第 6 章 GP-IBリファレンス 88
6.3 高機能版ActiveXコントロールリファレンス
1. メソッド一覧
以下に高機能版ActiveXコントロールの一覧表を示します。
No メソッド名 操作内容 コントローラ 非コントローラ
1 object.Open 指定番号のI/Oモジュールをオープンします。 ○ ○
2 object.Close 指定番号のI/Oモジュールをクローズします。 ○ ○
3 object.SetIfc 指定番号のI/OモジュールからIFC信号を送出しま
す。 ○ −
4 object.SetRen 指定番号のI/OモジュールREN信号を有効にしま
す。 ○ −
5 object.SetDeviceRemote 指定番号のI/Oモジュールから機器をリモート
モードに設定します。 ○ −
6 object.ExecDeviceTrigger 指定番号のI/Oモジュールからデバイストリガを
実行します。 ○ −
7 object.ExecDeviceClear 指定番号のI/Oモジュールから全機器に対してデ
バイスクリアを実行します。 ○ −
8 object.ExecSelectDevClr 指定番号のI/Oモジュールから指定機器に対して
デバイスクリアを実行します。 ○ − 9 object.SetDeviceLocal 指定番号のI/Oモジュールから機器をローカル
モードに設定します。 ○ −
10 object.SetLocalLockout 指定番号のI/Oモジュールから機器をローカルロ
ックアウトに設定します。 ○ −
11 object.SetRemoteLockout 指定番号のI/Oモジュールから機器をリモートロ
ックアウトに設定します。 ○ −
12 object.ExecPassControl 指定番号のI/Oモジュールから機器に対してパ
ス・コントロールを実行します。 ○ − 13 object.SetSysController 指定番号のI/Oモジュールのシステムコントロー
ラを要求または解除します。 ○ −
14 object.GoStandby 指定番号のI/Oモジュールをコマンドモードから
データモードへ遷移させます。 ○ − 15 object.GoActiveController 指定番号のI/Oモジュールをデータモードから
コマンドモードへ遷移させます。 ○ −
No メソッド名 操作内容 コントローラ 非コントローラ 16 object.ExecSpoll 指定番号のI/Oモジュールからシリアルポーリン
グを実行します。 ○ −
17 object.ExecPpoll 指定番号のI/Oモジュールからパラレルポーリン
グを実行します。 ○ −
18 object.ConfigPpoll 指定番号のI/Oモジュールから指定機器に対して
パラレルポール応答条件を設定します。 ○ − 19 object.UnconfigPpoll 指定番号のI/Oモジュールから指定機器に対して
パラレルポール応答条件を解除します。 ○ − 20 object.WriteBusCommand 指定番号のI/Oモジュールからバスコマンドの送
出を行います。 ○ −
21 object.WaitSignal 指定番号のI/Oモジュールにて事象変化検出を待
ちます。 ○ ○
22 object.MasterSend 指定の計測機器へデータを送信します。 ○ −
23 object.SlaveSend データを送信します。 − ○
24 object.MasterReceive 指定の計測機器からデータを受信します。 ○ −
25 object.SlaveReceive データを受信します。 − ○
26 object.GetData 受信したデータを受信バッファより取得します。 ○ ○
27 object.GetStatusCode 現在のバス・ステータスを取得します。 ○ ○
28 object.SlaveSetSrq 指定番号のI/OモジュールからSRQ信号の送出を
行います。 − ○
29 object.SlaveSetIst 指定番号のI/Oモジュールに対してパラレルポー ル応答フラグ(リモートコンフィグレーション)を 設定します。
− ○ 30 object.SlaveSetPp2 指定番号のI/Oモジュールに対してパラレルポー
ル応答フラグ(ローカルコンフィグレーション)を 設定します。
− ○
31 object.ShowProperty プロパティページを開きます。 ○ ○
2. プロパティ一覧
以下に高機能板ActiveXコントロールのプロパティ一覧表を示します。
No プロパティ名 内 容 コントローラ 非コントローラ
1 object.BoardNo I/Oモジュールアクセス番号 ○ ○
2 object.IsMaster マスター/スレーブ状態取得 ○ ○
3 object.TransferTimeOut データ転送タイムアウト ○ ○
4 object.StbRecvTimeOut STB受信タイムアウト ○ ○
5 object.WaitSignalTimeOut 事象変化検出待ちタイムアウト ○ ○
6 object.DeviceNameXx GP-IB機器識別名 ○ -
7 object.SendDelimiterXx 送信デリミタ ○ -
8 object.RecvDelimiterXx 受信デリミタ ○ -
9 object.SlaveSendDelimiter スレーブ用送信デリミタ - ○
10 object.SlaveRecvDelimiter スレーブ用受信デリミタ - ○
11 object.DeviceAddressXx GP-IB機器アドレス ○ -
12 object.Device2ndAddressXx GP-IB機器2次アドレス ○ -
13 object.MyAddress マイアドレス ○ ○
14 object.SecondaryAddress 2次アドレス ○ ○
15 object.SendBufferSize 送信バッファサイズ ○ ○
16 object.RecvBufferSize 受信バッファサイズ ○ ○
17 object.CheckSrq SRQ受信有効/無効フラグ ○ -
18 object.CheckStb シリアルポーリングされたか否かのフ
ラグ - ○
19 object.DataTransferMode データ入出力方式設定 ○ ○
