(2)子ども女性比の将来推計
長南町の子ども女性比(CWR:Child-Woman Ratio)は、平成 2 年(1990 年)から下降を 続け、平成 12 年(2000 年)以降はほぼ横ばいで推移してきました。社人研による推計では、
将来的には、微減で推移すると予測されています。15~49 歳の女性人口自体が下降の推計とな っており、同様に 0~4 歳の子ども人口も減少していく予測です。
(国勢調査、将来推計は社人研による推計)
※CWR(Child- Woman Ratio)算出式:0~4 歳子ども人口÷15~49 歳女性人口=CWR
※出生率は、自治体において年次ごとのバラつきが大きく、長期間を推計する場合には変動が大きくなって しまい、活用しづらい側面があります。そこで、出生率の代替指標として、0~4 歳子ども人口を分子、15
~49 歳女性人口を分母とした「子ども女性比」を、国の手引きにもある社人研の推計方法にならい全人口 推計に用いています。
0.192 0.188
0.275
0.143 0.136
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000
0.00 0.05 0.10 0.15 0.20 0.25 0.30 0.35
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
千葉県CWR 長南町CWR 0-4歳子ども人口 15-49歳女性人口
(人)
(人)
千葉県 長南町
千葉県CWR 長南町 CWR 0-4歳子ども 人口
15-49歳女性 人口
0-4歳子ども 人口
15-49歳女性 人口 1980年 0.297 0.275 375,141 1,263,293 692 2,514 1985年 0.239 0.289 327,242 1,366,433 694 2,398 1990年 0.194 0.244 288,958 1,487,253 558 2,290 1995年 0.183 0.176 272,849 1,494,325 399 2,270 2000年 0.195 0.141 273,566 1,405,847 289 2,046 2005年 0.197 0.142 266,390 1,349,586 246 1,736 2010年 0.192 0.143 257,711 1,339,573 207 1,452 2015年 0.191 0.139 244,470 1,280,324 173 1,246 2020年 0.178 0.129 213,678 1,198,956 146 1,126 2025年 0.178 0.129 192,754 1,084,063 124 957 2030年 0.183 0.133 183,621 1,005,744 112 849 2035年 0.187 0.136 175,768 939,089 98 722 2040年 0.188 0.136 166,556 885,227 82 605 2045年 0.186 0.134 155,206.1 835,785 67 502 2050年 0.182 0.131 141,925.5 780,441 56 428 2055年 0.179 0.129 130,135.3 728,124 46 357 2060年 0.180 0.129 121,856.8 677,637 40 310 実
績
推 計
(3)男性の年齢別純移動率の推計
長南町では、これまでの推移から、男性の純移動率の推計でも「20~24 歳→25~29 歳」、「25
~29 歳→30~34 歳」の年齢層の転出が続くと推測されています(社人研の指標)。また、さら に下の「10~14 歳→15~19 歳」、「15~19 歳→20~24 歳」年齢層の転出も継続する予測 となっています。
男性
2010→
2015 2015→
2020 2020→
2025 2025→
2030 2030→
2035 2035→
2040 2040→
2045 2045→
2050 2050→
2055 2055→
2060 0〜4歳→5〜9歳 0.02699 0.02361 0.02563 0.02831 0.03012 0.03412 0.03412 0.03412 0.03412 0.03412 5〜9歳→10〜14歳 -0.00158 -0.00308 -0.00136 -0.00102 -0.00067 -0.00047 -0.00047 -0.00047 -0.00047 -0.00047 10〜14歳→15〜19歳 -0.06115 -0.04487 -0.04498 -0.04540 -0.04544 -0.04565 -0.04565 -0.04565 -0.04565 -0.04565 15〜19歳→20〜24歳 -0.14702 -0.09673 -0.09636 -0.09707 -0.09822 -0.09860 -0.09860 -0.09860 -0.09860 -0.09860 20〜24歳→25〜29歳 -0.07775 -0.04365 -0.04400 -0.04337 -0.04284 -0.04313 -0.04313 -0.04313 -0.04313 -0.04313 25〜29歳→30〜34歳 -0.07925 -0.05179 -0.05070 -0.05090 -0.05108 -0.05121 -0.05121 -0.05121 -0.05121 -0.05121 30〜34歳→35〜39歳 -0.04132 -0.02943 -0.02857 -0.02872 -0.02886 -0.02906 -0.02906 -0.02906 -0.02906 -0.02906 35〜39歳→40〜44歳 0.03430 0.02779 0.01984 0.02385 0.02681 0.03022 0.03022 0.03022 0.03022 0.03022 40〜44歳→45〜49歳 -0.02449 -0.01847 -0.01844 -0.01846 -0.01852 -0.01846 -0.01846 -0.01846 -0.01846 -0.01846 45〜49歳→50〜54歳 0.00439 0.00364 0.00353 0.00497 0.00240 0.00367 0.00367 0.00367 0.00367 0.00367 50〜54歳→55〜59歳 0.00127 0.00264 0.00529 0.00506 0.00713 0.00365 0.00365 0.00365 0.00365 0.00365 55〜59歳→60〜64歳 -0.00238 -0.00190 0.00277 0.00606 0.00576 0.00848 0.00848 0.00848 0.00848 0.00848 60〜64歳→65〜69歳 0.01351 0.00449 0.00716 0.01386 0.01882 0.01841 0.01841 0.01841 0.01841 0.01841 65〜69歳→70〜74歳 -0.01348 -0.00898 -0.01070 -0.01022 -0.00989 -0.00963 -0.00963 -0.00963 -0.00963 -0.00963 70〜74歳→75〜79歳 -0.01694 -0.01381 -0.01103 -0.01419 -0.01335 -0.01288 -0.01288 -0.01288 -0.01288 -0.01288 75〜79歳→80〜84歳 -0.00634 -0.00625 -0.00812 -0.00401 -0.00889 -0.00753 -0.00753 -0.00753 -0.00753 -0.00753 80〜84歳→85〜89歳 -0.00895 -0.00774 -0.00958 -0.01190 -0.00618 -0.01291 -0.01291 -0.01291 -0.01291 -0.01291 85歳以上→90歳以上 0.03696 0.03933 0.03513 0.02981 0.02903 0.03807 0.03807 0.03807 0.03807 0.03807
-0.200 -0.150 -0.100 -0.050 0.000
0.050
2010年→2015年 男
2010年→2015年 男
純減 純増
(4)女性の年齢別純移動率の推計
女性の純移動率の推計でも、男性とほぼ同様の傾向になると予測されます。女性が定住し、転 出していかないような、就労、結婚・子育ての希望がかなう環境を整え、住みやすいと感じるま ちづくりの施策を考える必要があると推測されます。
女性
2010→
2015 2015→
2020 2020→
2025 2025→
2030 2030→
2035 2035→
2040 2040→
2045 2045→
2050 2050→
2055 2055→
2060 0〜4歳→5〜9歳 0.09364 0.06437 0.06776 0.07331 0.0771 0.08549 0.08549 0.08549 0.08549 0.08549 5〜9歳→10〜14歳 -0.00132 -0.00149 -0.00062 -0.00024 0.00012 0.00031 0.00031 0.00031 0.00031 0.00031 10〜14歳→15〜19歳 -0.05327 -0.03822 -0.03833 -0.03856 -0.03857 -0.03881 -0.03881 -0.03881 -0.03881 -0.03881 15〜19歳→20〜24歳 -0.23246 -0.15503 -0.15411 -0.15434 -0.15512 -0.15547 -0.15547 -0.15547 -0.15547 -0.15547 20〜24歳→25〜29歳 -0.0959 -0.05748 -0.05671 -0.05628 -0.05617 -0.05666 -0.05666 -0.05666 -0.05666 -0.05666 25〜29歳→30〜34歳 -0.12415 -0.08554 -0.08346 -0.08366 -0.08392 -0.08419 -0.08419 -0.08419 -0.08419 -0.08419 30〜34歳→35〜39歳 0.00252 -0.00043 0.00075 0.00105 0.00264 0.00271 0.00271 0.00271 0.00271 0.00271 35〜39歳→40〜44歳 -0.00734 -0.00656 -0.0058 -0.00569 -0.00563 -0.00562 -0.00562 -0.00562 -0.00562 -0.00562 40〜44歳→45〜49歳 0.00773 0.00453 0.00622 0.00435 0.00414 0.00463 0.00463 0.00463 0.00463 0.00463 45〜49歳→50〜54歳 0.00854 0.00827 0.00858 0.01064 0.00795 0.00763 0.00763 0.00763 0.00763 0.00763 50〜54歳→55〜59歳 0.0116 0.01127 0.01709 