、本学の学生のみを対象に時間割を組 み、経験豊富な教員を配してくれた。その上、引率教員 の要望事項(苦情処理・日程の部分的変更・車両の手配 など)をできる限り配慮してくれた。修了式・歓送会で は、漢学院院長が学生一人一人に修了証書を手渡し、学 生たちを感激させた。

また、毎回の語学研修に、世話係を1・2名付け、出 迎えから見送りに至るまで、相談・連絡・生活案内・小 旅行段取り等をしてくれた。その上、世話係は大連外国 語学院日本語学部の卒業生か在学生なので、研修学生の 格好の勉強相手・友達にもなってくれた。

大連外国語学院との出会いは、実は1988年5月27日 に遡ることができる。その日、大連外国語学院の汪榕培 院長・徐甲申漢学院院長・教員数名が本学を初に來訪し たのであった。一行は横山保学長主催の昼食会・中国 コース学生との交流会に出席し後、雨晴海岸で中国コー ス教官と懇談した。当時、本学は第1期卒業生を送り出 したばかりで、国際交流うんぬんの時期ではなく、大連 外国語学院の折角の来訪は惜しくも交流の切っ掛けには ならなかった。

大連外国語学院との友好交流は、短期語学研修だけで も、今年8月に第9回が予定されている。この交流史に 徐甲申漢学院院長の名前が最も頻出した。それは、氏が 両大学間の友好関係の確立に最も深く関与し、交流の発 展に貢献した証に他ならない。このことをここに付記 し、小文を結ばせて頂きたい。

(岡田文之助)

2.9.2 フィンランド、ラハティポリテクニ クとの交流

本学では、国際化・情報化の急速な進展に伴い、国際 的な教育交流の推進や国際社会で活躍できる優れた人材 の育成などの社会的要請に応えるため、大学間友好交流

協定をフィンランドのラハティポリテクニクと締結し た。

ラハティポリテクニクは、デザイン学部を含めた総合 的な高等教育機関として優れた実務教育を行っている。

特にデザイン学部においては、各専門分野における高い 職業意識を持たせるカリキュラムが多く、社会性を持っ た学生を多く輩出している。また本学は、多様な専門知 識と技術を修得するカリキュラムが多く、高い技術を 持った学生を多く輩出している。こうした実践教育を行 う両校の友好協定は、相互の発展を図るものとして高く 評価され、平成10年度からフィンランド・ラハティポ リテクニクとの交流協定に基づき、学生の交換留学を相 互に毎年実施している。また、相互の学生作品を、相互 の大学で紹介する作品展も行っており、より良い友好関 係を築いている。

<ラハティポリテクニクに留学した高岡短期大学生>

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