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2 安定と活力ある財政運営

■現況と課題

我が国の財政は、社会保障費の増大により今後一層支出が増加する見通しであり、歳出 抑制を通じた収支改善が不可欠であるといわれています。本町は、町税収入など自主財源 の占める割合が低く、地方交付税をはじめとする依存財源の占める割合が高いため、依然 として国・道の方針により大きく変動する不安定さを抱えています。

これまで、歳入面では、自主財源である税収入について、課税客体の適切な把握、徴収・

課税上の諸課題への的確な対応、税務署や北海道との協力体制を図るとともに、管内7町 で組織した「日高管内地方税滞納整理機構」による悪質滞納者の滞納処分の実施などによ り、円滑な税務行政を推進し、税収の確保に努めてきました。一方、歳出面では、事務事 業の民間委託や見直しにより、事務事業の効率的な執行や経費の削減に取り組んでいます。

今後も、さらなる地方分権が進む中、地方交付税の縮減や社会保障費等の義務的経費の 増加により、財政運営は一層厳しさを増していくことが予想されることから、公債費の抑 制に努め、効率化を図るとともに、義務的経費の削減により、弾力的な財政運営を確保す る必要があります。また、安定した税収の確保が必要となっています。

■めざす姿

目標年次 めざす姿

平成 34 年度

収納率の向上と、滞納額・滞納件数の減少に加え、納期内納付による 安定した税収が確保されている。また、今以上に弾力性のある財政運営 となっている。

平成 39 年度 同上

第2次日高町総合振興計画 第2次日高町総合振興計画

総 論 計 画 策 定 の 背 景 基 本 構 想 基 本 計 画 資 料

■施策の方向性

①自主財源の確保

固定資産税における課税客体を適切に把握するとともに、納税者の信頼と理解を得て 適正な申告及び納税を確保するため、ICTを活用し、税務署や北海道との協力体制 を保ちつつ、円滑な税務行政を推進します。また、税負担の公平を図るため、関連法令 を遵守し、徴税及び課税上の諸問題に的確な対応を行い、滞納処分の強化を図るととも に、納期内の自主納付と新規滞納者の発生防止に努めます。

②健全財政の維持

事業の厳選・重点化による投資的事業の削減に努め、公債費の抑制を図るとともに、

義務的経費の削減に努め、弾力的な財政運営を確保します。また、各特別会計において も、経営健全化計画に基づいた中長期的収支を見通し、一般会計からの繰出金の削減に 努め、繰出金の平準化を図ります。新地方公会計の整備を進め、統一的な基準による財 務書類を作成します。

③ふるさと寄附金の普及促進

町外在住民の税制を通じた本町への応援の仕組みの一つである、ふるさと寄附金(ふ るさと納税)の普及を促進し、自主財源の確保に努めます。

■主要事業

①日高管内地方税滞納整理機構との連携強化

②GISの利活用による固定資産税課税客体の適切な把握

③滞納管理システムの導入

④新たな収納環境の整備

Ⅵ 行財政の効率的なまちづくり

第2次日高町総合振興計画

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