景観計画の施行後、景観まちづくりに関して一定の成果が現われるには、行政と市民及び事業 者が一体となって継続的な取り組みが実施され永い年月がかかるため、景観まちづくりを推進す る上では、重点的に取り組む区域を指定することが効果的と考えられます。
重点地区の選定にあたっては、下記フロー図に沿って、第 1 ステージとして重点地区検討地区 を抽出し、第 2 ステージにおいては市民の機運を有するかどうかを判断し、市の施策や地域の熟 度を踏まえて重点地区の指定をします。
【重点地区の指定フロー】
重点地区とは・・・地区毎に届出基準や景観形成基準を定め、より細やかなまちなみの誘導を図 り、景観まちづくりを重点的に取り組む区域を言います。
重点地区検討地区の抽出
(第 1 ステージ)
重点地区候補地区の抽出
(第 2 ステージ)
沖縄市の景観まちづくりに重要 な地区及び事業等
・かつてのKOZAを彷彿とさ せ国際色豊かで賑わいと活力 を生む景観を有する地域
・現代に引き継がれる歴史・文 化的遺産を活かした伝統的な 景観を有する地域
・豊かな緑や水辺の環境と都市 施設が美しく調和した景観を 有する地域
・いきいきとした人々の生活が 感じられ愛着と誇りのもてる 景観を有する地域
・都市基盤整備事業等で、今後、
計画的に景観まちづくりに取 り組む必要がある地域
重点地区の指定
景観法第9条に基づ く沖縄市景観計画の 変更
市の施策 景観まちづくりに対
する市民の機運を有 する地域
景観まちづくりに対 する市民の熟度
これまでに沖縄市等 が景観形成に取り組 んだ調査や実績
【重点地区と景観形成方針】
前頁のフロー図に基づき、以下の2地区を本市における重点地区とし、次章において各地区に おける届出基準や景観形成基準を定め、重点的に景観まちづくりを行うものとします。
(1)コザゲート通り地区
【指定理由】
コザゲート通り地区は、かつてのKOZAを彷彿とさせ国際色豊かで賑わいと活力を生 む景観を有しており、これまでの調査実績や地域の熟度を有する地区です。
【方針】
同地区については、国際色豊かなファサード及びサインを有する沿道景観の形成を図る とともに、1960年代~70年代の華やかだった頃の活気あふれる街並みを再生します。
① 通りとして連続した商業空間の形成を図ります。
② 開放的な沿道景観に配慮します。
③ 通りの魅力の向上のために建築物等の適正な維持管理を図るとともに、壁面やファサ ード等は、賑わいの演出に配慮したデザインにします。
④ 沿道の緑陰を保全するとともに、賑わいを演出する花木などの植栽を確保します。
(2)くすの木通り地区
【指定理由】
くすの木通り地区は、豊かな緑の環境と都市施設が美しく調和した景観を有しており、
また、道路拡幅により景観形成に影響が認められ、これまでの調査実績や地域の熟度を有 する地区です。
【方針】
道路拡幅により沿道景観が変化しているくすの木通りについては、クスノキによる緑のト ンネル(Wアーチ)の再生を図るとともに、落ち着いた緑豊かな沿道景観の形成を図ります。
① クスノキの保全を図ります。
② 通りに面した店舗や住宅の壁面、看板、サイン等はクスノキの緑との調和に配慮し ます。
【重点地区候補地区と景観形成方針(案)】
(1)国道 330 号沿線地区
国道330号沿線地区については、沿線における関連事業の進捗状況や、住民との意見交換等 を踏まえて基準を検討するものとします。
【候補理由】
国道 330 号沿線地区は、かつてのKOZAを彷彿とさせ国際色豊かで賑わいと活力を生む 景観を有し、市民の機運を有する地区であり、重点地区の候補とします。
【方針(案)】
活況を呈していた頃のコザのイメージを再生するとともに、緑豊かで快適な歩行空間確保 と賑やかな沿道商業景観の形成を図ります。
① 開放的な沿道景観に配慮し賑わいのある商業景観の形成を図ります。
② 街路樹や建築物等の適正な維持管理を行い、歩行者や車窓からの眺めも楽しめる沿 道景観の形成を図ります。
【重点地区検討地区の例示】
○安慶田土地区画整理事業区域
土地区画整理事業の進捗に併せた景観形成方策の展開が求められます。
○キャンプ瑞慶覧地区
ライカム交差点に隣接し、本市の南の玄関口となる新たな市街地エリアです。
○東部海浜開発区域
東部海浜開発事業の進捗に併せた景観形成方策の検討が求められます。
○沖縄市中央・イペー通り地区
花を咲かす季節になると市内外から多くの人を集める名物となっている通りです。
○沖縄市中の町・ベンジャミン通り地区
独特の樹形を有するベンジャミンが個性ある沿道景観を形成しています。
○比屋根地区計画区域
地区計画と併せた本市を代表する良好な住宅地景観の形成を目指します。
○比謝川沿い
河川整備と連携し、市街地における潤いのある河川景観の形成を目指します。