第 4 章 解説アニメーションと静的な手法の比較実験
4.6 実験の結果
4.6.1 静的な手法とアニメーションの比較
正解数の平均値と標準偏差について:
表 4.1 正解数の平均値と標準偏差 平均値(個) 標準偏差 アニメーション1 8.2 1.1 アニメーション2 8.6 1.2 アニメーション3 8.0 0.7 アニメーション4 8.3 1.3 静的な手法 7.0 1.7 正解数のT検定について:
表 4.2 静的な手法とアニメーションのT検定 静的な手法の比較対象 T検定p値
アニメーション1 0.017845 アニメーション2 0.002435 アニメーション3 0.011010 アニメーション4 0.019953
静的な手法と4個のアニメーションの正解数のT検定結果は、すべてにおいて、p <0.05 である。したがって、有意差があると言える。
回答時間の平均値と標準偏差について:
表 4.3 回答時間の平均値と標準偏差 平均値(s) 標準偏差 アニメーション1 370.1 71.7 アニメーション2 375.6 88.8 アニメーション3 367.8 98.0 アニメーション4 347.3 118.1 静的な手法 403.0 123.8
回答時間のT検定について:
表 4.4 静的な手法とアニメーションのT検定 静的な手法の比較対象 T検定p値
アニメーション1 0.170334 アニメーション2 0.237765 アニメーション3 0.194350 アニメーション4 0.116457
静的な手法と4個のアニメーションの回答時間のT検定結果は、すべてにおいて、p >0.05 である。有意差がない。
4個のアニメーション間の正解数のT検定について:
表 4.5 4個アニメーション間の正解数のT検定 アニメーション T検定p値
1と5 0.45
1と6 0.64
1と9 0.85
5と6 0.18
5と9 0.60
6と9 0.54
4個のアニメーション間の正解数のT検定の結果は、すべてにおいて、p>0.05。したがっ て、4個のアニメーション間には有意差がない。
4個のアニメーション間の回答時間のT検定について:
表 4.8 4個のアニメーション間の回答時間のT検定 アニメーション T検定p値
って、4個のアニメーション間には有意差がない。
静的な手法の被験者は24人である。アニメーション手法の被験者は40人である。正解数 と回答時間について、T検定また平均値、標準偏差の結果によると、アニメーションの方が、
イベントグループの位置と発生時刻、発生件数の関係を理解しやすいと言える。
4 個のアニメーションは、ChronoView に対して、理解性の向上に効果があったと見られ る。
最後のアンケートでは、異なるアニメーションについての、5段階評価に際しては、下記項 目を評価のポイントに定めた。
イベントグループの決定方法の理解程度、アニメーションの面白さ、アニメーションのス ピード、アニメーションを見た時の疲労度である。
具体的には、「イベントグループの位置の決定方法は理解しやすかったか」、「アニメーショ ンは面白かった」、「アニメーションの速さは適切であった」、「異なるアニメーションを見た 時の疲労度に対してあなたの評価を5段階で表してください」に関して5段階評価を行った。
分析の結果は以下の通りである。
アニメーション1に対して:
「イベントグループの位置の決定方法は理解しやすかったか」について、下のような結果 である(図4.5)。
平均値は3.4、少し理解しやすいを選ぶ人が多い。
図 4.5. アニメーション1のイベントグループの位置の決定方法は理解しやすいさの5段階評価
図 4.6. アニメーション1の面白さの5段階評価
「アニメーションの速さは適切であった」について、下のような結果である。
平均値は3.2、適切と思う人が多い(図4.7)。
図 4.8. アニメーション1の疲労度の5段階評価
アニメーション5に対して:
「イベントグループの位置の決定方法は理解しやすかったか」について、下のような結果 である。(図4.9)平均値は3.4、少し理解しやすいを選ぶ人が多い。
図 4.9. アニメーション5のイベントグループの位置の決定方法は理解しやすいさの5段階評価
「アニメーションは面白かった」について、下のような結果である(図4.10)。
平均値は4.1、そう思う人が多い。
図 4.10. アニメーション5の面白さの5段階評価
「アニメーションの速さは適切であった」について、下のような結果である(図4.11)。
平均値は3、適切と思う人が多い。
「アニメーション5を見た時の疲労度に対してあなたの評価を5段階で表してください」
について、下のような結果である(図4.12)。
平均値は4.2、ほんとんど疲れていない人が多い。
図 4.12. アニメーション5の疲労度の5段階評価
アニメーション6に対して:
「イベントグループの位置の決定方法は理解しやすかったか」について、下のような結果 である(図4.13)。
平均値は3.7、かなり理解しやすいを選ぶ人が多い。
「アニメーションは面白かった」について、下のような結果である(図4.14)。
平均値は3.6、そう思う人が多い。
図 4.14. アニメーション6の面白さの5段階評価
「アニメーションの速さは適切であった」について、下のような結果である(図4.15)。
平均値は3.1、適切と思う人が多い。
「アニメーションを見た時の疲労度に対してあなたの評価を5段階で表してください」に ついて、下のような結果である(図4.16)。
平均値は4.1、ほんとんど疲れていない人が多い。
図 4.16. アニメーション6の疲労度の5段階評価
アニメーション9に対して:
「イベントグループの位置の決定方法は理解しやすかったか」について、下のような結果 である(図4.17)。
平均値は4.1、かなり理解しやすいを選ぶ人が多い。
「アニメーションは面白かった」について、下のような結果である(図4.18)。
平均値は3.9、そう思う人が多い。
図 4.18. アニメーション9の面白さの5段階評価
「アニメーションの速さは適切であった」について、下のような結果である(図4.19)。
平均値は2.8、適切と思う人が多い。
図 4.20. アニメーション9の疲労度の5段階評価