0.01759 0.02097 0.01652 0.01652 0.01652 0.01652 0.01652 55〜59歳→60〜64歳 0.00358 0.00221 0.00515 0.00864 0.0089 0.01089 0.01089 0.01089 0.01089 0.01089 60〜64歳→65〜69歳 -0.01804 -0.0138 -0.01362 -0.01348 -0.01339 -0.01358 -0.01358 -0.01358 -0.01358 -0.01358 65〜69歳→70〜74歳 -0.0259 -0.01812 -0.01905 -0.01881 -0.01865 -0.01854 -0.01854 -0.01854 -0.01854 -0.01854 70〜74歳→75〜79歳 -0.00312 -0.00227 -0.00122 -0.00366 -0.00301 -0.00193 -0.00193 -0.00193 -0.00193 -0.00193 75〜79歳→80〜84歳 0.00122 0.00292 0.00638 0.00669 0.00035 0.0022 0.0022 0.0022 0.0022 0.0022 80〜84歳→85〜89歳 -0.00029 0.00001 0.00269 0.00595 0.00793 -0.00131 -0.00131 -0.00131 -0.00131 -0.00131 85歳以上→90歳以上 0.04613 0.04193 0.03836 0.03322 0.03714 0.04774 0.04774 0.04774 0.04774 0.04774
-0.250 -0.200 -0.150 -0.100 -0.050 0.000 0.050 0.100
0.150
2010年→2015年 ⼥
2010年→2015年 ⼥
純減 純増
(5)試算ケース
①ケース 1 社人研推計
社人研「平成 25 年 3 月推計」を基にした推計 出生率の設定 社人研仮定値
純社会移動率の設定 社人研仮定値
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
合計特殊出生率
1.03
0.96 0.96
1.98
1.03 0.98 0.96 0.96
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
5,166
3,059 19.1%
8.7%
5.9% 4.8%
65.3%
58.7%
43.9% 39.8%
15.6%
32.6%
50.3%
55.4%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
(人)
②ケース 2 日本創成会議推計
純社会移動率=社人研仮定値に日本創成会議オリジナルの係数を乗じる 出生率の設定 社人研仮定値
純社会移動率の設定 日本創成会議仮定値
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
※日本創成会議の推計値は 2040 年までの発表
合計特殊出生率
1.03
0.96 0.96
1.98
1.03 0.98 0.96 0.96
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
4,854 19.1%
8.7%
5.5%
65.3%
58.7%
41.9%
15.6%
32.6%
52.6%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
(人)
③ケース3 出生率=2040 年に 2.07 で社会移動あり
出生率の設定 2040 年の TFR=2.07 独自設定 純社会移動率の設定 社人研仮定値
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
合計特殊出生率
1.03
0.96 0.96
1.98
1.03
1.37
2.07 2.07
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
5,649
3,908 19.1%
8.7%
11.2% 12.6%
65.3%
58.7%
42.9%
44.0%
15.6%
32.6%
45.9%
43.4%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
年少人口比率 生産年齢人口比率 高齢人口比率
(人)
④ケース4 出生率=2040 年に 2.07 で社会移動なし
出生率の設定 2040 年の TFR=2.07 独自設定 純社会移動率の設定 移動なし
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
合計特殊出生率
1.03
0.96 0.96
1.98
1.03
1.37
2.07 2.07
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
6,339
5,001 19.1%
8.7%
12.6% 13.8%
65.3%
58.7%
46.9% 49.7%
15.6%
32.6%
40.4%
36.5%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
年少人口比率 生産年齢人口比率 高齢人口比率
(人)
⑤ケース 5 出生率=2040 年に 1.80 で社会移動あり
出生率の設定 2040 年の TFR=1.80 独自設定 純社会移動率の設定 社人研仮定値
