第3章 サービス等の見込量と方策
3 障害福祉サービスの見込量と方策
(1)訪問系サービス
■内容
サービス名 内容
居宅介護(ホームヘルプ) 入浴、排せつ、食事の介護等居宅での生活全般にわたる支援。
重度訪問介護
重度の肢体不自由者または重度の知的障害・精神障害により 行動上著しい困難を有する人に対する居宅での入浴、排せつ、
食事の介護のほか、外出の際の移動中の介護等総合的な介 護。
同行援護 重度の視覚障害により移動が困難な人の外出時における移動 支援。
行動援護 行動上著しい困難がある人に対して、行動する際に生じる危険 を回避するために必要な援護や外出の際の移動支援。
重度障害者等包括支援 常に介護が必要な方に対する居宅介護その他の包括的な介 護。
■見込量
サービス名 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度
居宅介護 人 1 3 3 4
時間 4 16 16 20
重度訪問介護 人 0 1 1 1
時間 0 8 8 8
同行援護 人 0 0 0 1
時間 0 0 0 4
行動援護 人 1 1 1 1
時間 22 16 16 16
重 度 障 害 者 等 包括支援
人 0 0 0 0
時間 0 0 0 0
※平成 26 年度分については、平成 26 年6月末時点の実績からの見込み数値
■確保策
居宅介護、重度訪問介護、行動援護及び重度障害者等包括支援の訪問系サービスにつ いては、地域生活において自立できるよう支援するサービスであり、障がいのある人一 人ひとりのニーズに応じたサービス量の確保を図ることが求められます。
訪問系サービス利用者は減少傾向にありますが、今後、施設入所や入院から地域生活 への移行に伴い、十分なサービスの提供できる体制を整備する必要があります。利用者 の利用促進に努めるとともに、利用者一人ひとりに柔軟な対応ができるようサービス従 事者の確保及び支援の質の向上に努めます。
(2)日中活動系サービス
■内容
サービス名 内容
生活介護 障害者支援施設等の施設で日中行われる入浴、排せつ、食事 の介護や創作的活動、生活活動の機会提供。
自立訓練(機能訓練・生活訓練) 自立した日常生活や社会生活を営むため、身体機能や生活能 力の向上のために必要な訓練の提供。
就労移行支援 就労を希望する人に対して、就労に必要な知識・能力の向上を 図るための訓練の提供。
就労継続支援
(A 型=雇用型・B 型=非雇用型)
通常の事業所で雇用されることが困難な人に対して、就労機会 の提供、就労に必要な知識や能力の向上を図るための訓練の 提供。
療養介護
医療が必要な人に対して、病院等で日中に行われる機能訓練、
療養上の管理、看護、医学的管理の下での介護や日常生活上 の援助。
短期入所(ショートステイ) 介護者の病気等によって短期間の入所が必要な方に対して、施 設で行う入浴、排せつ、食事の介護。
32
■見込量
サービス名 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度
生活介護 人 20 22 22 22
人日 414 440 440 440
自立訓練(機能 訓練)
人 0 0 0 1
人日 0 0 0 23
自立訓練(生活 訓練)
人 0 0 0 1
人日 0 0 0 23
就労移行支援 人 0 1 1 2
人日 0 20 20 40
就 労 継 続 支 援
(A 型)
人 2 3 2 2
人日 43 66 44 44
就 労 継 続 支 援
(B 型)
人 7 7 7 8
人日 116 105 115 137
療養介護 人 1 1 1 1
短期入所(福祉 型、医療型)
人 3 5 5 6
人日 9 15 15 18
■確保策
生活介護については、日中に希望するサービスを受けることができるよう、日中活動 系サービスの充実に努めます。特に、重度障がいのある人への支援や、精神障がいのあ る人への支援等、不足しているサービスの確保に努めます。
自立訓練については、特にひきこもり型のケースにおいて、社会福祉協議会職員や民 生委員、行政職員が声掛け訪問を実施し、その後相談支援事業所へつなぐなど、地域の 様々な支援者と連携し、利用促進に努めます。
就労支援については、「公共職業安定所」や「伊勢志摩障害者就業・生活支援センター」、 就労訓練等事業所と連携し就労に関する支援を行います。就労移行支援利用者が就労継 続支援利用者に比べ少ないことから、今後は就労継続支援利用希望者に対しても、就労 移行支援の制度説明に努めます。就労施設については、送迎サービスのある事業所に働 きかけ、町内だけでなく、多様な就労の場を提供します。
療養介護については、医療が必要な重度心身障がいのある人・子どもが対象となり、
必要量を見込んでいます。
短期入所については、緊急時や介護者の負担軽減で利用者のニーズが高く、利用増が 見込まれることから受け入れ先の事業所の確保のため必要量を計画しています。
※平成 26 年度分については、平成 26 年6月末時点の実績からの見込み数値
(3)施設系サービス
■内容
サービス名 内容
共同生活援助
(グループホーム)
夜間や休日、共同生活を行う住居で、入浴、排せつ、食事の介護 等を行います。
施設入所支援 障害者支援施設に入所する人に、夜間や休日、入浴、排せつ、
食事の介護等を行います。
■見込量
サービス名 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度
共同生活援助 人 2 2 2 3
施設入所支援 人 11 10 10 9
■確保策
共同生活援助については、地域生活への移行をめざすなかにおいて重要な居住拠点で あるため、利用者から大きなニーズがあり、今後も一定の増加が考えられます。潜在的 なものも含め利用者のニーズに対応するため、今後の場所の確保に努めます。
また、施設入所については、平成 29 年度末における成果目標を踏まえての見込みと しています。
※平成 26 年度分については、平成 26 年6月末時点の実績からの見込み数値
34
(4)相談支援
■内容
サービス名 内容
計画相談支援
障がいのある人の課題の解決や適切なサービス利用のため、サ ービス等利用計画の作成を行います。また、一定期間ごとに計画 内容の見直しも行います。
地域移行支援
障害者支援施設や精神科病院に入所・入院している障がいのあ る人に、地域移行支援計画の作成、相談による不安解消、外出 時の同行支援、住居確保、関係機関との調整等を行います。
地域定着支援 居宅において単身で生活している障がいのある人等を対象に常 時の連絡体制を確保し、緊急時には必要な支援を行います。
■見込量
サービス名 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度
計画相談支援 人 3 3 3 4
地域移行支援 人 0 0 0 1
人日 0 0 0 23
地域定着支援 人 0 0 0 1
■確保策
平成 27 年度からは、障害福祉サービスを利用するすべての人に計画相談支援を導入 する必要があるため、指定特定相談事業所、障害児相談支援事業者の指定を行い、適切 なサービス利用計画等の作成がなされる体制を整備します。
また、施設入所及び精神病院に入院している人を地域移行するための相談支援や一人 暮らしに移行した人への相談支援について必要量を見込んでいます。
※平成 26 年度分については、平成 26 年6月末時点の実績からの見込み数値