ア 第 1 号特例適用者
(第 1 号特例適用者の掛金の標準となった給料の額(期末手当等の額))
×(1-離婚特例割合(注))
イ 第 2 号特例適用者
(第 2 号特例適用者の掛金の標準となった給料の額(期末手当等の額))
+(第 1 号特例適用者の掛金の標準となった給料の額(期末手当等の額))
×離婚特例割合(注)
(注)按分割合を基礎とした率
④ 年金額の改定
退職共済年金及び障害共済年金の受給権者について離婚特例が適用されたと きは、離婚特例適用請求のあった日の属する月の翌月から、当該年金の額が改 定される。
(2)第 3 号被保険者期間の年金分割制度(特定離婚特例)
当事者の合意又は裁判所の決定がないときでも、離婚等をした組合員の被扶 養配偶者の請求により、平成 20 年 4 月 1 日以後の被扶養配偶者であった期間(国 民年金の第 3 号被保険者の期間)中の年金の 2 分の 1 を分割することができる。
① 特定離婚特例適用請求
組合員(組合員であった者を含む。以下、「特定組合員」という。)が組合員 であった期間中に被扶養配偶者(注 1)を有する場合において、当該特定組合員 の被扶養配偶者は、当該特定組合員と離婚等をしたときは、組合に対し、特定
期間(注 2)に係る組合員期間の掛金の標準となった給料の額及び期末手当等の
額に係る特例の適用を請求することができる。
(注 1)当該特定組合員の配偶者として、いわゆる第 3 号被保険者に該当して いたものをいう。
(注 2)当該特定組合員が組合員であった期間であり、かつ、その被扶養配偶 者が当該特定組合員の配偶者として第 3 号被保険者であった期間をいう。
なお、平成 20 年 4 月 1 日前の期間については、特定期間に算入されない。
② 掛金の標準となった給料の額等に係る特例
特定離婚特例適用請求があった場合において、当該特定組合員及び被扶養配 偶者の特定期間に係る組合員期間の掛金の標準となった給料の額及び期末手当 等の額は、次のとおりとみなして、法の長期給付に関する規定を適用すること ができる。
また、特定期間に係る組合員期間については、被扶養配偶者の組合員期間で あったものとみなされる。
当該特定組合員及び被 扶養配偶者それぞれの 掛金の標準となった給 料の額(期末手当等の額)
=
当該特定組合員の掛金 の標準となった給料の 額(期末手当等の額)
1
× 2
③ 年金額の改定
退職共済年金及び障害共済年金の受給権者について特定離婚特例が適用され たときは、特定離婚特例適用請求のあった日の属する月の翌月から、当該年金 の額が改定される。