20 object.AsyncTransfer 同期/非同期データ転送設定 ○ ○
21 object.NrfdBusLineWait GP-IBバスNRFD信号ライン待ち信号 ○ ○
3. イベント一覧
以下に高機能ActiveXコントロールのイベント一覧表を示します。
No イベント名 内 容 コントローラ 非コントローラ
1 object.SrqEvent SRQ信号が有効になると呼び出されます。 ○ -
2 object.ReceiveFinish データ受信が完了すると呼び出されます。 ○ ○
3 object.SendFinish データ送信が完了すると呼び出されます。 ○ ○
4 object.ErrorEvent 各コマンド/データ転送エラー検出時に呼
び出されます。 ○ ○
4. 戻り値一覧
以下に高機能ActiveXコントロールのメソッド戻り値一覧表を示します。
戻り値 内 容 対処方法
7 ステータスバイトはコントローラへ通知済み です。
- 6 まだ、シリアルポーリングは実行されていま
せん。
-
5 SRQ信号は無効です。 -
4 SRQ信号は有効です。 -
2 EOIを検出してデータ受信を終了しました。
指定したデリミタではなく、EOI信号の検出に よりデータ受信を終了しました。
正常終了です。
1 指定された受信データ長に達してデータ受信 を終了しました。
データ受信時に指定した受信データ長に達して終 了しました。この状態ではデリミタは検出されてお りません。デリミタが有効な状態でデータ送受信を 行っている場合には、引き続きデータ受信処理を実 行する必要があります。
0 正常終了
-1 I/Oモジュールアクセス番号が違います。
コントロールパネルで指定されたI/Oモジュー ルアクセス番号以外のI/Oモジュールを指定し ました。
すでに初期化済のI/Oモジュールに対して再初 期化を行おうとしました。
・または初期化が行われていないI/Oモジュー ルに対して制御を行おうとしました。
0〜15以外の番号を指定しました。
コントロールパネルで設定したPCI-430xのI/Oモジ ュール番号設定と、BoardNoプロパティの値が一致 しているか、ご確認ください。
-4 スレーブモードでは使用できません。
スレーブモードにおいて、マスタモードでの み使用可能なメソッド、プロパティを呼び出 しています。
コントロールパネルで設定したPCI-430xのマス ター/スレーブ設定をご確認ください。
-5 マスタモードでは使用できません。
マスタモードにおいて、スレーブモードでの み使用可能なメソッド、プロパティを呼び出 しています。
コントロールパネルで設定したPCI-430xのマス ター/スレーブ設定をご確認ください。
-6 マスタ/スレーブ両方の指定はできません。
WaitSignalメソッドにてマスタのみとスレーブ のみの両方の事象変化検出設定を行おうとし ました。
WaitSignalメソッドの第1引数の値をご確認くだ さい。
戻り値 内 容 対処方法
-7 バスコマンドの送出に失敗しました。 SetIfcメソッドを実行しているかご確認ください。
計測機器のコマンドレスポンスが極端に遅いこと が考えられます。コントロールパネルのバスコマン ド送出タイムアウト時間を増やしてご確認くださ い。
OS上では未使用となっているが、ハード的にGP-IB I/Oモジュールの使用割込みレベルと他のデバイス とが重なっている場合があります。別の空きIRQレ ベルに変更してご確認ください。
-8 検出する事象コードがセットされておりませ ん。
WaitSignalメソッドに有効な事象変化検出コー ド が 設 定 さ れ て い な い に も 関 わ ら ず 、 WaitSignal’メソッドを実行しようとしまし た。
WaitSignalメソッドの第1引数の値をご確認くだ さい。
-9 シリアル・ポーリングにも関わらずSRQ送 出元を検出できませんでした。
機器からSRQ信号が送出されているか、またSRQを 送出する設定になっていることをご確認ください。
-10 STB受信時にタイムアウトが発生しました。
機器からのステータス・バイトが指定した時 間内に受信できませんでした。
StbRecvTimeOutプロパティにて、「STB応答時間」
を大きくしてみてください。
-11 シリアルポーリング時に有効なステータス・
バイトが取得できませんでした。
RQSビット(bit6) =1のステータス・バイトが受 信できませんでした。
機器からSRQ信号が送出されているか、またSRQを 送出する設定になっていることをご確認ください。
-12 データ受信に失敗しました。
以下の要因が考えられます。
他の機器もしくは非同期転送中により、GP-IB バスが占有中である場合
非同期入出力の完了を待つようにしてください。
-13 データ送信に失敗しました。
以下の要因が考えられます。
送信したデータが接続機器側で受信されなか った
存在しないGP-IBアドレスを指定している
ケーブル接続、全ての機器の電源が入っているか、
ケーブル長はGP-IBの規格を守っているか等を確認 してください。
DeviceAddress1〜DeviceAddress32の各プロパティの 設定値が存在する機器アドレスであることを確認 してください。
-14 タイムアウトが発生しました。
送受信時に指定時間内にデータ転送が終了し ませんでした。以下の要因が考えられます。
指定したデータ長に対するデータ転送時間が タイムアウト時間より長いことが考えられま す。
送受信中に機器からの応答が何らかの要因で なくなった場合。
指定時間を経過しても、デリミタが受信でき なかった場合。
・OS上では未使用となっているが、ハード的に GP-IB I/Oモジュールの使用割込みレベルと他 のデバイスとが重なっている。
TimeOutTransferプロパティにて、送受信タイムアウ ト時間を長くしてください。
計測機器とデリミタが一致していることを確認し てください。
別の空きIRQレベルに変更して動作確認してくださ い。
-15 タイムアウトで終了しました。
WaitSignal’メソッドにおいて、
’WaitSignalTimeOut’プロパティで指定した時 間内に事象変化が検出できませんでした。
WaitSignalTimeOutプロパティにて、事象変化検出タ イムアウト時間を大きくしてください。また、機器 設定も併せてご確認ください。