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
合計特殊出生率
1.03
0.96 0.96
1.98
1.03
1.28
1.80 1.80
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
5,532
3,681 19.1%
8.7%
9.9% 10.6%
65.3%
58.7%
43.1% 43.3%
15.6%
32.6%
46.9% 46.0%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
年少人口比率 生産年齢人口比率 高齢人口比率
(人)
⑥ケース 6 出生率=2040 年に 1.80 で社会移動なし
出生率の設定 2040 年の TFR=1.80 独自設定 純社会移動率の設定 移動なし
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
合計特殊出生率
1.03
0.96 0.96
1.98
1.03
1.28
1.80 1.80
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
6,191
4,671 19.1%
8.7%
11.3% 11.7%
65.3%
58.7%
47.3% 49.2%
15.6%
32.6%
41.4%
39.1%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
年少人口比率 生産年齢人口比率 高齢人口比率
(人)
⑦ケース 7 2040 年目標人口 6 千人
2040 年目標人口を 6 千人とした場合の合計特殊出生率を推計する試算 出生率の設定 目標人口に合わせて推定
純社会移動率の設定 社人研仮定値
■合計特殊出生率の設定/推計値
■総人口の推計結果
1.03
0.96 1.01
1.98
1.03
1.63
2.85 2.85
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 設定
(参考)社人研 長南町設定
11,509
9,073
6,000
4,653 19.1%
8.7% 14.7%
18.3%
65.3%
58.7%
42.1% 45.2%
15.6%
32.6%
43.3%
36.4%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
年少人口比率 生産年齢人口比率 高齢人口比率
合計特殊出生率
(人)
(6)試算結果のまとめ
7 ケース試算の結果は、下図・表に示すとおり、平成 72 年(2060 年)の総人口で、ケース 4 の平成 52 年(2040 年)出生率=2.07(移動なし)が最も高くなり(5,001 人)、これに次 ぐケース 6 の出生率=1.80(移動なし)という結果となりました。いずれのケースも、社人研推 計(3,059 人)を上回っています。
試算結果グラフ 【総人口】
11,509
3,059 4,854
9,073
3,908 5,001 5,532
3,681 4,653 4,671
2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 11,000 12,000
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
実績 推計
ケース1 社人研推計 ケース2 日本創成会議推計
ケース3 出生率=2040年2.07(移動あり) ケース4 出生率=2040年2.07(移動なし)
ケース5 出生率=2040年1.80(移動あり) ケース7 2040年目標人口6千人
ケース6 出生率=2040年1.80(移動なし)
(H22. 国勢調査)
(ケース 5)
(ケース 2)
(ケース 4)
(ケース 6)
(ケース 7)
(ケース 3)
(ケース 5)
(ケース 1)
(人)
試算結果表 【総人口】
ケース1 社人 研推計
ケース2 日本 創成会議推計
ケース3 出生 率=2040年2.07
(移動あり)
ケース4 出生 率=2040年2.07
(移動なし)
ケース5 出生 率=2040年1.80
(移動あり)
ケース6 出生 率=2040年1.80
(移動なし)
ケース7 2040 年目標人口6千
人
1980年 11,509 1985年 11,640 1990年 11,482 1995年 11,339 2000年 10,628 2005年 9,824
2010年 9,073 9,073 9,073 9,073 9,073 9,073 9,073 2015年 8,355 8,355 8,390 8,561 8,382 8,553 8,413 2020年 7,680 7,619 7,776 8,057 7,754 8,033 7,837 2025年 7,016 6,884 7,189 7,577 7,150 7,532 7,303 2030年 6,384 6,190 6,652 7,146 6,590 7,074 6,833 2035年 5,775 5,521 6,148 6,743 6,059 6,636 6,407 2040年 5,166 4,854 5,649 6,339 5,532 6,191 6,000
2045年 4,554 5,137 5,910 4,992 5,721 5,578
2050年 3,996 4,670 5,536 4,498 5,304 5,204
2055年 3,500 4,260 5,233 4,062 4,956 4,894
