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(1)業務の目的

開業準備業務は、施設の開業準備開始から供用開始までの間、本業務要求水準書及び 基本契約等に基づき、供用開始後に円滑に業務を実施できるよう必要な準備を行い、県 経済及び県民福利の向上に寄与することを目的とする。

(2)業務区分

開業準備業務の区分は、以下のとおりとする。

・ 予約システム整備・運用業務

・ 事前予約受付業務

・ 事前プロモーション業務

・ 開業記念式典等開催業務

・ 運営体制整備業務

・ こけら落しイベントの準備業務

(3)業務期間

開業準備業務の業務期間は以下のとおりとする。

・ 平成29年11月1日~供用開始日の前日

(4)実施体制

運営事業者は、次に規定する開業準備業務責任者及び開業準備業務担当者を配置し、

管理体制、業務分担、緊急連絡体制等の業務に必要な書類を業務着手前に県に提出する こと。県と各業務責任者との関係については、「別紙 1 業務実施体制図」を参照する こと。

ア 開業準備業務責任者の設置

開業準備業務の全体を総合的に把握し調整を行う開業準備業務責任者を定め、開業前 準備業務の開始日までに届け出、県の承諾を受けること。開業準備業務責任者を変更し た場合も同様とする。開業準備業務責任者は、本事業の目的・内容を十分踏まえたうえ で、次の要件を満たす者を選出すること。

・ 開業前準備業務を一元的に管理し、取りまとめることができる者

・ 必要に応じて、県が主催する会議や委員会に出席できる者

・ 現場で生じる各種課題や県からの求めに対し、的確な対応ができる者

・ 業務の履行状況を明確に把握し、提供するサービスの質が常に要求水準を満足できている かを管理できる者

なお、開業準備業務期間においても本事業全体の統括する統括管理者を設置すること。

統括管理者は開業準備業務責任者が兼務することは可能である。

36 イ 開業準備業務担当者の設置

開業準備業務担当者は、その内容に応じ、必要な知識及び技能を有する者とすること。

(5)業務計画書

開業準備業務の実施に先立ち、業務期間を通じた本施設の開業準備に関する年度業務計 画書を業務開始年度については開業前準備業務開始前まで、それ以降は毎年度において、

年度開始の30日前(仮、詳細は県との協議により決定する)までに届け出て、県の承諾を 得ること。なお、内容を変更する場合は、事前に県に届け出ること。

年度業務計画書は、開業前準備業務の実施状況の監視(モニタリング)を実施する際の 確認事項を定めたものとすること。

(6)業務報告書

勤務状況、活動状況等を、月次報告書、四半期報告書、各事業年度の年次業務報告書を 取りまとめ県に提出すること。なお、報告の時期、報告事項の詳細については、県との協 議により決定することとする。報告書は県、運営事業者が各1部ずつ保管し、本事業の終 了後(施設の運営・維持管理業務の終了後)3年程度保管すること。

関係省庁へ提出が必要な書類、関係法令上の必要な報告書及び記録等を作成し、所定の 手続きを行うとともに、適切に保管すること。また、副本(又は写し)、報告書、記録等を 業務報告書に添付すること。

2 業務の要求水準

(1)予約システム整備・運用業務

施設予約台帳、催事種別や参加人数等の催事情報、顧客情報等を一元的に管理するシス テム等を、供用開始に向け適切な時期に運用を開始できるように整備すること。

(2)事前予約受付等業務 ア 事前予約受付

・ 業務開始後、速やかに施設利用申し込みの受付及び利用に関する問合せ等に対応 すること。

・ 予約受付が可能となるように施設の利用規則、および利用料金を設定すること。

・ 空き状況照会は、インターネット、電話、FAX及び窓口来所に対応すること。催事情報に ついては、システムに入力し管理すること。

・ 正式に利用が確定した利用者より所定の「施設利用申込書」を受領し、使用の許可を行う こと。

・ 受付開始時期については、「施設利用規則」にて定めた内容に則するものとするが、以下の 要件を満たすものは、受付開始時期前からの利用受付も可能とする。

37 県が主催する催事

県が開催支援する催事

あらかじめ県の承諾を受けた催事 等

(3)事前プロモーション業務

本施設や施設案内やイベント情報、お知らせ等を発信するプロモーション活動を供用開 始に向け適切な時期に発信し、施設の活動や事業を広く利用者等に PR する活動を積極的 に行うこと。

実施にあたり、ウェブサイトやパンフレット等のツールを作成し、効果的に活用するこ と。

(4)開業記念式典等開催業務

県民や関係者等を対象とした開館記念式典及び関連行事を企画し、実施すること。具体 的な内容は運営事業者の提案とするが、事前に企画案を県に提出し、県の承諾を得た上で 実施すること。

開館記念式典に併せて内覧会を実施すること。内覧会では、MICE主催者やPCO、旅行 会社等のエージェントを招待し、施設の説明や誘導を行い、施設の利用促進に寄与するも のとすること。また、効果的な実施のため利用体験やデモンストレーション等に配慮する こと。記念式典、内覧会の招待者の選定については運営事業者の提案のもと、県、一般財 団法人沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)と協議し決定する。なお、招待者の旅 費や、パーティーの開催等の直接経費については別途県が負担する。(企画に関わる人件費 については本業務の対価に含める)

開催にあたり、必要に応じて各種イベント保険に加入すること。

(5)運営体制整備業務

本施設の供用開始日以降、直ちに円滑な運営業務を実施するために、供用開始するまで の間に、業務開始に先んじて、運営業務に必要となる業務担当者を配置し、各業務担当者 に対して業務内容や機械操作、安全管理、救急救命、接客応対等、業務上必要な事項につ いて教育訓練を行い、供用開始後の円滑な運営体制を確立すること。供用開始後の施設の 維持管理・運営が十分に円滑に行えるように、供用開始までに本施設の維持管理・運営全 般の体制を構築し、開業準備のトレーニングについて、適切な時期に開始し計画的に実施 すること。

また、施設の引渡しから開業までの期間の施設の維持管理業務を行うこと。業務内容は 本要求水準書のうち、ⅣⅤ.運営・維持管理業務に係る要求水準 維持管理」に順ずるもの とするが、開業前ということを鑑み、具体的な実施内容、頻度については、県との協議に より決定するものとする。なお、当該期間の維持管理業務の実施に先立ち、業務内容や体 制等に関する計画書を県に提出し、承認を得ること。

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(6)こけら落しイベントの準備業務

開館記念式典を実施した後に、広く県民が参加できるこけら落しイベントを実施するこ と。具体的な内容は運営事業者の提案とするが、事前に企画案を県に提出し、県の承諾を 得た上で実施すること。開業記念式典等開催業務と同様に招待者の旅費やパーティーの開 催等の直接経費については別途県が負担する

開催にあたり、必要に応じて各種イベント保険に加入すること。

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IV. 運営・維持管理業務に係る要求水準

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