2060年 3,059 3,908 5,001 3,681 4,671 4,653
実 績
推 計
(人)
7ケースの試算の結果を、年齢3階層別人口、20~39歳女性人口で比較すると下表のとおり となります。
3 階層別人口と増減率
(増減率) 2010 年現状値を 100%とした場合の増減率
【注】日本創成会議推計値は 2040 年。他は 2060 年。
(人)
うち0-4歳人 口
2010年 現状値 9,073 793 207 5,323 2,957 776
ケース1 社人研推計 5,166 304 82 2,265 2,596 296
ケース2 日本創成会議推計 4,854 269 66 2,033 2,552 217
ケース3 出生率=2040年2.07(移動あり) 5,649 632 199 2,422 2,596 335
ケース4 出生率=2040年2.07(移動なし) 6,339 801 273 2,975 2,563 615
ケース5 出生率=2040年1.80(移動あり) 5,532 550 169 2,386 2,596 538
ケース6 出生率=2040年1.80(移動なし) 6,191 697 234 2,931 2,563 464
ケース7 2040年目標人口6千人 6,000 880 294 2,524 2,596 451
20-39歳女性 人口
2040年
総人口 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口
うち0-4歳人 口
2010年 現状値 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
ケース1 社人研推計 -43.1% -61.6% -60.4% -57.4% -12.2% -61.9%
ケース2 日本創成会議推計 -46.5% -66.1% -68.1% -61.8% -13.7% -72.0%
ケース3 出生率=2040年2.07(移動あり) -37.7% -20.3% -3.9% -54.5% -12.2% -56.8%
ケース4 出生率=2040年2.07(移動なし) -30.1% 1.0% 31.9% -44.1% -13.3% -20.7%
ケース5 出生率=2040年1.80(移動あり) -39.0% -30.7% -18.4% -55.2% -12.2% -30.7%
ケース6 出生率=2040年1.80(移動なし) -31.8% -12.1% 13.0% -44.9% -13.3% -40.2%
ケース7 2040年目標人口6千人 -33.9% 11.0% 42.0% -52.6% -12.2% -41.9%
2010年
→2040年 増減率
総人口 0-14歳人口 15-64歳人口 65歳以上人口 20-39歳女性 人口
(7)将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響
国の人口ビジョンの手引きに沿って、試算ケースで取り上げた推計人口を使い、長南町の将来 人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度を分析してみます。
①将来人口に及ぼす自然増減の影響度
ケース 3 は、人口移動に関する仮定をケース 1(社人研推計準拠)と同様にして、出生に関 する仮定を変えたものです。ケース 3 の平成 52 年(2040 年)の推計総人口を、ケース 1(社 人研推計準拠)の同年の推計総人口で除して得られる数値は、仮に出生率が人口置換水準(2.07 と設定)まで上昇する場合に人口がどうなるかを表すこととなり、その値が大きいほど出生の 影響度が大きいことを意味します。
自然増減の 影響度
計算方法 影響度
ケース 3 の 2040 年推計人⼝=5,649(人)
ケース 1 の 2040 年推計人⼝=5,166(人)
⇒ 5,649(人)÷ 5,166(人)×100=109.3%
3
②将来人口に及ぼす社会増減の影響度
ケース 4 は、出生に関する仮定をケース 3 と同様にして、人口移動に関する仮定を変えたも のです。ケース 4 の平成 52 年(2040 年)の推計総人口をケース 3 の同年の推計総人口で除 して得られる数値は、仮に人口移動が均衡した場合(移動が 0 となった場合)に人口がどうな るかを表すこととなり、その値が大きいほど人口移動の影響度が大きいことを意味します。
社会増減の 影響度
計算方法 影響度
ケース 4 の 2040 年推計人⼝=6,339(人)
ケース 3 の 2040 年推計人⼝=5,649(人)
⇒6,339(人)÷5,649(人)×100=112.2%
3
以上から、長南町においては、自然増減と社会増減の影響度はいずれも影響が大きいと考えら れます。転出を抑え、転入を促進する施策の必要性とともに、子育て期にあたる 20~39 歳女性 人口の減少などを考えると、自然増減・社会増減の両面に対する対策に適切に取り組む必要があ ると考えられます。
●参考:自然増減・社会増減の影響度の 5 段階評価
自然増減・社会増減の影響度を国の⽰した例⽰に沿って、以下の 5 段階に整理しています。
・自然増減の影響度:
「1」=100%未満、「2」=100〜105%、「3」=105〜110%、「4」=110〜115%、
「5」=115%以上の増加
※「1」=100%未満の場合、将来の合計特殊出生率に換算した仮定値が、平成 42 年(2030 年)までに 2.1 を上回っ ている市町村が該当する。
・社会増減の影響度:
「1」=100%未満、「2」=100〜110%、「3」=110〜120%、「4」=120〜130%、
「5」=130%以上の増加